インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

美のプロがやってくる

2008年12月17日 | 記事
予告ですが、12月24日午前10時、松風学園に、
美容、栄養などでお馴染みのファンケルの
スタッフさんがいらっしゃり、
女性利用者さんのメイクをしてくださることになりました。

普段の生活介護の中で、
ご自分でお化粧をされる方もいますし、
職員がマニキュアを塗って差し上げることもあるけど、
美のプロたちによって、利用者の方々が
喜んでくださるといいのですが!

職員との面談

2008年12月08日 | 記事
12月上旬、人事異動や人事考課を控え、
職員と面談を行っている。

どの職員も、職場や仕事を愛している様子がうかがえる。
もちろん、私相手に消極的なことを言いづらいかもしれないが、
普段から雑談をしていてもその印象は変わらない。

また、単に仕事が好きなのではなく、優秀に仕事をするし、
何より助け合いの精神が素晴らしいのである。

この風土は伸ばしていきたいし、
他の職場にも伝えられないものかと思う。

施設見学

2008年12月08日 | 記事
12月某日、青葉区にある施設青葉メゾンを訪問。
いわゆる入所施設だが、
それ以外にも日中活動の場としての分場や、
相談室、自立生活アシスタントの事務所、
障害児支援事業所、グループホームなどが周辺に点在している。

ケアプラザも運営していたり、
また地域の人向けの講座を開いたりと、
地域に還元する努力も行っている。

分場で作っているパンはそこで販売するだけでなく、
幼稚園など地域にも卸しているとのこと。

また、地元自治会や住民とのコミュニケーションにも
非常に気を使っており、
今度、お祭りを合同でやるとのこと。
ここまで来るのに大変な尽力があったようだ。

入居スペースのほうもいくつかの個室が
まとまったユニット方式であり、
部屋の中は入居者の個性が豊かに表現されていた。

松風でもいろいろ学べると思う。

シンポジウム

2008年12月08日 | 記事
12月4日、入所施設待機者調査を受けたシンポジウムの第3回が
新横浜のラポールにて開催された。

ちなみに第1回では調査の報告がなされ、
待機者には、情報が不足していること、
相談相手がいないこと、という話があった。

第2回では入所施設に代わるものとしてグループホーム
(もちろん代替という意味ではない)
の紹介がされた。

今回は成年後見の紹介だった。
千葉でPACガーディアンズという取り組みをしている
弁護士でもある方から説明。
その後のパネルディスカッションでは、
親の会の方が、上記の弁護士を昨年お呼びしたときの講演を
冊子にまとめたと紹介。

その冊子は資料として配布されたのだが、
これが非常にわかりやすい。
自分が勤める松風の職員にもぜひ読ませたいと思った。

また、パネルでは、横浜市の後見的支援条例も紹介された。
聴講者たちはほとんどが知らないという反応だった。
この条例は平成13年度に鳴り物入りで作られたもの。
これが生かされていないのは残念。
もし時代環境に合っていないのなら合わせなくては。

さらにこの条例に関し、緊急窓口として、
松風も挙げられている。
そのことを松風の職員がどれだけ知っているか。
こちらは自分が取り組む課題だ。

公的機関における雇用の発表会

2008年12月01日 | 記事
11月29日、職業リハビリテーション学会関東ブロック研究会として、
公的機関における知的障害者雇用の取組みの発表がある。
事例は横浜市と千葉県。

そこで、同僚の登壇を応援するために、
就労支援係の職員や自分のような元係職員が集まった。

一般に障害者雇用といえば多くは身体障害で、
知的障害や精神障害はまだまだという印象があるが、
公的機関での雇用については、一層身体重視の傾向が強く、
民間企業よりも知的障害者を雇用していないとのこと。

その要因としては、採用試験の存在、
労務系の仕事がアウトソージングされていることなどある。
しかし、公的機関だから特別、という理由は許されない。
ただ、どのようにして雇えばいいかわからない。

その意味で、横浜市と千葉県の事例は、
それぞれやり方も異なり、いいモデルになるのではないか。

自分としては、千葉県の情熱ある職員を知ることができてよかった。
このような輪が広がるといいなと思う。

さて、発表が終わった後は、同僚で集まり、
ランチという形で打ち上げをした。話はつきない。
就労支援係という仲間が、まさにお互いを支援するつながりなのである。
こういうつながりもあちこちで作りたい。

高速道路株式会社との協定

2008年12月01日 | 記事
11月26日から、中日本高速道路(株)と横浜市青葉区が締結した協定に基づき、
引きこもりの若者、精神に障害のある人が、会社の持つ土地の除草業務を
やるという報道があった。

高速道路といえば行政改革の中で何かと話題にされるが、
面白いところに目をつけたと思う。
せっかくだからただ草を抜くんじゃなく、
緑化とか花を植えるところまでいけば、
目にする市民も楽しめることだろう。
ただでさえ道路は排気ガスを出すのだし。

企業側には、このように出せる仕事は多くある。
ただ、問題は、支援する団体に企業と対等にやれる力が不足すること。
それを、初めは上記のように行政が仲介し協定を代行するのだが、
このようなやり方は時間がたってくると
うまくいかなくなるケースが多い。
その前に、支援団体の力を伸ばすのか、
あるいは中間支援のNPOなどを入れるかという方法がある。
行政はそこまで考える必要があるだろう。

いずれにしても、いい事例だ。
もっと増えてほしい。