狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

高校野球 教育現場の腐敗

2006-04-17 14:09:57 | 県知事選

本音と建前と言うか、建前と実体がこれほどかけ離れている国民的行事を他に知らない。

純真な目で白球を追う真っ黒に日焼けした顔。 勿論頭は丸坊主。

地元の球児を応援する地元のオジサン、オバサンそれに先輩達。

これらは全てマスコミによって作られた虚像なのか。

夏の甲子園大会を控えて「野球留学」、「不正入学」さらには不祥事に対する連帯責任での「出場辞退」等々問題は山積する。

今朝のサンケイスポーツの記事は改めて高校野球について考えさせられる。

◆サンケイスポーツ 2006年04月17日 更新

ここまでやるか…教育現場の腐敗を憂う

高野連もなめられたものだ。春3回、夏9回甲子園に出場した高校野球の古豪、群馬・前橋工の前野球部長(現顧問)だった教諭(42)が入試直前、入部希望の中学生3年生に作文や面接の指導をしていたことが発覚した。県外からの野球留学などで、目に余る中学生の勧誘行為を自粛する通達を高野連が昨年11月に出したばかりだ。

“かえるの面に水”とはこのことだろう。前部長は入試直前に約40人の生徒が集まった保護者主催の練習会で、作文を書かせて添削し面接の受け答えも指導した。同校の前期入試は作文、面接、調査書で行われるから3分の2、6割以上の“ツボ”は押さえられることになる。

入試には直接タッチせず、「問題の漏えいはなかった。誤解を招く行動があったのは遺憾だが、入試は厳正に行われた」と校長はコメントしている。しかし、3年も前から練習会に参加していたという前部長のこうした行動を、学校側が把握していなかったとは考えにくいし、「知らなかった」では済まされない。

同じ入試を受けながら、このためにはじき出されて不合格になった受験生もいる。前部長だけでなく学校ぐるみで『不正入試』が行われたのでは、と疑われても致し方ない。教育基本法改正が話題になっている折、教育現場の崩壊ぶりを垣間見るような出来事で、野球だけの問題として片付けるわけにもいかない。

高野連は19日に処分を審議するという。通達を無視されたわけだから、相当厳しいお灸をすえるだろう。もっと大事な教育の問題としても、学校が自ら洗い出さなければ、教育委員会なり文部科学省が乗り出して深い根があるのかどうかまで調べるべきではないのか。

(サンケイスポーツ 今村忠)


このようないやなニュースの最中、一昨日の土曜日沖縄本島から遥か南に浮かぶ石垣島では「教育現場の腐敗」を吹き飛ばす爽やかな風が吹いていた。

八重山商工と中部商業がは夏季大会の第一シードを争う試合が行われた。先発大嶺は14個の三振を奪ったが、12本の長短打をを浴びて三点を失った。

味方打線が好機に沈黙しニ得点、3-2で惜敗に終わった。

センバツ出場の八重山商工を破ったのは県春季大会優勝校の中部商業。

沖縄の高校は何所が勝っても可笑しくない程実力が伯仲している。

そして、その中部商業にリベンジをしたのは同じ石垣島の八重山高校。

本塁打を含む長打で県春季大会優勝校に打ち勝った。

恐るべし離島高校!

沖縄の高校野球のレベルが全国レベルを突破した事は今では誰でも認める事であろう。

が、今やハンディを乗り越えた離島の高校が県レベルを超えた。

離島の高校も今や全国優勝候補だ。


八重山毎日新聞 2006-04-16

八商工 第1シード逃す/チャレンジマッチ

中部商に2-3で惜敗 八重高は5-3で勝つ

センバツ甲子園出場校と県春季大会優勝校が夏季大会の第1シードを争うチャレンジマッチ試合を兼ねた第17回沖縄本島・八重山地区高校野球交流試合(県高野連主催)が15日、市営球場で始まった。八商工-中部商のチャレンジマッチは、八商工が最終回に追い上げたが、2-3で惜敗した。八商工の甲子園出場後初めての公式戦に、会場は内野席が埋まるほどの観客が詰めかけた。

後攻めの八商工は大嶺祐太が先発。14三振を奪ったが、6本の長打を含む12安打で3点を失った。3回に2本の長打で1点先制されると、7回にはソロ本塁打、8回にも長打で加点された。

打線は4安打で2点を挙げたが、8回まで2安打と振るわなかった。最終回は失策で出塁した1番友利を2番東舟道が右中間二塁打で返し、5番大嶺の適時打で1点差まで迫ったが、あと一歩及ばなかった。主軸の3、4番に1本が出なかった。

