インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

市役所に出張して仕事します

2007年06月29日 | 記事
6月22日、ある施設の利用者が市役所に出張し、
広報紙をセットする作業をしてくれた。
施設に仕事を発注することはたびたび行っていたが、
市役所に来てもらって仕事してもらうことはなかった。

スペースの確保という問題はあるが、
出張してもらうやり方が定着すれば、
利用者にとって施設を離れ職場に行くのは刺激になるし、
市役所の職員にとっても仕事のしぶりを見ることができるので
これからも進めていきたい。

実習という方法もあるが、
職場にとっても本人にとっても負担が大きいので、
施設のスタッフが付くこのやり方は手軽なのだ。

戸塚から茅ヶ崎へ

2007年06月29日 | 記事
タイトルは箱根駅伝ではありません。

さて6月28日、戸塚にて就労支援のネットワーク会議。
ネットワークとしてどんなスタンスをもつか、
企業に対してアンケートをしてみたい、
企業にわかりやすいように就労している様子の映像を作っては、
といった話が出る。

その後、茅ヶ崎に向かう。
就労支援湘南実務者ネットワークからのご依頼で、
お話をさせていただいた。
行政とどんな関係を持つか、関係者との連携は、などと意見交換。
茅ヶ崎は初めて来たところで、明確なアドバイスもできなかったが
奮闘していらっしゃる方々と知り合え、自分も頑張ろうと思った。

厚労省、作業所、勉強会

2007年06月27日 | 記事
6月26日。
午前、厚労省主催の、教育・福祉等との連携による就労支援の研究会を傍聴。
委員の何人かは横浜にもゆかりのあるかただった。
研究会では、就労支援における連携のありかたについて論議。
これがいわば国の指針になっていくので、聞いていて面白かった。
早速、では横浜では何をしていくか、考えが頭をよぎった。
その後はスワン赤坂店に行き、パンを買って帰った。

午後、市内の精神障害のある方が通う作業所を訪問。
精神障害のある方のおかれている状況などについて職員さんと話した。
僕自身、これまで知的障害のかたの支援を中心に考えてきたが、
精神障害についての事情も勉強しているところ。
知的障害については、最近、映画やドラマで取り上げられたりし、
十分でないにしろ、時代の変化を感じるが、精神は遅れているかも。
だからこそ、プロモーターとしては時代変革に一肌脱ぎたい。
(ここでいただいたDVDを見ながら今このブログを書いています)

夜、区役所の福祉保健センター(福祉事務所)のケースワーカーが
中心として参加する、事例検討会に参加。
一人のワーカーが実際に抱えている事例について発表し、
他のメンバーは質問を行い、支援方法を検討するのだが非常に面白い。
正答があるわけじゃないし、適切と思われる支援がうまくいくとは限らない。
だが、困っている人、家族をどう支援していくか、
何を目指し、自分は何をして、どんな連携をしていくか、
リアルな世界に身を投じてみることで、リアルな自分を発見した。

就労支援機関との懇談

2007年06月27日 | 記事
6月21日、横浜南部就労支援センターの職員さんと意見交換。
どのようにして福祉と連携するか、
あるいは、地域の連携を作っていくか、という話。

地域によって、事情がみな違う。
一人一人へのケアやサポートと同じように、
地域の個別性にあった戦略を考えていくのも楽しいものだ。

就労支援研究会

2007年06月27日 | 記事
6月19日、Green Works 21という、東京の障害者就労支援研究会。
場所はこの4月に開校した都立永福学園養護学校。
内容は、100%就職を目指すこの学校の見学、
また、障害者雇用に積極的な企業の発表、など。

新しい学校は、様々な工夫をしているようで、生徒の顔も輝いて見えるが、
地方の役人(?)としては、この施設単体が、生徒一人ひとりだけでなく、
地域にどんな影響を及ぼすかを期待したい。

また、発表のあった企業には、後日見学することになりそうだ。
こういう出会いもあってよかった。

その後は、もちろん、いろいろな方とお話をさせていただいた。
横浜市内で活動していると、こういうときに横浜を相対化できる。

声の壁

2007年06月18日 | 記事
6月18日、テレビでNNNドキュメント『声の壁』を見る。
岐阜県中津川市のある議員が、癌で声帯を失ったため、声が出ない。
本人は代読による議会発言を求めるが、議会は「肉声がルール」であり、
コンピューターによる発言を拒むのは本人の努力の欠如だと断じる。
そしてそのルールを見直そうという姿勢はない。

これは議会だけの問題ではない。
誰もが自分の社会・組織に置き換えて考えるべき問題だ。

新しい輪

2007年06月16日 | 記事
6月15日、東部就労支援センターの主催でネットワーク会議が開かれた。
横浜市内の鶴見・神奈川・西・中の区を主な拠点にしている
就労支援の関係者が集まった。
メンバーはハローワーク、養護学校、就労支援事業者、福祉施設・作業所など。

議題の一つは、ハローワークの求人情報を共有化することについて。
どうなるかわからないが、できる範囲でやっていこうということに。

この議題以外は、日頃から情熱的に活動している人々が
それぞれ自分の意見を主張し、会議は紛糾。
ところがその後の打ち上げは、どうしたことか、大盛り上がり。
立場・観点は違えど、その思いは同じということか。

