インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

つたのは学園祭

2009年10月25日 | 記事
10月17日、知的障害者の通所施設、つたのは学園にて
学園祭が行われ、自分はボランティアとして参加した。

自分の担当は、ある一人の利用者さんに付き添い、
祭りを楽しんでもらうこと。
非常に明るい性格のかたで、すっかり自分が楽しんでしまった。

つたのは学園は、昨年度まで横浜市直営だったが、
今は市内の社会福祉法人偕恵学園が運営しており、
今回の祭りは新体制での初の祭りとなった。

しかし、これまでと変わらず、多くの市職員が
ボランティアとして参加しており、
祭りの雰囲気は継続されているようだった。

偕恵さんは初の催しに、
継続性も要求されて、苦労をされたことだと思うが、
楽しい経験をさせてもらった。

炊き出し訓練

2009年10月25日 | 記事
10月15日、松風学園にて、災害時を想定し、
保存食を使っての炊き出し訓練を行った。

近所の町内会のかたも例年通り参加してくださり、
一緒にテントを組み立て、かまどや鍋を設置し、
カレーやご飯を作り、青空のもとで食べた。

ご近所のかたは慣れており、
食事中も利用者に話しかけてくれる。
ありがたいことである。

町内会の体育祭

2009年10月25日 | 記事
10月11日、松風学園がある上飯田地区連合の体育祭。
松風学園も厚意を得て、町内会の中に一角をいただき、
点数の競争には入っていないものの、
オブザーバー的に参加させてもらっている。

以前はさかんに参加していた松風学園も、
出場する利用者数や競技も減っている。

しかしながら、ご近所の厚意には答えたいし、
地元の方々に知的障害について理解していただく
絶好の機会なので、喜んで参加していきたい。

(写真は体育祭最大のイベント、リレー。
残念ながら松風学園は参加していません)

外出行事の裏で

2009年10月25日 | 記事
10月8日は松風学園利用者の外出行事
(バスで日帰りする毎年秋の恒例行事)
が予定されていたが、台風が近づいているというので、
前述10月7日の「司法と福祉」勉強会のあと、松風学園に戻る。

実はこの日の午前中、台風情報をふまえ、
外出行事を決行するか否かの打合せを担当者としていた。
そのとき、様々なリスクを考慮すると、
中止にしたほうがよいのではという担当者の意見に対し、
もう少し検討するように指示をした。

というのも、担当者の話や顔色をうかがっていると、
必ずしも中止にしたいと思っているのではなく、
「果たして行っても大丈夫なのか?」という
他の職員やボランティアさんの問いかけに対して
自信をもって回答できないところに問題があるように思えたからだ。

そこで、私から、次のように話をした。
中止という判断は簡単にできるし、本当に中止すべきならそうしよう、
ただ、「何かあったらどうするのか?」という漠然とした声に
論理的に検討・回答できず、逃げとして中止を判断するのは公務員の悪い癖であり、
予定通りの決行か中止かという100かゼロの検討ではなく、
いろいろなリスクを考慮しそれぞれの対応を検討した上で、
その状況に合わせて多様な決行の仕方が考えられるのではないか。

そして、担当者たちが不安に思っていることを並べてもらい、
それぞれについて、対応の糸口を話し合った上、
原則決行、状況に応じてやり方を変えるということにし、
具体的な検討を担当者にお願いしたのだった。

さて、勉強会を終えて職場に戻ってみると、
既に退勤の時間を過ぎていたが、担当者たちはいろいろな場合を考え、
バス会社や、目的地のショッピングモール等に連絡したりと
汗をかいている最中であった。

私自身も、台風情報をチェックしたり、
ちょうど入院中の利用者に転院の見込みが出てきたため、
病院や利用者の家族と連絡をとったりなど、
夜遅くまで職場に残っていた。

翌日、風は強かったが雨は収まっていた。
遅延した電車もあり、遅れて出勤した職員がいたので、
1時間遅れとなったが、外出行事は決行。
台風による問題は起こらず、日程を終えることができ、
利用者たちは恒例行事の外出を期待通り楽しむことができた。

これも、担当者が台風にもかかわらず前夜遅くまで残り、
あらゆる方策を講じていたからこそ、
臨機応変な対応ができたためであり、
担当者たちの知恵・実行力には頭が下がる。

外出行事自体は無事終わったが、
そのことよりも、担当者たちの事前準備があったからこその
成功であったと私は言いたい。

司法と福祉

2009年10月25日 | 記事
10月7日、神奈川県社会福祉士会が主催する勉強会
「高齢又は障害により特に自立が困難な矯正施設収容中の者の
地域生活定着支援に係わる勉強会」に参加した。