このあとの交流試合は八重山高校が5-3で中部商に勝った。

16日は午前9時から同球場で中部商-八重山農林の1試合が行われる。

中部商

0 0 1 0 0 0 1 1 0 | 3

0 0 0 0 0 0 0 0 2 | 2

八商工

(中)池間、屋宜-伊佐

(八)大嶺-友利

▽本塁打=伊佐(中)

▽三塁打=伊佐(中)

▽二塁打=渡嘉敷、池間、高江洲 [2](中)、東舟道(八)

 


八重山高校

0 1 2 0 0 0 0 2 0 | 5

2 0 1 0 0 0 0 0 0 | 3

中部商

(八)米盛-前津

(中)羽地、與儀、金城、大城-兼城

▽本塁打=慶田城(八)

▽三塁打=宮良当、宇根(八)

▽二塁打=前津(八)、安富、島袋、新垣(中)

 

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友好の海は幻 中国の領海侵犯

2006-04-17 08:55:57 | 未分類

沖縄のメディアが憧れの眼差しで眺める「友好の海」、東シナ海。

今その友好の海に暗雲が立ち込め、緊張が漲っている。

昨日の共同通信は中国が東シナ海に通行禁止地域を設定したと報じた。

中国は友好の国と信じる沖縄メディアは困惑した。

沖縄県こそこの中国の一方的措置に一番影響を受ける県であり、真っ先に「・・の侵略行為の企みに断固反対・・」とかの常套句で紙面を飾るかと思うのが普通の人の考え。

ところがどっこい、常識が通らないのが沖縄の新聞。

「宗主国・中国」の侵略行為には黙して語らず、ただ頭(こうべ)を垂れて嵐の去るのを待つ態度。

琉球新報は共同配信をそのまま丸投げ掲載でお茶を濁した。

自己の意見は一行も語らずに。

琉球新報 2006年4月16日

中間線越え航行禁止 中国、東シナ海に設定 

【北京=共同】中国海事局が東シナ海の「平湖」ガス田拡張工事のため、日中中間線付近の海域で作業船舶などを除き航行を禁止する通知を出していたことが十五日分かった。北京の日本大使館筋は、対象海域が中間線を越えて日本側にまで延びているとしており、中間線を日中間の排他的経済水域(EEZ)の境界と位置付けている日本の反発が予想される。

 同筋は、日本政府が中国側に事実関係を照会、説明を求めたことを明らかにした。

 海事局のウェブサイトによると、通知は三月一日に出された。対象は北緯二九度四分、東経一二四度五四分から北緯二七度七分、東経一二四度五五分までの南北に長さ二百キロ強、幅約三・七キロの帯状の海域。中国の航行禁止措置に伴う日本などの船舶への影響は不明。

 海底でのパイプラインやケーブル敷設などが目的で、作業期間は三月一日から九月三十日まで。通知は作業船舶への注意事項を指示するとともに、無関係の船舶は同海域での航行を禁止するとしている。

 東シナ海では平湖よりさらに中間線に近い「白樺(中国名・春暁)」などのガス田開発をめぐり日中両政府が協議を続けているが、調整が難航している。平湖ガス田は中国の国有石油大手、中国海洋石油が開発。同社によると、上海市の東南約四百キロの海域にあり、一九九九年から上海に天然ガスを供給している。

 日中両政府は先月6、7の両日、ガス田開発をめぐる第4回協議を北京で開いた。

そして協議で中国側は、中間線に近接する「白樺」(中国名・春暁)の開発中止を拒否した。新たに尖閣諸島と日韓共同大陸棚までの共同開発を提案した。

しかし、競技中航行禁止については一切説明がなかったという。

中国側が、日本が排他的経済水域(EEZ)と主張する海域まで一方的に航行を禁止すると公示したうえ、正式なルートで日本政府に通告していないことは、東シナ海を航行する船舶の安全上も重大な瑕疵(かし)がある。(産経新聞 2006年4月17日)
http://www.sankei.co.jp/news/060417/sei006.htm

「国連海洋法条約に抵触の恐れ」もあると云う中国の暴挙に地元メディアは何も語らない。

地元メディアは「中国」と聞くと、まるでパブロフの犬のように条件反射を起こし思考停止に陥る。

「中国」の二文字はメディアの判断力を失わせる魔法の文字なのかも知れない。

 

参考:「自主防衛は困難と見る」http://www.jfss.gr.jp/jp/zuisou_39j.html

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