インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

障害者雇用促進法改正案が国会に提出されます!

2005年02月27日 | 記事
<05年02月10日asahi.com>
 政府は10日午前、身体・知的・精神の障害福祉サービスの一元化や施設での食費の自己負担化などを柱とする「障害者自立支援法案」と精神障害者を法定雇用率の対象にする「障害者雇用促進法」の改正案を閣議決定した。今国会に提出する。
(略)
 障害者雇用促進法改正案では、福祉機関とハローワークの連携強化や精神障害者を法定雇用率(1.8%)の対象とする内容を盛り込み、今年10月から段階的に実施する。
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やっと精神障害者が法定雇用率の対象になりますね。
精神障害者が対象になると、いっそう障害者を分けて考えることの不自然さが現れてくると思います。
ともに働くことの大切さ。このことを考えなければ。

小島靖子さんが新聞に採り上げられました!

2005年02月23日 | 記事
<05年02月20日付日経新聞>
スワンベーカリー十条店店長で有名な“福祉起業家”小島靖子(せいこ)さんが日経新聞の「遅咲きのひと」に採り上げられました。要約しますと、
・小島さんは中学の特殊学級や養護学校で38年間働き、最も気になったのが卒業後の生徒のこと。
・1999年、定年退職すると、卒業生の親と有限会社ヴイ王子を設立。ヤマト福祉財団が作ったスワンベーカリーのフランチャイズとして十条店を開店。宅配、出張販売などで立地の悪さをカバー。
・障害者の店員は現在12人で時給は710円。
・2002年、社福法人ドリームヴイ設立。通所授産施設としてパンを作る。
・社福法人はグループホームを運営したり障害者就労支援事業を自治体から受託したり。
・2004年、ヴイ王子はメール便配達や古本出張買取を始める。
私も一度、十条店におじゃましお話をうかがいましたが、その間も携帯は鳴りっぱなし。引っ張りだこのようでした。

発達障害者支援法案についてパブコメ募集!

2005年02月18日 | 記事
厚生労働省が、発達障害者支援法案についてパブリックコメントを募集しています。
期限は3月9日まで。
発達障害というのは、自閉症や学習障害(LD)、注意欠陥他動性障害(ADHD)など、知的障害という概念に収まりにくい障害です。

なお、同法案では、都道府県や指定都市が、発達障害者の就労支援を行うことと規定されています。

特例子会社に行ってきました!2

2005年02月18日 | 記事
今日は、伊藤忠商事さんの特例子会社、伊藤忠ユニダスさん(横浜市都筑区)を見学させていただきました。
設立は1988年と古く、業務は、主に社員寮から出る服のクリーニング、名刺・挨拶文などの印刷。
クリーニングでは、その日の仕事量や出勤状況に応じて、社員の割り振りを決め、所狭しと活発に動いている姿が印象的でした。
また、需要の変化に対応しようと果敢に努力する姿勢が見られました。当然ですが、親会社の傘下にいるからと安心なわけではないのですね。

障害者合同面接会に行ってきました!

2005年02月18日 | 記事
2月17日(木)、横浜市の文化体育館で、障害者合同面接会が実施されました。
146社の企業がブースを出し、志望者が順番に、採用担当者と面接を行うのです。

広い体育館の中で、懸命に自分を売り込む人、緊張で涙ぐむ人、我が子より熱が入ってしまう付き添いの親、希望のブースを探す人…。
ここから少しでも多くの方が就職させることを願ってやみません。

障害者自立支援法案が発表されました!

2005年02月17日 | 記事
厚生労働省が、障害種別に規定されていた制度を一括にする障害者自立支援法案を発表しました。

その改革の狙いの一つとして、「障害者がもっと働ける社会に」と記されています。
さらに、「一般就労へ移行することを目的とした事業を創設するなど、働く意欲と能力のある障害者が企業等で働けるよう、福祉側から支援」とのこと。
福祉側が、積極的に一般就労に目を向けなくてはならない、ということのようです。

私は昨年、とある施設で、就労についての簡単なレクチャーをしましたが、今後はさらに出かけていきたいと思います。
福祉の現場は、ほんとうに必死です。そのお役に立ちたいと思います。

特例子会社に行ってきました!

2005年02月17日 | 記事
特例子会社というのは、企業が障害者の法定雇用率を達成するために作られた制度です。
特例子会社が障害者を雇用すると、その数をグループ会社もカウントできるんです。
このことにより、大企業にとっては、集中して効率的に障害者雇用を実現できるというメリットがあります。

今日は、主に横浜市で事業展開されているNPO法人障害者雇用部会さんの仲立ちで、
日清オイリオ株式会社さんの特例子会社、日清オイリオ・ビジネススタッフさんにうかがいました。

9人の知的障害のあるスタッフが、事業場内の清掃などを請け負い、一人一人きびきびと働いていました。
一人の社員さんに「お仕事慣れました?」と聞くと、「だいぶん慣れました」と元気な返事。
会社のおかげで、施設は非常にクリーンに保たれており、グループ会社の社員からも評価されているとのこと。
また、ビジネススタッフの社員が明るい挨拶をするので、グループ会社の社員にも波及しているらしいです。
今後の活躍を期待します。

キャリアコンサルタントの勉強をしています。

2005年02月13日 | 記事
キャリアコンサルタントの資格をとろうと思っています。
障害者の就労支援のために、障害者は置いといて就労支援の基礎と実践を一から学びたかったのです。
ちなみにキャリアコンサルタントは、厚生労働省が認めるカリキュラムを持つ複数の団体が個別に資格試験を行って資格を付与しています。

