ネットを遠ざかって何日だろう。
久しぶりのネットカフェよりのエントリです。
ネットの接続は23日の予定ですが、これも実現しなければ分からないとは情けない原状です。 引越しにトラブルは付き物とはいえ、今回の一ヶ月にも及ぶネットの不具合には又しても腹の虫が・・・・今日は止めておきましょう。
◇
最近の沖縄タイムスは民主党の迷走にあきれ果てたのか、それとも破れかぶれなのか、タイムスには珍しくオピニオン欄の読者の声にもまともな意見を採用し始めている。
2月14日の同紙に良識ある読者の声が掲載されているので紹介する。
小田原評定を危ぶむ普天間
崎浜秀治 74歳
もうみたくもない顔写真が連日紙面・テレビをにぎわしている。 いかにもニヒルな顔である。 「普天間飛行場問題ゼロベースで検討」「選択肢がなければ継続使用も」『与党三党の合意・地元の受け入れの合意・米国の合意」「あの辺野古の青い海・・・」いずれも一般論である。
喫緊に迫った危機感がない。 普天間問題は同地域の超危険をとりあえず除去するためにとった一種の「緊急非難的措置」として、日米両国で合意したのが名護市辺野古辺沿岸への移転であった。 単なる「案」なのではなく、決定し進ちょく中の事業であった。両国間の「合意事項」は国際条約に準じて尊重されるべきである。 これが国際外交のイロハであろう。
合意事項が杜撰(ずさん)なもので不備だらけ、更に代替案がそなわっていれば再考を申し入れてよかろう。時間をかけいろいろ検討した結果苦肉の選択であったはずだ。米軍基地の理想的ありようについては、日本国憲法を改正し真に独立国の体裁を整えてから考えてよい。小田原評定になってしまわねばよいが。(那覇市)
◇
投稿者の崎山さんが「もう見たくもない顔」というのは、おそらく爬虫類のように無表情な顔で連日迷走発言を続ける鳩山首相のことだろう。
鳩山政権が同盟国との13年にも渡る日米両国の模索の末に合意した結果をいとも簡単に反故にする理由は、その内容の是非を考慮することなく、前政権の踏襲はしないという単純な理由からであった。 否、踏襲どころか後先も考えず、前政権が決めたことはとにかく否定しておきたい、・・そうすれば国民は新政権をよりいっそう支持すると安易に考えたとしか思えない。
その子供じみた行為が結局ブーメランとなって鳩山政権を窮地に追い詰めているのだから皮肉なものである。
上記投稿者の崎浜さんがいみじくも指摘するように、日米合意での辺野古移設案が不備だらけの杜撰なものであり、更に代替案が備わっているのであれば米国新政権の「チェンジ」の旗印の下に普天間移設先を再検討しても良かった。
更に付け加えると、日米関係に対等な関係を望み米軍基地の撤廃を主張するのなら、改めて別の土俵で自主防衛を議論しアメリカの核の傘を離れて真の独立国としての体裁を整えてからでも遅くは無いはずだ。
2月15日の沖縄タイムスは「県外・国外を求める」ことが民意だとして「民意をぶつける時機だ」という社説を書いてているが、国防に関する決定事項は一地域の民意を最も反映し難い国の専管事項である。
一部に民意を無視して辺野古に決定したら、成田闘争の二の舞になるので事実上辺野古は不可能だという意見があるが、成田空港設置は国の交通問題ではあっても国防上の問題ではなかった。
国民の命と安全に最も関わる国防問題と交通問題とを同じ次元で論ずるのは国民が平和ボケした証拠である。
それに沖縄で報じられている「民意」が一部本土活動家達の扇動であることは、沖縄では今や公然の秘密になっている。
辺野古に決まって、仮に成田闘争に倣って「辺野古闘争」が起きたとしても、過激派が陸路を利用して成田に集結した「成田闘争」と違って陸路は利用できず、空路と海路しかない沖縄の辺野古に全国の過激派が集結するには空港と港を封鎖されたら不可能に近い。
辺野古に決定しても国が本気で国防を考えるなら決して成田の二の舞を演じることはない。



クリックお願いします 







