たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

蝶の死

2008-05-16 | 人間
道路の白線の上に ツマグロヒョウモン のオスが止まっていました。
ツマグロヒョウモンのメスは、以前の記事 をご覧ください。

「今年の春に生まれたばっかりなのかな~」・・・などと思いながら写真を撮り、
「そんなところに止まっていて、車が来たらどうするんだろう・・・危ないなあ」 などとトロトロ考えているうちに、車が来ました。

蝶はふわりと舞い上がりましたが、次の瞬間、パサッと車にぶつかる乾いた音が聞こえました。



車が通り過ぎたあとには、道路に落ちて動かなくなった蝶の姿が・・・・・


目の前で起きた事故に私はうろたえました。
写真なんか撮っていないで、「危ないよ」 って言ってあげたら、この蝶は死ななくてもすんだのに。
何て罪深いことをしたんだろう、私。

会社に着いて、この話を同僚の若者に告げました。
若者は 「たまびとさんのせいじゃないですよ。 気にすることないですよ」 って言ってくれました。
少し救われた気持ちになったところへ、続けて彼は言いました。
「今までにアリなんか1000匹くらい殺してるんじゃないですか? それに比べりゃどうってことないですよ」・・・・・だって。
確かに人間は、無意識にアリを踏み殺しながら生きているかもしれない。

私はアリについては、あまり殺しているという意識はないのですが、 は見つけ次第殺しています。
特に夜寝ているときに耳元をプ~ンと飛ぶ蚊、あいつは憎らしい。
憎らしさのあまり、私は自分の耳を自分で思いっ切りぶったたいてしまいます。
この方法で蚊をやっつけられたことは一度もありませんが。