インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

太鼓のコンサート

2009年05月31日 | 記事
5月30日、友野龍士のわくわくコンサートに行く。
友野さんは和太鼓奏者で、
市役所の同僚が元同級生という縁で
自分は今回2回目のコンサートだった。
同僚や知り合いも多く来ていた。

客の多くが、そうした何らかの縁で来ており、
友野さんに対する声援は、音楽を超えて、
熱い男を盛り上げて、元気をもらおう!というものに見えた。

支え合い。
まさに福祉の理念である。

施設職員の連携

2009年05月31日 | 記事
5月27日、Yネットの推進員部会。
Yネットは横浜市内の障害福祉事業所のネットワークで、
利用者の権利擁護を目的としている。
推進員部会は、そのスタッフの部会である。
松風学園からは自分を含めて5人参加。

会場には30人ものスタッフが集まっていた。
昨年度行った、施設間研修の報告。
また、今度行われるYネット総会の打ち合わせ。
それから、今年度の推進員部会の役割分担。

終わった後、懇親会にも参加。
別の施設職員と、共通する利用者さんの話をする。
表立った意見交換は難しいけど、
こういうところでつながりができていれば、
仕事に生きる。

当然だが、職場は違っても、目指すところは一緒なんだと思った。

塀の中から外へ

2009年05月25日 | 記事
5月24日、テレビ番組「NNNドキュメント'09」を見る。
知的障害のある人が生活苦から窃盗などの犯罪を繰り返すことがある。

これは、知的障害があるにも関わらず、
福祉の支援につながらないまま、生活困難に陥る人を
どうやって福祉につなげるか、ということ。

本当は初めに犯罪を犯す前に手を打てればいいのだが、
残念ながら犯してしまった場合、
刑務所などからいかに福祉につなげるか。

番組ではこうした課題について、
長崎県内の刑務所・社会福祉法人双方での取組が描かれていた。
この取組がやがて全国に広がるのだという。

横浜でも当然、触法ケースの取り組みはある。
今後は事例を蓄積して、体制を整備する必要があるだろう。

自立支援法に関する講演

2009年05月24日 | 記事
5月16日、県社協にて、自立支援法に関する講演があった。
講演者は、社会事業大学の平野方紹さん。
主催者は、厚木精華園。

この中で、障害福祉の法制度が、公的責任と私的責任の中で
揺れ動いているという指摘があった。
法制度なんだから公的責任なのは間違いないんだが、
どこまで責任を持つか、ということである。

たとえば、介護保険の財源は、その一部を保険料で賄っている。
これに対して、障害福祉では保険料をとらない。
これは、障害福祉の方が、より、公的責任を重んじているということ。
単なるお金の話でなく、公的責任に対する理念の問題でもある。

今度の自立支援法の改正で、
応益負担から応能負担になるという点がある。
これは、サービスを受ける分だけ負担するというものから、
支払える能力に応じて負担するものになるということ。
これはいわば、公的責任という考え方をより強くするものといえよう。

この方向性にはもちろん異論があろうが、
法制度はそうなっているということである。

後見的支援推進プロジェクト

2009年05月24日 | 記事
5月15日、横浜市役所において、
横浜市障害者施策推進協議会の一専門委員会である、
後見的支援推進プロジェクトの第1回が開催されたので聞きに行った。

第1回なので、各委員が自己紹介と問題意識を述べるにとどまったが、
早くも福祉と司法間の問題が出てきた。
最近、触法のケースで、両者の連携の必要性が特に叫ばれているが、
触法まで行かずとも、この関係作りが必要である。
今後の展開が楽しみである。

個人的には、専門家だけでなく、地域・ご近所さんで
支える仕組みをどう作るか、
あるいは既存の仕組みにどう入れていくかが気になった。
こういう委員会だと、当然だが、専門家による議論になる。
ここに、いかに「地域」の視点を入れるか、である。

乗馬会

2009年05月24日 | 記事
5月12日、松風学園にて乗馬会が行われた。
乗馬協会という団体に協力をお願いし、
グランドにて利用者さんを馬に乗せ、引率付きで馬を歩かせる。
怖くてなかなか乗れない利用者さんも多い。

乗馬の後は、餌(人参と林檎)をやる時間があり、
乗らない人も馬とふれあって楽しむことができる。

また、この会の特徴は、近隣にも声をかけ、
特養ホームや保育園、作業所などの利用者さんも乗馬するのだ。
皆さん非常にいい顔を見せていた。

インフルエンザ対策

2009年05月09日 | 記事
ゴールデンウィーク前から、新型インフルエンザの発生と拡大が
世界的にニュースになるようになった。

松風学園でも、過剰に騒ぐことなく、
対応する体制をとった。

まず、毎朝8時半に責任職会議を開き、情報交換。
GW前には、可能な限り職員を集めて、
松風としての対応について説明をした。

また、帰宅しているまたは帰宅予定の利用者を一覧にし、
帰宅する際には、ご家族にインフルエンザについて説明し、
高い発熱と咳など呼吸器系の症状がある場合は、
病院に行く前にまず保健所に連絡するよう要請。
また松風に戻る際には、ご家族に対して、
帰宅機関の健康状態と帰国者の有無を確認。

GW中は、責任職が交代で出勤し、非常時に備えた。

今のところ無事であるが、しばらくこの体制を続ける予定。

報道を見ていると、インフルエンザに対する対応は、
政府によるものだけでなく国民によるものも含め、
日本人はしっかりできていると思う。
これは誇っていいのではないだろうか。

タイからのお客様

2009年05月09日 | 記事
昨年度のことになるが、JICA(国際協力機構)の派遣で
タイから当事者グループが日本を訪れた。
その視察を全日本手をつなぐ育成会(親の会)がコーディネートしたのだが、
(このとき自分もほんの少し関わった)
その映像が育成会のサイトに載っている。
http://www.ikuseikai-japan.jp/videosketch/ai-10.html

映像では当事者グループが横浜市役所を訪れたり、
市内のグループホームで体験宿泊をしたり、
よくまとまっているので一見の価値あり。

国際的に福祉というと北欧が取り上げられ、
それに比べて日本は遅れていると言われがちだが、
全世界的に見れば、特にアジアの中では
日本が果たしうる役割は大きいと思う。

それにしても上記のサイト、他にも映像があって
どれも素晴らしいです。