和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

二上山駅

2016-10-18 11:54:21 | 風景写真
二上山駅(にじょうざんえき)

近鉄南大阪線、奈良県に入って最初の駅です。
このあたり近鉄大阪線との間が一番狭まっています。

「ごあんない」

○専称寺(しだれ桜)
○二上山
○大津皇子の墓
○奇勝どんづる峯 

○専称寺(しだれ桜)



浄土宗 天祈山 菩提院 専称寺(せんしょうじ)
観音堂には香芝で一番古い仏像木造十一面観音菩薩立像(奈良県及び香芝市有形文化財)があります。
場所:香芝市畑7丁目
山麓線の近くです。
駐車場がないので山麓線の側道のスペースに停めるしかないようです。
無理やり入って脱輪している車をよく見ます。
このお寺は桜の開花時期にしか賑わいません。
基本、拝観無料ですが、桜木の保存ために寄付を募っています。
三脚は禁止です。

○二上山

二上山へは畑地区から登りました。
所要は家から1時間ぐらいです。
祐泉寺からだと30分ぐらいで登れます。
大阪側だと竹内街道の釣堀上からが楽です。

二上山はやまと人にとって三輪山と共に特別な山らしい。
天理市石上神宮より奈良側から見ると一上山に見えます。
巻向を中心に北は石上神宮、南は明日香村辺りのいわゆる国中(くんなか)からの姿が
ありがたい二上山なのです。
ですから香芝の千股池からはありがたい姿なのではないのですが、
方向位置が崇神天皇陵辺りからと一緒なので撮影地として人気があります。
二上山雄山に次の項目の大津の皇子の墓があるのも二上山が人気が高い証か。

○大津皇子の墓

大津皇子の姉、大来皇女が弟の死に関して詠んだ歌
「うつそみの人なる我(われ)や明日よりは 二上山(ふたかみやま)を弟(いろせ)と我(あ)が見む」は余りにも有名。
大津皇子は聡明な皇子であったらしい。

大津の母が早く死んだので後ろ盾がなくなくなり、
妹の鸕野讃良皇女(うののさらら)(後の持統天皇) が
我が子、草壁皇子の安泰を祈って、計略をめぐらして、
大津皇子を死に追い込んだと言う説があります。

“吉野の誓い”を破ったのは鸕野讃良皇女なんですなー。

大津皇子の屋敷は今の桜井市春日神社のあたりだと何かの本で読んだことがあります。
自宅で自害させられました。
墓は山の上にありますが、葬られたのは山麓の何処かでしょうね。
鳥谷口古墳が大津皇子の墓である説があります。
鳥谷口古墳は当麻池の傍にあります。

○奇勝どんづる峯 

香芝市穴虫
国道165号の穴虫交差点から太子町方面へ500mほどのところに駐車場とトイレがあります。(無料)
歩いて5分で絶景が見られます。

どんづる峯については看板を読んでください。


今回のブログのためにどんづる峯に行ってみました。
家から5分ほどで行けるので、いわば我が家の庭みたいな所です。
その日は葛城地区の映画“天使のいる図書館”のロケが行われていました。

ロケ風景

女優の香川京子さんが居てはりました。

“天使のいる図書館”
葛城地域にある図書館に新しく女性司書が赴任した。
大学を卒業したばかりで、 初めての職場環境と仕事にとまどいながら日々を過ごしていた。
そんなある時、図書館に訪れた一人の利用者の探し物を 手伝うことになったことから、
葛城地域を巡るようになり、 地域の歴史や地元の良さを再発見していく。
同時に、彼女自身も地域の人々の関わりを通して様々なことに気づきながら、
成長することになる。
葛城地域の美しい景観。そして、この地に住む人びとが織りなす心温まる物語。
(来春公開)
HPより

ザイルワークの練習もしていました。


ここから二上山も見えます。



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