教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

ホーム 山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』 平和と外交 歴史認識の誤りが次の戦争を生む2019年 12月26日

2019年12月26日 14時03分53秒 | 国際・政治


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山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』
平和と外交
歴史認識の誤りが次の戦争を生む2019年 12月26日
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外国の識者の客観的視点から見ると、日本人の歴史認識に関しては政治的スタンスの右の人も左の人も反省すべき点があるようです。
マクレガー・ノックス元ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授(国際関係史)は「戦略の形成」のなかで次のように述べます。
イデオロギー上の継続性やその他の多くの部分で、日本は1945年以降のドイツよりも1918年以降のドイツに類似している。
ここでいう「1918年以降のドイツ」は第二次世界大戦に向かうドイツです。一方で「1945年以降のドイツ」は平和的な欧州統合に向かうドイツです。日本は前者に似ているという恐ろしい指摘です。
マクレガー・ノックス氏のいう「1918年以降のドイツ」とは、第一次世界大戦を引き起こした反省がまったくなく、戦争に負けたのもユダヤ人や共産主義者がドイツ国内で裏切って「背後から刺した」せいだという認識に立つドイツのことです。「1918年以降のドイツ」イコール「反省していないドイツ」です。
第一次世界大戦と第二次世界大戦の間(戦間期)のドイツは、ワイマール憲法という当時世界一民主的な憲法の下の議会制民主主義の国でした。にも関わらず、ナチスの台頭をまねき、ユダヤ人を虐殺し、二度目の世界大戦を引き起こしました。
復讐心に燃える「1918年以降のドイツ」が生んだのがヒトラーです。ヒトラーという一人の人物の存在だけが第二次世界大戦を引き起こしたとは思いません。当時のドイツの世論がヒトラー政権が生まれる土壌をつくったのだと思います。ヒトラーがいなくてもドイツはフランスやポーランドに侵略していた可能性が高いと思います。
マクレガー・ノックス氏は次のように書きます。
戦争中の中国、東南アジア、太平洋における日本の残虐行為はオーウェル的な表現を借りれば、「事実に仕立てられた虚偽(un-facts)」であるとされる。広島・長崎信仰に体現される日本の平和主義は明らかにナショナリスティックな要素を内包している。平和主義の信奉者にとって、他のすべての側面と同様、日本は犠牲者としてもユニークな存在なのである。
また、ジャレド・ダイアモンド氏は「危機と人類」のなかで、UCLA(カリフォルニア大学LA校)の日本人留学生の多くから聞いた話を総合して次のように書きます。
日本の学校の日本史の授業では、第二次世界大戦についてほとんど時間を割かないといい、侵略者としての日本についてはほとんど、あるいはまったく触れないし、何百万人もの外国人や日本の兵士と民間人の死についての責任よりも、むしろ被害者としての日本(原爆によって数十万人が殺されたこと)を強調し、日本が戦争をはじめるように仕向けたとしてアメリカを非難するという。
ジャレド・ダイアモンド氏の指摘がどこまで事実かわかりませんが、米国を代表する学者・評論家がこのような認識を持っていることを知っておく必要があります。「認識」は重要です。日本は、戦争の「被害者」としての側面を強調しすぎて自己憐憫に陥ってしまい、日本が戦争を引き起こしたという「加害者」としての責任から目を逸らしている、とジャレド・ダイアモンド氏は指摘します。
もちろん広島・長崎の原爆や東京や福岡の大空襲の被害を語り継いでいくことは大切です。しかし、それだけで終わってはいけません。日本軍が中国やフィリピン、インドネシアで行ったことを知る必要があります。
たとえば、「インドネシア独立戦争に日本軍兵士が多数参加し、インドネシアの独立を支援した。だからあの戦争はアジア解放の戦争だった」と正当化する人もいます。しかし、数十万人のインドネシア人を犠牲にした後で、おそらく2千人ほどの旧日本軍兵士が軍を脱走して自発的に対オランダ独立戦争に参加したからといって、戦時中の日本軍の罪が許されるわけではありません。独立戦争に個人的に参加した旧日本軍の兵士は立派だし尊敬すべき人たちですが、日本国の「国家としての意志」ではなく、勇気ある「個人の意志」です。太平洋戦争を日本国による「アジア解放の戦いだ」というのは言い過ぎです。
