提灯アンコウ

図書館へ行って、ブラブラと本を探す。

一角には、お盆の時期らしくホラーコーナーまで作られていて怖そうな表紙が立てて並べられている。
(そんな物、怖くないよ) と云う素振りでチラ見して通り過ぎるが、本当は大嫌い。
表紙の絵をしっかり見てしまうと夢に出そうで・・・・だから、極力避ける。

最近は本も高価になって、著者の方には申し訳ないのだが、なかなか買えない。
だから、手軽な価格の文庫本になるのを辛抱強く待つか図書館で探すことになるのだが、人気の新書を図書館で手にするのは至難の業。

予約するのも面倒なので その内、皆さんが忘れるか読み終えるのを静かに待つ まるで提灯鮟鱇みたいな私。

その鮟鱇が何と昨年発刊された村上春樹氏の本を発見。
TVでもニュースになった本だ。特徴的な表紙なので間違いない。

(ウソだろ) と思いながら、(離すものか) と抱きかかえる。
待って、待って やっと近づいてきたエサをパクッと咥えた心境だ。

良い日だ、嬉しい、ヤッタね(笑)