
昨日、知人が召されたという連絡が入りました。
最初にお会いしたときにはカメラ(それも鳥用の長いレンズを付けたもの)とデジスコを担いでおられました。
でも、その背にはリュックの中に酸素ボンベ、口にはチューブ、そんな恰好で、100メートルも歩くと、立ち止まっては苦しそうに深呼吸。
そんな状態で、今日は富士山、明日は渡良瀬と、鬼気迫るような、見ている方が苦しくなるような活動を続けておられました。
自分も病気をして、いろんな活動ができなくなっていますが、彼女のように積極的に何かをしていこうという気持ちを保つことがどれほど、大変なことか、今さらながら思い知らされている毎日です。
鳥が好きな彼女のこと、あちらへも鳥の背中に乗って行かれたのでしょうか。
あちらでもデジスコを構えて、もうこちらの世界にはいなくなってしまった鳥たちを追いかけておられるのかな。
ドクターストップが出ていますので、お別れにいくこともままならない。
遠く離れた岬の地から、ご冥福をお祈りするしかありません。
かげろうの様にはかなく逝ってしまったのですね。心よりご冥福をお祈りいたします。
なにか憑かれたように、あちこち走り回って、写真を撮られておりました。
あの頃から、自分の命をご存知なのかなって思いで、その姿を見ておりました。
今や、私が彼女の代わりになったような状況ですけど、私にはあれほどのエネルギーはないな、、、
凄い生き方でした。