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インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

図書館に行く

2008年08月24日 | 記事
8月9日、所用から松風学園に戻っていると
利用者さんと職員のグループに出会った。
これから泉図書館に行くという。
そこで一緒に行かせてもらった。

みんなでバスに乗り、電車でいうと隣の駅のいずみ野で下車。
図書館ではみんなが思い思いの本を借り、
マクドナルドで一休みして、バスで帰ってきた。

以前から、夜に居住棟のホールに行くと、
何人かの女性利用者さんが本を読んでいて
いいことだなあと思っていたので、図書館に行けてよかった。

図書館のほうでも、館長が知り合いなのだが、
障害のある人たちが利用しているのをご存知でいてくれる。
そんなつながりもある。

病院に行く

2008年08月24日 | 記事
8月某日、松風学園で宿直明けに、
利用者さんが近所の喫茶店に行くというので
同行させてもらい、お茶を飲んで買い物する。
人によっては、個人で外出して買い物する方もいる。

その後、帰宅すると、職場から電話があり、
利用者さんが倒れて病院へ向かっているという。

そこで休む間もなく病院へ。
幸い利用者さんは無事で、松風に帰ることとなり同行。

これに限らず、病院へ行くことが多い。
利用者さんの生活にとって、医療はなくてはならない。
どこにどんな医療機関があり、どんな医師がいるか。
そんなことも勉強しています。

近所のお祭り

2008年08月24日 | 記事
7月27日、松風学園の近所の特別養護老人ホーム泉の郷で、
夏祭りが開催され、ちょっと足を運んでみた。
ちょうど松風の利用者も一人行くところだったので一緒に。

盆踊りを眺めたり(参加してはいません)
飲み食いしたり、普通に楽しんじゃいました。

それにしても近所の人たちがたくさん来てるのには驚いた。
お祭りって、単に利用者さんだけじゃなく
地域の人に楽しんでもらう機会なんだよなあと今更ながら実感。

最近の読書

2008年08月18日 | 記事
ここ数ヶ月に読んだ本。

・川本敏郎「こころみ学園 奇蹟のワイン」NHK出版
 栃木県足利の知的障害者施設で作られたワインが、
 やがて九州沖縄サミットに出されるまでになった。
 そんな活動の中心人物・川田昇氏を描く。
 自分もここで開かれる収穫祭には2度遊びに行っている。
 川田氏の破天荒とも思えるやり方に、
 障害者施設とは何ぞやを考えさせられる。

・山下久仁明「おさんぽいってもいいよぉ~」ぶどう社
 自閉症の子どもを持ち、作業所活動などに取り組む父が、
 その子の一生を書いた本。
 山下さんは今、わが子をなくした悲しみと向き合いつつ、
 今は、自作の物語を原作とした映画を作ろうと奔走されており、
 そちらも気になっている。

・川本隆史「哲学塾 共生から」岩波書店
 自分のコスタ思想?を深めるために買った。
 学生時代には魅力がありながら理解できなかった哲学だが、
 現実に裏打ちされた考え方があると、なんとなくわかる気がする。
 これを導入としてもっと哲学や倫理学を深めていければと思うが、
 時間がかかりそうだ。

・山口一男「ダイバーシティ」東洋経済
 アメリカで活動する社会学者が、人や文化の多様性を説く。
 といっても論文ではなく、
 前半は童話、後半はアメリカでの講義のフィクションという面白い形。
 効率を追求すると、人は、違いを分類し、
 違いを容認するシステムを作り上げてしまう。
 だが、違うからといって避けるのではなく、
 違いを認め、相手を認めること。
 そのためには理屈から入るのではなく、
 一緒に遊んだり、楽しんだりすることだ。

・パンジーさわやかチーム+林淑美+河東田博
 「知的しょうがい者がボスになる日」現代書館
 スウェーデンのピープルファーストに倣い、
 大阪の社会福祉法人が当事者活動に取り組む報告。
 支援や援助においては、当事者は客体であり、受身。
 そのことを支援者は常に自覚しなければならない。

ひきこもりは誰のせい?講演会

2008年08月10日 | 記事
このたび、横浜市青葉区にて、ひきこもりに関する講演会をやると
担当者から連絡がありましたので、お知らせします。
チラシのURLはこちらです(PDFファイル)。
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/houdou/pdf/2008_35.pdf
自分も行きたいと思っています。
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「ひきこもりは、誰のせい? ── 背景や原因について考える」
講師:香山リカ先生(立教大学教授 精神科医)

 ひきこもりの問題が報道されるたびに、
「本人の責任」、「親のせい」、「学校教育に問題」、「ひきこもりは病気」と
その原因を追求しようとします。
しかし、いくら“犯人さがし”をしても、
ひきこもりの当事者や家族にとっては何の解決にもつながりません。
原因を一つに求めようとする社会背景について考えながら、
当事者たちの心に何が起きているか、
どうすれば解決の糸口が見えるのか、
新たな発生を予防できるのかを、お話しいただきます。

 香山先生に質問がある場合は、100字程度のファクスでお送りください。
当日、何点かに回答していただきます。

「横浜市のひきこもり対策」
講師:青少年相談センター所長 山口 勝

【日時】8月30日(土) 午後2時~4時(予定) 午後1時30分開場
【会場】青葉公会堂(定員600人)東急田園都市線「市が尾駅」下車徒歩8分
【申込】氏名・住所・電話番号を明記の上、
 ハガキ又はファクス、電話でサービス課医療ソーシャルワーカー
(TEL.045-978-2453、FAX045-978-2427)へ。
 先着順。入場券は送付しません。当日は直接会場へお越しください。
(申込多数でお断りする場合はご連絡します。)

再整備検討委員会

2008年08月05日 | 記事
7月23日、松風学園再整備基本構想検討委員会の
第3回が行われた。
今回は、この検討委員会が出す「基本構想への提言」の案が提示され、
これについて議論された。

検討委員会は、主に外部委員であり、
単に松風の再整備をどうするかだけでなく、
本来的に障害福祉はどうあるべきなのか、という話題になり、
非常に面白かった。

今後もこういう議論の場があるといいのにと思った。

松風のオンリーワンとは?