すでにスクーリングは終了していますが、今日は、一緒に授業で学んだ学友と、カウンセリングの実技試験に向けた練習をしようと、集まりました。
場所は、港区にある女性と仕事の未来館のセミナールーム。キャリアコンサルタントの先輩が時間を割いてくれて、とても有意義なロールプレイができました。

その後、飲みに行ったのですが、人生の大先輩たちの話を聞けて楽しかったです。
そこで話題になった、未来の市民による裁判員制度を描いたドラマを、家に帰ってから見てたらなぜか涙が出てきました。
いろんな人の思い、家族の愛憎などが胸に押し寄せてきたようです。

神奈川県「障害者しごとサポーター」

2005年02月12日 | 記事
神奈川県が「障害者しごとサポーター」と特例子会社設立支援を予算計上したとのこと。
神奈川県障害者就労相談センターの機能を県全体に広げるとのこと。

こういう機関は県内にもいくつかあって、横浜市には障害者就労援助センターが4か所あり
都道府県単位では障害者職業センター(障害者雇用開発機構)があったり。
ちょっとずつ微妙に違うんだけど、役割を整理しないと税金の無駄になりかねないと思ってます。
http://www.kanalog.jp/news/local/entry_1753.html


障害者の働く場を作ろう!

2005年02月08日 | 記事
<05年02月05日付毎日新聞>
障害者の働く場を作ろう! 経営塾卒業生、起業へ動く
 <みんな一緒・バリアフリー新世紀>

 「障害者の働く場がないなら、自分たちで作ってしまおう」。そんな意欲を持った人たちを対象に、東京都内で昨年開かれた「福祉起業家経営塾」。その1期生22人が今、夢に向かって歩み始めている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20050205ddm013100041000c.html

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障害者の自立のため、施設や起業家たちへのコンサルティングを行っている㈱福祉ベンチャーパートナーズが、経営塾をスタートしたという記事です。
起業することで起業家自身も自立して働くことができる。ただ障害者のために自分を犠牲にするわけではないんですね。受講者は自分らしい生き方を求めているんだと思います。

既存の事業所に障害者が就労する際に、いろいろ困難があって事業所が消極的になってしまうことがありますが、こうした起業家たちが増えて、「こうすればいいんだよ」という声が社会に広まっていけばいいなと思います。

僕も障害者を雇用する起業家の応援をしています。→ENJOYベンチャー

豆腐の小売りに挑戦!

2005年02月03日 | 記事
<05年02月02日付日経新聞>
知的障害者に小売り実務--豆腐の篠崎屋 まず都内で支援

 豆腐製造小売りの篠崎屋は社会貢献活動の一環として、知的障害者の自立支援に取り組む。障害者にフランチャイズチェーン(FC)店舗で接客から納品まで、小売りの実務を経験してもらう。第一弾として、社会福祉法人のけやきの杜(東京都国分寺市、尾又弘一理事長)と契約を結び、四月から営業を始める。障害者雇用の新しい試みとして注目されそうだ。
 一号店はJR国立駅近くのけやきの杜の「希望園(のぞみえん)分場」(東京都国分寺市)。ビル一階を借り、店舗面積三十三平方メートル程度の小型店としてスタートする。豆腐や油揚げ、関連商品など通常店と同様の品ぞろえで、年商七百五十万-八百万円を見込む。
 けやきの杜職員が常駐し監督する環境下で、障害者に陳列、接客、レジ打ち、納品など一連の業務を覚えてもらう。篠崎屋は通常店で徴収している初期投資百六十万円を不要にして収益面で支援、商品知識を教えるとともに販促支援、接客指導で手助けする。
 けやきの杜は二〇〇二年五月にクリーニング店のホワイト急便光町店開店済みで、篠崎屋はFC契約二点目。

環境ビジネスを応援します!

2005年02月03日 | 記事
<05年01月27日付神奈川新聞>
リサイクル乾電池:障害者ら、再生して販売へ--横浜市内で来月から

 横浜市内の障害者作業所がレンズ付きフィルムの内蔵電池を再生し、障害者を雇用する同市内「ふれあいショップ」が来月から、リサイクル乾電池として市価の半額程度で販売する。障害者の収入増を図るため、市が関係団体を橋渡しした。さらに市は各部署で使用する乾電池をリサイクル品に切り替える。
 販売されるのは、単3アルカリ乾電池10本詰め(400円)と同4本詰め(168円)の2種類。
 NPO法人「RE機構」(東京都千代田区)が現像に出されたレンズ付きフィルムを分解し、残量が95%以上の電池を抜き出し、袋詰めを担当する横浜市内の障害者作業所10カ所に納入する。市内17カ所の「ふれあいショップ」は作業所からリサイクル乾電池を仕入れる。また一部作業所でも販売される。
 市によると、作業所1カ所につき月間6000本が生産目標。目標を達成すると、作業所に約5万5000円の収入が入るという。市役所では、年間約8000本の単3乾電池を使用しており、2月以降はリサイクル乾電池を購入する。また区役所や出先機関での導入も検討している。
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RE機構の清野さんは、僕が世田谷区の障害者雇用イベントにお呼ばれしたときに
声をかけてくださってからのおつきあいになります。
このたび取り組むのは乾電池についてのビジネスですが
清野さんからはまさにエネルギーをいただいています。

【横浜市のプレス発表】
http://www.city.yokohama.jp/me/fukushi/shogai/topics/kandenchi.pdf