たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

「熊」の神の狼煙

2016-08-07 10:06:12 | 名草戸畔・神武東征

<井光地区 いかりちく>

 

「熊野」といいますと一般的に、

紀伊半島南部のエリアを指す名称

として認識されていますが、

もともとは「神の宿る地」という意味で、

今の熊野地域に限定された言葉ではなかったようです。

 

神武一族が暮らしていた南九州の一部に、

「熊」本という名称がつけられたのも、

その場所に住む人々の間で、 熊本が「神の宿る地」

という意識があったからなのでしょう。

 

「熊」の地を統率すること抜きに、

日本という国や日本人の気持ちを、

ひとつにまとめることは無理でした。

熊本で発生した大きな自然現象は、

「熊」の神々が動き出したという、

神の上げた狼煙なのかもしれません。