2008年07月23日 | 記事
7月11日、市職員の懇親会にて、
自分の上司にあたる幹部と話す機会があった。
そのとき、その幹部から、
「横浜で、知的障害といったら松風と言われるようにしろ」
と発破をかけられた。

自分の立ち位置を探っていた僕にとって、
非常に刺激的な言葉だった。

もちろん、民間には優れた施設が多く、
それを差し置いて松風が一番とは言い難い。

ただ、何か小さなことでもいいから、
これならどこにも負けないという松風の強み、
つまり松風のオンリーワンを探すこと、
今はなくてもオンリーワンを目指せることが
あるのではないだろうか。

それをこれから職員と一緒に考え、実践できれば、
自分たちにとっても、横浜市民にとっても
プラスになると確信している。

研究発表会

2008年07月23日 | 記事
7月8日、市役所の健康福祉局・子ども青少年局が主催する
市職員による市職員のための研究発表会が行われた。
福祉・保健・医療に関する発表を職員同士がして
お互いに知識技術を高め合おうという恒例の行事。

昨年度までは大きなホールで2日がかりでやっていたが、
今回は、小さな分科会に分かれた。
それぞれの規模としては小さいが、
聞きに来る人も関心分野の共通点が多いので
意義深かったと思う。

ここに、松風の職員が初めて登場。
僕はかねてから、福祉の職員がこうしたアウトプットを
やろうとしない(余裕がない?)のを残念に思っていた。
さらに松風に来てからは、松風の職員が、
役所から孤立しているかのような気でいるのを憂慮していた。

その意味で、今回の発表は重要なことだと思う。
職員は、個人的に関心を寄せていた人権活動について、
紹介する発表を堂々とやってのけた。
短い期間でよくまとめてくれていた。

偶然、僕も分科会の司会を引き受け、
分科会のコメンテーターも上司だったので、
障害の勢いを少しは示せたかな?と思う。

職員には今後もこうした場を活用して、
自分の仕事を振り返る機会とし、
オモテに出て行ってほしい。

養護学校から見学

2008年07月23日 | 記事
7月7日、以前就労支援をやっていてお世話になった、
瀬谷養護学校の先生方が松風を見学しに見えた。

施設内を一通り見学し、
卒業生が松風にもいるとのことで、
対面するシーンもあった。

帰りに松風に期待することについて、
いろいろ有難い意見をいただいた。

旭区地域生活支援フォーラム

2008年07月23日 | 記事
7月5日、旭区役所の公会堂にて、
地域生活支援フォーラムが開催された。

これは区の地域自立支援協議会が主催しており、
そのメンバーがそのままスタッフとなっていた。

地域のいろいろな立場の人たちが、
旭区という地域を共有化して語り合う。
こうした取り組みが随所で生まれている。

ハマライゼーション

2008年07月13日 | 記事
昨年度、就労支援のシンポジウムを開催し、
その中で、障害者雇用に積極的な企業の表彰を行った。
先月、その表彰事業のサイトが完成した。
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/shogai/shuro/hamalization/

ハマライゼーションというのは造語で、
横浜とノーマライゼーションとを足したもの。

障害者の就労は、福祉の側から語られることが多いが、
就労は雇用と表裏一体なので、
当然企業の側にも注目しなければ進まない。

たとえば、雇用が進まないとしたら、
どうして企業は雇用ができないのか、そこを考えないと、
ただ障害者に働かせようとしても無駄なのである。

ということで意味のあるこのサイト、
担当者が苦労に苦労を重ねて作ったという意味でも、
声を大にしてアピールしたい。

知的障害者雇用レポート

2008年07月13日 | 記事
しばらく前のことになるが、5月に、
横浜市役所の知的障害者雇用レポートが完成した。
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/shogai/shuro/chitekisyogaisyakoyo-report.html

市役所では昨年10月から知的障害のある人を雇用し、
一緒に仕事をして、その意義を考えてきた。
半年がたち、このことをまとめようという趣旨で、
レポートを作成したのである。

市役所では、僕の記憶では遅くとも平成9年には
知的障害者雇用についての議論が始まっていたが、
なかなか結論を出せずにいた。

今回の雇用がきっかけとなり、
市役所において障害者雇用について
ひいては障害のある人とともに働く、生きることについて
職員に意識が生まれ、行動に結びつけばいいなと思う。

そして当然、他の官公庁、企業などにも
広がることを期待している。

(ちなみにレポートのどこかに、職場で撮影した
職場の楽しそうな写真が入っています)

職員の懇親会

2008年07月11日 | 記事
7月3日、宿泊研修の後、職員に誘われて懇親会へ。
職員16人中、11人が参加。
ローテーション職場で、3人は仕事中なので、
これだけ集まるのは奇跡である。

一堂に集まると、個性が際立って面白い。
素晴らしい職員たちで感激した。

宿泊研修

2008年07月11日 | 記事
7月2,3日、市役所の1年目係長を対象とした
宿泊研修に参加した。
グループに分かれ、課題に取り組んだり、
ロールプレイングなどを行う。

普段使わない頭を使ってとにかく疲れた。
学ぶことはいろいろあったのだが
仕事に忙殺される中でどこまで成果に結び付けられるか。
これからが大変である。

だがいろいろな人と知り合えたのは収穫だった。