和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

三度目の篠山

2016-10-25 19:56:32 | 風景写真
23日の日曜日、今年三度目の篠山に行ってきました。
richでないリッチの仲間と篠山の黒豆が収穫期になっているので
とにかく行ってみようということになった訳です。
前回行かなかった城跡と妻入り商家を歩いてきました。
篠山在住のFさんにお世話になりました。
ありがとうございました。

河原町の妻入り商家


うだつ(卯建)のある民家


日曜日だったのでかなり人出が多く、通りの駐車場はどこも順番待ちです。
紅葉にはまだ早いのですが、城下の飲食店もどこも一杯で入れませんでした。

でも

今回の篠山行で収穫だったのは
篠山市宮ノ前にある波々伯部神社(ほほかべじんじゃ、またはほうかべじんじゃ)を知ったことです。
波々伯部神社は丹波の祇園さんといわれ、京都の八坂神社の荘園があったとされています。
宮司さんの説明では断片的にしか頭に入ってこないのがもどかしい。
頭の悪いのをのろったよ!
再度訪れるしかないようです。

巨大ヒノキ、ウワミズサクラは境内にあり。
キウリヤマ、デコノボウ、おやま行事などお祭りに行ってみたいです。

波々伯部神社


神社の文化財 三木翠山筆




神社に護摩堂や鐘のない鐘楼が残っています。
神宮寺だったのです。
明治維新の廃仏毀釈で重要な文化財が拡散しました。
戦後、少しづつ戻ってきましたが、由緒書が失われており、
指定文化財とはいかなかったようです。

神社の行事は無形文化財に指定されています。
8月に例祭があるので、その時期に訪れたいと思っています。
文化庁の通達が貼ってあり、長官名に河合隼雄とありました。
河合隼雄氏はユング心理学の大先生です。
その時、聞きましたが河合氏は篠山出身だそうです。
サルの研究で河合雅雄氏はお兄さんです。
京大には兄弟学者が多いですね。
河合兄弟、小川兄弟、四手井兄弟など。
ちなみに小川兄弟は湯川秀樹、貝塚茂樹です。

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6 コメント

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ミステリーツアー (hinaneco)
2016-10-26 17:24:48
脆くなった仏様をボンドで接着
思い切った手法に驚きました。

お寺なのか?お神社なのか?
お坊様なのか?ご神職様なのか?
後の政策変更で 
乱世非業の魂がさまようのは境内だけに
してもらいたいです。

お写真はビックリです。
歩くとミシミシ劣化著しい社務所や
暗闇の護摩堂で見たものとは思えませぬ。

また知らない所へ行こう。
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hinanecoさんへ (和尚)
2016-10-28 12:03:52
当日はありがとうございました。
チョコ美味しかったです。

神社寺自体がミステリー。
由緒書がないだけで、こんな寺や神社が多いのでしょうね。
波々伯部神社にはもう一度行ってみたいです。
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お前って學があるな! (Tsuneyan)
2016-11-01 12:28:06
 ここは三河の御仁流に言うとタイトルの様になります。
 なんでもようしっとらりゃすな。ほんとに。
 町並み、お城、景色、黒枝豆至福のひと時でしたが、確かにあの神社に行って大感激でした。
 淡々と優しい口調で語られる宮司様の語りの中に
明治維新の負の遺産といわれる廃仏毀釈の哀しさを感じました。これに続く国家神道の台頭から「神国日本」の狂信的イデオロギーが生み出した悲劇にまで思いをいたしました。
 宮司様が丁寧にご明王像の前でお勤めを毎日されておられるというのも大感激でした。
 世界的な悲惨な現実の救いに触れ、梅原猛先生が「一神教」世界から「多神教」世界への観点の転換が必要であるというようなことを述べられていたのを思い出しました。豊かな寛容の心ということかな。
 鐘楼の鐘は、戦の時に供出して亡くなったらしいですね。神道と仏教を調和的に存在させた、日本人の懐の深さ、やさしさを感じ感激いたしました。
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Tsuneyanさんへ (和尚)
2016-11-03 06:40:36
梅原猛先生が「一神教」世界から「多神教」世界への観点の転換が必要・・・・そう思います。

波々伯部神社へは来年の8月に行ってみたいです。
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またお会いいたしましょう (Tsuneyan)
2016-11-03 16:27:20
篠山にはいい日本の「土着」文化があるんですね。
ところで、岐阜のお宮は、こんなんではないのかな?
またお話しするのを楽しみにしています。
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Tsuneyanさんへ (和尚)
2016-11-03 19:17:49
岐阜の寺は円空仏が埋もれているんと違うんかな。
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