大いなる化学反応が起きそうなのである。

ある研究会の打ち上げ

2007年06月16日 | 記事
6月14日、筑波大にて、大学の研究者や企業などによる
障害者雇用の研究会が行われた。
自分は仕事を終えて横浜から向かったが、ついたときには終了。
しかしその打ち上げに参加させてもらった。

一人は以前から知っている方で、
今は特例子会社設立を目指しているかた。
先日、横浜市大において障害者雇用の研究報告書を作ったとき、
自分と同じく執筆者として参加した。

もう一人は大学の研究者のかただったが、
学生時代にNPO活動に携わりつつ、問題意識を感じて
あえて企業にてマーケティングなどをやっていたという。

社会をよくしよう。
しかしそのためには経営的手法が必要不可欠。
世代が同じということもあって、
何か言葉にならない思いを共有できた気がする。

学校の先生の研究会

2007年06月16日 | 記事
6月12日、総合保健医療センターにて、「進路対策研究会」が行われた。
横浜市内の各養護学校の進路担当の先生たちが集まり、
市社会福祉協議会の障害者支援センターのコーディネートで
卒業生の進路について話し合う会だ。

県立・市立・私立問わず、
最近はいわゆるサポート校と呼ばれる各種学校も参加しており、
多くの情報交換ができる。
これを持ち帰ってどう施策に生かせるか。

カレーランチミーティング

2007年06月16日 | 記事
6月12日、横浜市長と市民が昼にカレーを食べながら懇談する、
カレーランチミーティングが行われた。
この日のゲストは、日立の特例子会社日立ゆうあんどあいの社員さん。

4年ほど前、テレビ撮影で、市長がこの会社を訪れてレポートしたのだが
図らずも反対の立場で再会となった。

懇談は終始なごやかに行われた。
仕事やプライベート、時にはお酒を飲む話など。
なかでも横浜ベイスターズの話になったときが一番盛り上がったかな(笑)。
最後はパチリと記念撮影。自分も何か撮影すればよかった。

社員のみなさんに少しでも市役所が身近に思ってくれればいいし、
市長や役所の中枢の職員が障害者雇用のことを少しでも考えてくれれば嬉しい。

都会のアート展

2007年06月16日 | 記事
6月10日、東京丸の内の地下で
障害のある人のアート展をやっているというので出かけた。
場所は行幸ギャラリー。丸ビルのそばで、誰もが通りかかれるところにある。

聞くところによると、この企画はギャラリー開設記念だそうで、
美術館でやるのもいいが、人通りのあるところでやるのも、素晴らしいと思う。
というのも、「障害者」と銘打ってしまうと、
関係者や福祉に関心のある人でないと行こうと思わないからだ。

肝心のアート(絵)の内容だが、
本当にすごい作品ばかりで、感動した。

「障害者なのにこんなに描けるのか」と感じるのは、
まだ、ある意味障害者を特別視していると言えよう。
ただ、ノーマライゼーションのためには、まず、
障害があってもできることは多いことが広く認識されることが必要だ。

開港祭にて

2007年06月11日 | 記事
6月1日と2日、横浜開港祭が行われた。
そこで、ふだん市庁舎でパンを販売している団体のうち3団体が
「私は街のパン屋さん」として共同でブースを設け、交替で出店した。

神奈川区のおおぐち工房、泉区の共働舎、磯子区のどーなつという団体。
共働舎は、開港祭になぞらえ、自ら窯を持ち込み、
「幕末あんぱん」と題し、その場で焼いて販売した。
その他の2者も、販売に熱が入る。

特に2日は土曜日ということもあり、いい天気に恵まれ、すごい人出。
売上げもよかったようである。みなさんおつかれさまでした。

「パン屋さん」もおかげでいろいろなイベントに出させてもらっている。
少しずつだけど、理解が広がっていくといいなあ。

戸塚にて

2007年06月11日 | 記事
5月31日、戸塚就労支援センターにて、
区内の関係者(職安、福祉授産所、社協、役所、企業、ボランティアなど)
が集まり、会合があった。

ボランティアをどう活用するか、
その職域は、報酬は、などについて話し合い。

最後に就労支援センター長から、最近就職したある人の声を紹介。
これまで文字通り苦難の人生を送ってきて、なんとか就職して数ヶ月。
これで終わったわけじゃないけど、嬉しい報告があったそうだ。
ここに書けないのが残念だが、涙が出るほどの話。

会合の後も、各々が数人ずつ情報交換。
福祉授産所と、出席者のお一人が近所だということがわかり
お互いに訪問し合いましょうよ、ということにあんったり。

福祉授産所と就労支援センターも関係ができつつあり、
福祉から就職への道ができそうだ。

その後、授産所の職員と一緒に近くの戸塚区役所に行く。
戸塚区役所では、区庁舎内の売店の運営法人が替わり、
6月から障害者支援団体が運営することになったという。
どんな展開になるか、今後が楽しみである。