狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

女装の少年、日本軍の狂気を訴える

2008-06-23 07:45:44 | ★集団自決

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今日6月23日は「慰霊の日」で、沖縄県内では公休日である。

沖縄限定の公休日であるため、国の機関や国立大学(琉球大学)以外の役所・学校等は休日となる。 今年は月曜日にあたるため学校、役所などは土曜日からの3連休になる。

毎年「慰霊の日」には糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者慰霊祭が行なわれ、今年は福田首相が参列する予定。

                     *

今朝の琉球新報の一面トップは、「慰霊の日」を差し置いて、昨日那覇で63年ぶりに収拾された日本兵の遺骨の記事。

痛み悲しみ、63年

<沖縄戦激戦地 那覇市真嘉比> 

日本兵の全身遺骨収集

砲弾破片、お守りの観音像も

日本兵のことを悪鬼のごとく罵る沖縄の新聞。

その沖縄の土の下で63年間もの間、人知れず静かに眠っていた日本兵の心境こそ、見出しの「痛み悲しみ63年」がふさわしい。

せめて「慰霊の日」くらいは、イデオロギーを離れ、静かに戦没者の霊を追悼したいと思うのだが・・・。

                      *

沖縄2紙が偏向しているの先刻承知の当日記ではあるが、それにしても最近の沖縄戦キャンペーン記事は異常すぎる。

軍隊を人殺し集団と捉える沖縄紙なら当然のことなのだろうが、まるで日本軍は敵である米軍はそっちのけで、沖縄人を見つけては殺戮して廻っているような印象だ。

昨日日曜日の見出しを見ても、

日本軍銃剣突き放火(タイムス)

日本兵の暴虐  波浮かべ証言(タイムス)

非難の住民並ばせて爆破(新報)

日本兵、食料を強奪(新報)

日本兵が暴行、右目失明(新報)

・・・と、たった一日だけでもこの有様。

これを読んだ読者が「残虐非道の日本軍」というイメージを刷り込まれても仕方がないが、このイメージ作戦には次のような深謀遠慮が潜んでいる。

即ち、このような残虐な殺人集団なら、自分らの食料確保のためには集団自決を命じて住民の犠牲を強いても何ら不思議はないと。

この沖縄二紙の異常加熱振りには、沖縄の知識人には珍しく某大学の某教授が自分のブログで嘆いておられるのを見てわが意を得た。

焦っているのだろうか?

「残虐な日本軍」のイメージは沖縄タイムスと琉球新報だけかと思ったら、

何と八重山商工の故郷石垣島の「八重山毎日新聞」も「残虐な日本軍」を声高に叫んでいた。

「集団自決訴訟」の控訴審を明後日に控え、左翼勢力の「場外乱闘」作戦や恐るべし。

「母殺され、暴行で失目した」日本軍の狂気を訴え 大城盛俊氏が講演  八重山毎日新聞 2008年6月22日

うつろな目の少女の写真

  23日の「慰霊の日」を前に、戦争の実相を正しく理解しようと世界平和の鐘の会沖縄県支部と石垣市は21日午後、市民会館中ホールで平和講演会を開いた。“うつろな目の少女”の写真で知られる旧玉城村出身の大城盛俊さん(76)=兵庫県伊丹市=が「沖縄で起きた戦争の話」のテーマで講演し、「県民は日本軍に協力したが、日本軍は県民を犠牲にした」と訴えた。

  写真に写っている大城さんは当時12歳。おかっぱの髪形になっているのは、育ての親から「日本軍に連れて行かれないよう女の子の格好をさせられた」からだという。
 日本兵に暴行を受けたのは米軍上陸後の1945年5月ごろ。当時、大城さんは伯父伯母とともに旧玉城村のガマにいた。大城さんが持っていた黒砂糖の入ったリュックサックの中身を問いただすやりとりで「生意気だ」と言われ、殴るけるの暴行を受けた。同年6月、大城さんは米兵に保護され、血まみれになったまま診療所で手当てを受けた際、写真に撮られたという。
 生みの母親は別のガマにいたが、大城さんを訪ねて戻るときにスパイと疑われ、日本兵がガマに投げ込んだ手りゅう弾で死んだ。大城さんは「私は日本軍の兵隊に暴行され、母親は兵隊が投げた手りゅう弾で殺された。このことは一生忘れない」と語気を強めた。
 講演前に八重山平和祈念館を訪れたという大城さんは戦争マラリア被害にも言及、「日本軍のために4000人近い人が命を失った。ほんとに悔しい」と冥福を祈った。

 大城さんはこう頭がんで声帯を失っているが、沖縄戦を全国に訴える会の会長として人工声帯を通して沖縄戦の実相を訴え続けている。講演は1000回以上。「アメリカ兵に助けられたが、暴行の後遺症で右目はまったくみえない。左目も0.03しかない。それでも、くじけずに一生懸命頑張ってきた。命があれば必ず未来は開ける」と語りかけた。

                                         ◇

「うつろな目」の主人公大城盛俊さん(76)=兵庫県伊丹市=は去年の8月にも琉球新報の招聘で沖縄を訪れており、そのときは琉球新報はこのような記事を書いた。

教科書の嘘許さず 大城さん、憤りで声震わせる (琉球新報)

その時、こんな「おいしい話」の持ち主の大城さんの講演会を、新報が一回も行わなかったことに違和感を感じた。

今回も那覇などの沖縄本島ではなく、石垣島で講演会が行われたのも不思議だ。

それに、大城さんは全国で講演会行脚を続けるいわば「講演会のプロ」とも言える方なのだが、

それが沖縄本島では講演を一度もしないままに、「県内の講演はこれが最後」(沖縄タイムス)と宣言するのも何か違和感を覚える。

 

昨年大城さんの証言を報じる琉球新報記事を読んだとき感じた違和感を過去にエントリーしている。⇒「うつろな目の少女」の秘密!

 うつろな少女の写真はここで見れます。
ニッポン人脈記/沖縄の「少女」 これは僕(02/01)

 

参考:「沖縄戦と平和をつたえる会」会長 大城 盛俊さん(72) (2003/08/16) http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/rensai/0308hanshin/03.html

 

関連記事;

日本兵が暴行、右目失明 表紙の「少女...(2008.6.22) カメラ

 

【おまけ】

朝日新聞が白旗揚げた模様。⇒朝日新聞「死に神」報道:「素粒子」に抗議1800件 「風刺コラム難しい」

【おまけ・2】

問題の「素粒子」 6/18(水)

 永世名人 羽生新名人。勝利目前、
極限までの緊張と集中力からか、
駒を持つ手が震え出す凄み。
またの名、将棋の神様。
  × ×
 永世死刑執行人 鳩山法相。
「自信と責任」に胸を張り、
2カ月間隔でゴーサイン出して
新記録達成。またの名、死に神。
  × ×
 永世官製談合人 品川局長。
官僚の、税金による、
天下りのためのを繰り返して出世栄達。
またの名、国民軽侮の疫病神。


【おまけ・3】

朝日の悪意あふれる4コママンガ。



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