八角形の巣の真ん中で
白い糸の巣の真ん中で
蜘蛛は静かに待っている
精妙に編まれた蜘蛛の糸
清廉な朝日を浴びて
しらしらと光っている
蜘蛛は巣を作り終えるまでは
せっせせっせと
上に行き下に行き
糸を紡ぎ出していたのに
作り終えた途端に
動かなくなってしまった
息をひそめて
獲物を待つ
それはあてのないこと
それははてしない時間
自分が干からびるのが先か
獲物が引っかかるのが先か
長い足を広げ
黄色と黒の胴体をてからせ
蜘蛛はその瞬間を
待っている
白い糸の巣の真ん中で
蜘蛛は静かに待っている
精妙に編まれた蜘蛛の糸
清廉な朝日を浴びて
しらしらと光っている
蜘蛛は巣を作り終えるまでは
せっせせっせと
上に行き下に行き
糸を紡ぎ出していたのに
作り終えた途端に
動かなくなってしまった
息をひそめて
獲物を待つ
それはあてのないこと
それははてしない時間
自分が干からびるのが先か
獲物が引っかかるのが先か
長い足を広げ
黄色と黒の胴体をてからせ
蜘蛛はその瞬間を
待っている
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