和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

屏風岩 長野県

2006-09-20 05:50:22 | 山岳写真
屏風岩全景 2565m

穂高岳に行く途中に屏風岩があります。
横尾という槍ヶ岳への分岐を穂高側に少しいけば、
屏風岩が見えてきます。
一枚の大きな岩で出来ているような山です。
この大きな岩を巻く様にして、
穂高への道は続きます。
屏風岩は歩行登山ではなくて、
岩登り(ロッククライミング)の山として有名です。
見上げてご覧!すごい迫力です。
大学山岳部が初登頂を狙って、
しのぎを削った山で、
大学の名前の付いた尾根や谷があります。
一般の登山者が登頂するには、
涸沢から楽に行けます。
屏風岩の頂上は屏風の頭(かしら)と言っていますが、
槍ヶ岳も見え一大展望台です。

涸沢から屏風の頭を見ました。屏風の頭はいい遠景になります。

屏風岩の根元です。スケールが解るでしょう。

北穂高岳から見ました。屏風の岩壁は裏側です。

涸沢 長野県

2006-09-19 04:54:12 | カメラ
錦秋涸沢 2400m

涸沢は穂高岳によって作られたカール(圏谷)です。
前穂高、奥穂高、涸沢岳、北穂高に囲まれた、
丁度すり鉢の底みたいな所です。
和尚はここへ行く時は一週間ほど滞在します。
テントであったり、山小屋泊まりですが、
最高の刻を迎えるためです。
毎年10月最初の土日を挟んでの一週間はよく行きました。
涸沢の紅葉が最も美しい時だから。
以前にブログで掲載のも含めて、
ではどうぞ

雨にぬれたナナカマド  ナナカマドの葉も雨に濡れるとしっくりします。

ナナカマドいろいろ 涸沢小屋の横から。ナナカマドの紅葉も色々あります。
黄色、赤、茶など。

色付きはじめたナナカマド 涸沢ヒュッテの下部からの登山道脇から。枝振りのいい木を見つけるのも仕事。

夜のテント場 もう少し明るくすれば良かった。テントの下は残雪です。

紅葉に雪が・・・ 紅葉と雪のコントラストは美しいが、翌日には紅葉は茶色になっています。

涸沢全景 涸沢全体を下から見ました。中央の盛り上がった部分がモレーンです。

岩と紅葉 紅葉と岩を組み合わせる事により、涸沢の雰囲気がでます。

秋の空 このような雲が出るのはたまにありますがラッキーでした。


夜明け前

2006-09-18 04:45:03 | 風景写真
橋杭岩(和歌山県串本町)

タイトル夜明け前は島崎藤村と関係ありません。
木曽は山の中ですが、
山好きの和尚もたまには海に行きます。
大抵の場合は食べ物中心です。
山よりも海のほうが断然、
食べ物が美味しいからです。
しかし、海が見たいときもあります。
そんな時は、
三重県熊野から和歌山県串本までを走ります。
深い山(大峰や大台)を越えて海に出ると
格別な思いをします。
道中いろいろな見所もありますので楽しめます。
熊野三山、那智滝、那智勝浦、七里御浜、
鬼ヶ城、瀞峡、千枚田などなど。
山で疲れたとき、海に戻ってきます。
今日は橋杭岩です。
岩には名前が付いています。

夜の橋杭岩 沖の明るいのは漁火です。

月と橋杭岩 二日程遅く来たら月が真中に・・・。でも新月になるかも。

月を削った橋杭岩 前の写真と同じカットではありません。

何日か前のブログに載せた橋杭岩 同じ夜明け前でもこんなに違います。

荒神そば

2006-09-17 11:25:50 | 風景写真
ソバ畑(桜井市荒神)