講演では、保護観察所職員から、
保護観察所や特別調整について説明があった。

特別調整というのは、刑務所などの矯正施設を出た者に対し、
ある条件の下で、福祉サービスの手続きを行えるよう、
関係機関に依頼・調整することであり、
ある条件というのは、その人が帰る住所がなく、
出所後直ちに福祉サービスを必要とすることである。

国レベルでは、再犯防止のため、矯正施設収容中の人が
出所後福祉サービスを受けられるよう支援する
地域生活定着支援センターを各都道府県に設置することと
なっているが、現在設置されているのは5県で、
いずれも地方である。

一方、人口規模・犯罪の数の多い神奈川県においては、
まだ検討中となっている。

勉強会の後、質疑・意見交換が行われ、
参加者同士でもさかんに名刺交換をしたが、
このような連携を密に取りつつ、
検討していく必要があるだろう。

就職フェア

2009年10月13日 | 記事
10月4日、横浜市内の障害福祉事業所を対象とした
就職フェア(面接会)が開催された。
自分も主催者の一つである横浜市障害福祉部の職員として、
企画コーナーの「職員トークショー」の進行役を務めた。

トークショーは市内の施設、作業所やグループホームで働く
若手?職員たちが登場し、就職のきっかけや、仕事・私生活のこと、
将来のことなどについて喋った。
拙い進行役ではあったが、出演した職員さんたちは
物怖じせず生の声を激白、面白い内容になったと思う。
これで少しは励みになった求職者がいればいいのだが。

就職フェア自体は非常に盛況で、200人以上が来たようである。
終了時間になっても、ブースから人が消えることはなかった。

しかし、せっかく人材が確保できても、
それを育て、定着してもらわなくてはならない。
そのためにどうしたらいいか、課題は多い。

24時間リレーマラソン

2009年10月13日 | 記事
9月26~27日、平塚で24時間リレーマラソン大会があり、
松風の職員からメンバーを募って参加した。
もちろん仕事とは関係ない。

24時間リレーマラソンとは、10人以内のメンバーが
自由に交替しながら、
決められたコースを24時間でひたすら回るというもの。
他のメンバーが走っている間は休めるが、
そうはいっても24時間は会場にいるし、
単純に一人2,3時間は走ることになる過酷なレース。

しかし、松風の精鋭たちは素晴らしい体力と精神力で、
141チーム中55位、24時間で実に277キロを駆け抜けた。

予想通りあるいは予想以上に厳しい疲労と痛みが残ったが、
メンバーの連携が強まったのは言うまでもない。
また、会場まで応援に来てくれた職員もおり、
松風職員の友情の厚さを感じることができた。

全国の同志に会う

2009年10月13日 | 記事
8月28日~30日の3日間、スクーリングを受講。
個人的に社会福祉士の通信教育を受けていて、
そのスクーリングがあったのである。

3日とも違う講師・受講生(シャッフルされている)で、
ソーシャルワークの基礎的な演習を行った。
内容は倫理とか自己覚知で、それ自体勉強になったが、
全国から集まった、情熱的な受講生と出会えたことが
何より収穫だったと思う。

また、3人の講師のうち2人が、
横浜の障害福祉に関係のあるかたで、挨拶ができてよかった。
こういう全国規模の講師を呼べる横浜市もすごいと言えるのでは。

町内会のお祭り

2009年10月12日 | 記事
8月1日、松風学園のご近所さんでお世話になっている
向ヶ丘自治会の夏祭りがあり、
松風の利用者さんが行くというのでついていく。

町内会に、松風にボランティアで来てくださっているかたがいて、
会場に行くと、松風のためのテントと敷物が用意されていた。
おかげで、利用者さんは交互に食べたい物を買いに行っては
テントの下でゆっくり楽しむことができた。

非常にありがたいことである。

福祉のバザーではないお祭り

2009年10月12日 | 記事
相変わらずブログの更新が停滞していましたが、頑張って続けます。

7月18日、泉区で障害者支援事業を展開している
社会福祉法人ぴぐれっとが主催するお祭りがあった。
ぴぐれっとのスタッフさんからは何年も前から
お招きを受けていたが、かなわず、やっと夢かない、足を運ぶ。

ちょうどこの日の午前中、弁護士を目指している友人が
松風学園に来てくれて、意見交換をしたので、
一緒に連れて行った。
すると松風学園の利用者さんも何人か、職員と来ていたので、
帰りは友人と別れ、利用者さんと松風まで帰る。

さてお祭りのほうは、毎年、町を巻き込んでやっているだけあって、
すごい熱気。
ふつう、障害者の施設や作業所のお祭りは、
その敷地内でやるものだが、ここは違う。
町の中に場所を借り、テントを建ててやるのだ。

もしかしたら、初めは、お祭りをやるだけの場所が
敷地内になかったからの窮余の策だったかもしれない。
だが、外でやることが、非常に大きな意味を持っている。
なぜなら、興味がなくても、近所の人なら、見ざるを得ないから。
自然と引き込まれるのである。