和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

災害は再び・・・

2011-09-07 00:59:24 | カメラ
十津川の災害の大きさが明らかになるにつれて
明治22年の大水害のことが頭をよぎりました。
十津川を撮っている写真家早津さんとの付き合いの中から
明治22年の大水害のことを調べたことがあります。
災害住民が生活の場を奪われて、北海道に開拓移住することになります。
残留住民との涙の別れをしてから、2組に分かれて故郷を離れます。
当時は車なんてありませんから徒歩で山を越えて大阪に出ます。
大阪から神戸に行き、北海道に向かう訳ですが、
入植地は北海道の中央部、空知地方です。
苦労の連続だったようですが、
今は新十津川町として血は繋がっています。
新十津川町は母村としての十津川村に救援の手を差し伸べています。

7年前にも大崩落がありました。
偶然にもカメラに収められ今でも見ることが出来ます。
それだけでも凄まじいのですが、
災害は再び起こりました。
今回、その何倍もの規模で数カ所で起こっていますから、
復旧は出来るのか、村の存続すら危ぶまれています。

個人的に感じたことで確信はないのですが、
大峰山脈の西側に十津川(新宮川)、東側に北山川が流れていますが、
雨が降ると雨量の多い北山川よりも
十津川が早く濁るのはどうしてかな、と思うことがあります。
今回も上北山村の雨量の方が多かったのに被害が少なかったので
不思議に思うのです。

国土と災害、今こそ根本から考え直さなければならないところに来ていると思います。
地震と原発事故、そして今度の災害は
まさに弱り目に祟り目です。
どうなっているんでしょうか。
自然の神様は人間の傲慢さに警鐘を鳴らしているんでしょうか。

今年の日本での出来事は
怒らない国民に怒れよ、といっている気がしてなりません。
70年安保以来、怒っていませんね。


フィルムから 40

6×6(ハッセル503CW) 120フィルム フジプロビア

富士山に飛んでみました。



三ツ峠山方面です。






トウモロコシ干しは村の商工会がカメラマンのために作っています。




富士山が見えないので霧氷を撮っています。





画像の拡大してみました。






白い山  富士山ではありません。


無料ブログなので画像を大きくすることぐらいですか。