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新築かリフォームか

リフォームは、新築に劣るという考え方は時代遅れな気がしています。
でもリフォームの方が新築より優れていると思っているわけではありませんし、それを伝えたくて、今回の文章を書いているわけでもありません。

今後もリフォームと新築で迷う方は増えるでしょう。
予算や家族の問題から結局、何もしないという形を決断する方も多いと思います。

そういえば大規模なリフォーム工事を目にすると、全解体して新築した方が早いと発言する方もいます。しかし、それって根拠のある発言なんでしょうか。

例えば、大規模なリフォームには1200万円かかり、新築だと解体を含めて2000万円かかるとします。
この差額800万円をどう考えるかは、人によって違います。
たかが800万円の違いなら新築と考えるかもしれないし、やはり800万円は大きいと考えてリフォームする方もいるでしょう。
加えて、銀行融資で資金を調達する場合は、この差がもっと広がる可能性もあります。

それこそ、それは建物所有者の自由というわけです。
結局、費用と得られる効果・メリットを計りにかけて決断するしかなく、その決断のためには具体的な資料(仕様・見積)が必要になります。思いつきやなんとなくで決めつけたり、判断で許されるものではないというわけです。

そして、リフォームを決断した場合、耐震補強技術はとても大きな力を発揮します。新築と変わらない耐震性を得られるぐらいの技術に発達したとき、もしかしたら日本の建築業界が大きく変わるのかもしれません。
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