雨のはずが、朝から天気が良かった。
山ばかりで飽きてきた皆さん(和尚は飽きてない)、
今年も荒神の里のソバ畑が満開になりました。
今日朝、いつものように薬師寺に行き、
荒神さんに寄ってきました。
ソバ畑が満開になっていました。
自由に入れた畑も柵がしてあり、
道路からの撮影になりました。
アップです
次に明日香村へ
昨日は通り過ぎただけでしたが、
今日は歩きました。
凄い人です。彼岸花祭りの初日?で、
バス一台分の撮影隊の集会もあり、
橋の上はごった返し。
案山子の投票もありました。
投票のクジで、なんか当たる予定でしたが、
スカでした。
気に入った案山子です。
昨年のcaraさんのブログにあった同じ場所から
彼岸花が咲いてないので、印象がもうひとつ。
来週も行くつもりです。

山シリーズは明後日から・・・涸沢の紅葉特集です。

奥穂高岳 (長野・岐阜)

2006-09-16 10:37:07 | カメラ
奥穂高岳3190m

穂高連峰の最高峰奥穂高岳は富士山3776m、
北岳(南アルプス)3192m
日本で3番目の高さです。
奥穂高の頂上には2m以上のケルンがあり、
その上に立つと北岳よりも高くなりますが、
認定されていません。
奥穂高は3方面からの稜線が収斂し、
槍ヶ岳と共に北アルプスの盟主にふさわしい。
和尚の中では望む山(槍ヶ岳)、登る山(奥穂高岳)、
遊ぶ山(涸沢)という風に決めています。
今まで槍ヶ岳へは3回、奥穂高岳へは5回頂上を踏んでいます。
上高地から見ると、一番奥まった所に鎮座するのが奥穂高岳です。
表紙写真はバスターミナルの二階から撮りました。
バスを降りて20歩です。
上高地からの穂高は女性的に対して、
裏側(涸沢)からは岩壁が荒々しく男性的です。
写真を撮るために涸沢2400mにはよく行きましたが、
今でも涸沢は山のユートピアとさえ思っています。
和尚にとって穂高は青春の山でした。

雪の奥穂高岳

残雪の奥穂高岳

紅葉の最中に雪が降ってきた

明日香情報:明日香村稲渕の彼岸花は咲き初めです。
まだ写真にはなりません。
来週がいいのでは・・・。
石舞台の白彼岸花は咲いています。

西穂高岳(長野・岐阜)

2006-09-15 05:38:47 | Weblog
新雪の西穂高岳 2909m

上高地に入って最初に目に飛び込んでくるのは
焼岳と書きました。
次が西穂高岳です。
穂高連峰は奥穂高岳、前穂高岳、北穂高岳、西穂高岳
明神岳、涸沢岳ですが、
北穂高岳、涸沢岳を除いて
上高地から見えます。
中でも西穂高岳は一番登りやすい山です。
飛騨側のロープウェイを利用すれば
日帰りも出来ます。
西穂高岳と言えば松本深志高の11人の
落雷遭難を思い出します。
表紙写真は大正池からですが、
バスターミナル下手からは
峰が連なっているように見えます。
河童橋の前からはこのように見えます。
中洲にある化粧柳は今は流されてありません。
写真を整理していたら、
徳本峠からの写真が出てきました。
西穂高岳独標からの焼岳、乗鞍岳の写真も出てきましたが
かなり退色していました。
復元作業(PCで)をしてみよう。


明神岳(長野県)

2006-09-14 05:41:25 | カメラ
明神岳・2931m

大正池から穂高連峰を見ると
右の塊が明神岳です。
表紙写真では左の高いのが前穂高岳
真中が明神岳,右が明神5峰。
明神池辺りからは明神5峰しか見えないので、
この5峰を明神岳と言っているようだ。
この山は一般登山ルートはありません。
ロッククライミングの世界です。
明神5峰

明神池をいれて

六百山・ろくぴゃくざん(長野県)

2006-09-13 05:48:32 | 山岳写真
新雪の六百山・2449m

六百山は霞沢岳に連なる山で、
霞沢岳と同じ境遇にあります。
河童橋の背後に聳える六百山は、
梓川右岸のウェストン碑あたりからがよく見えます。
(右岸・左岸の決め方・上流を背にして右が右岸 左が左岸)
和尚が霞沢岳と六百山をよく撮るのは穂高連峰に比して
近くにあり、険しく見えるからです。
11月に入ると3000m級の山々は雪に覆われます。
上高地のカラマツの黄葉残っている時に、
霞や六百に冠雪があると非常に美しい姿を見せてくれます。
この山への登山は霞沢岳と同じで、
途中でコースを右にとります。

私達写真屋にとって、
この霞沢岳と六百山は、ありがたい存在です。
上高地は霧氷の美しさでも有名ですが、
山が東南に聳えるおかげで太陽の光が遅く差し込み、
逆光の霧氷が純白になります。
普通、霧氷は朝日の影響で赤っぽく写りますが、
10時頃に陽が当たるので、赤っぽさがなくなり
純白に写ります。
冬に上高地に入る写真屋さんは
霧氷を撮るためと言っても過言ではありません。

この六百山も明神あたりに来ると、
特徴のない山になっています。
気にかけないとどれが六百山かわかりません。
明神からの六百山
黄葉と六百山

今日は病院と仲良くする定例会議があります。

明日は明神岳です。

六甲高山植物園

2006-09-12 04:57:35 | 山岳写真
鹿の子ユリ(六甲高山植物園にて)

日曜日の六甲高山植物園での
撮影指導の合間に撮りました。
晴れ、霧、雷雨、なんでもありの天気でした。
撮影環境は直射日光が少ない分、いい方でした。
花が咲き乱れるという状況ではありませんが、
片隅にひっそり咲いているのを見つけ出す感じで
地味でした。
表紙の鹿の子ユリ かろうじて咲いていました。
ヒゴタイ:少しおそいのですが、霧があるので格好つきました。
マツムシソウ:きれいに咲いていた方です。
ホトトギス:足元を探さないと見つかりません。
ヒダカミセバヤ:サボテンみたい。綺麗です。
カリガネ:目立たないが、面白い花。
サワギキョウ:公園内で一番綺麗に咲いていました。
サギソウ:もう終わり。接写でないと無理。
ツリガネニンジン:よく咲いていました。
カワラナデシコ:形のいいのが少ない。
キンロバイ:梅の花に似ている。
以上です。

すべて、コンパクトデジカメで撮りました。


霞沢岳(かすみさわだけ)長野県

2006-09-11 05:16:16 | カメラ
夕照の霞沢岳2646m(大正池の対岸より)

不遇の山と言ったら失礼ですか。
上高地に入ると穂高岳が圧倒的強さで迫ってくるため、
訪問者に顧みられないのが霞沢岳と六百山。
大正池で穂高岳に向かって立つと、
右手の屏風みたいな山が霞沢岳です。
大正池からは山頂は望めませんが、
少し離れると徐々に姿を現します。
ウェストン碑の前からは立派な山容がハッキリします。
この山への登山は残雪期に限られます。(雪の上を歩くから)
ブッシュ(藪)が多く、無雪期は困難です。
直接のルート(八右衛門沢)は廃道になり、
徳本(とくごう)峠からの稜線ルートが残されています。
徳本峠は釜トンネルが出来る前の上高地への主ルートです。
和尚は以前、上高地の喧騒がいやで、
何度か、徳本峠を通って島々への脱出をしました。
一日仕事でした。
上高地に行かれる方、この霞沢岳に気を留めて下さい。
いい山ですよ。

★徳本峠・とくごうとうげと読みます。
釜トンネルが出来るまでの上高地に入るルートで、
島々谷を遡って、徳本峠を越えて明神に出る。
明神は明神池のある所(河童橋から上流へ約1時間)。
今でも密かな人気があります。
峠に山小屋があり、
小松さんという支配人がいた時に泊まりましたが、
酒は(ビール以外)無料飲み放題でした。

六甲山高山植物園は明日に・・・。

後、六百山、明神岳、西穂高岳、前穂高岳・・・と続きます。