マクレガー・ノックス氏の「1918年以降のドイツ」に日本が似ているという指摘は、国際社会では「日本は戦争を反省していない」という見方が強いことの証左です。さらに日本の歴史修正主義者の見解が国際社会で報道されると、その見方がさらに強化されます。非常に危険です。
他方、「1945年以降のドイツ」は、ナチスドイツの戦争犯罪を率直に謝罪し、フランスやポーランドなどと和解し、EUという壮大なプロジェクトを前に進めました。おそらく予測できる近未来にドイツとフランスやポーランドが戦争するとは思いません。見事な戦後処理です。
シンガポールの故リー・クアンユー元首相は次のように述べました。
ドイツ人と異なり、日本人は自分たちのシステムのなかにある毒を浄化することも取り除くこともしていない。彼らは過去の過ちについて自国の若者に教えていない。橋本龍太郎首相は第二次世界大戦終結52周年(1997年)に際して「心からのお詫び」を、同年9月の北京訪問時には「深い反省の気持ち」を表明した。しかし、中国や韓国の国民が日本の指導者に望むような謝罪はおこなわなかった。過去を認め、謝罪し、前に進むことを日本人がこれほど嫌がる理由が、私には理解できない。
日本軍占領下のシンガポールを経験したリー・クアンユー首相の指摘は重いです。自己憐憫や主観的自己正当化から逃れ、「1945年以降のドイツ」と同様に「反省する日本」にならなければ、日本の将来の安全保障があやういと思います。
ジャレド・ダイアモンド氏は国家が危機に対処するための条件のひとつに「責任を受け入れる。被害者意識や自己憐憫、他者を責めることを避ける」ことを挙げています。
戦後の日本人と日本国は、侵略戦争を引き起こした責任を受け入れ、被害者意識や自己憐憫に陥るのを避け、他者を責めるよりも率直に謝罪すべきだと思います。その勇気と自制心がないと、「1918年以降のドイツ」と同じようにもう一度戦争を引き起こしてしまいます。自らの誤りを認めることができるのは、弱さではなく強さであり、勇気の証だと私は思います。
歴史修正主義的な視点を世界にばらまく「右側」も問題ですが、平和主義者の「左側」にも問題があるというジャレド・ダイアモンド氏の指摘を真摯に受けとめる必要があります。侵略者としての加害の歴史も歴史教育で若い世代に教えていかなければならないと思います。グローバルな時代に世界で活躍する日本人を育てるには、小学校で英語を教えるよりも、歴史の教訓をきちんと教えるのが先です。
私は、日本軍占領時代を知るお年寄りの多くが存命だった四半世紀前のフィリピンに留学しました。その時の経験をふり返ると、日本が戦時中にフィリピンに与えた被害を知らずしてフィリピンに行くべきではないと思いました。ある高校の先生に「フィリピンに行く前に大岡昇平の『レイテ戦記』くらいは読んでいきなさい」と言われたことがありますが、今になってその通りだと思います。
いまのフィリピン人の多くは戦後の良好な関係のおかげで親日的です。戦後賠償、ODA、貿易、投資、人的交流などのおかげで、日本に対するイメージは好転しました。しかし、フィリピン人が日本軍の占領時代の蛮行を忘れているわけではありません。フィリピンの高校生が使う歴史教科書を見たことがあります。日本軍占領時代の記述がかなりのボリュームだったことに驚きました。
他方で、日本がフィリピンを占領していたことを知らない日本人も多いと思います。フィリピンの高校生は日本軍占領時代のことを詳しく学ぶ一方で、日本の高校生は日本軍のフィリピン占領のことをほとんど知らないと思います。おそらく戦時中に東南アジアや太平洋の多くの国を占領したので「そのうちの1か国」という程度だと思います。しかし、フィリピン人にとっては、スペイン人、アメリカ人の次にやってきた侵略者としての日本人です。フィリピン人が日本の占領を簡単に忘れるわけがありません。日比の間に歴史教育の非対称性が存在します。
戦争の歴史に関しては、被害の歴史も、加害の歴史も、バランスよく知る必要があり、そのための歴史教育が必要です。「外国から見た日本」という視点を取り入れた歴史教育を行い、世界における日本の立ち位置を正確に知ることは、安全保障上も大切です。「1918年以降のドイツ」化を避けるためには、目を背けたくなる過去と真摯に向き合う冷静さと知性、そして勇気が必要です。さもないともう一度戦争を引き起こしてしまいます。
*参考文献:
ウィリアムソン・マーレ―、マクレガー・ノックス、アルヴィン・バーンスタイン編著、2019年 『戦略の形成(上・下)』 ちくま学芸文庫
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HOME天木直人のブログついにオスプレイ配備が容認される日本になった衝撃

2019年12月26日 13時49分35秒 | 国際・政治


ついにオスプレイ配備が容認される日本になった衝撃
2019-12-26





 きょう12月26日の各紙が一斉に報じた。


 千葉県木更津市の渡辺芳邦市長がきのう12月25日午前、オスプレイの受け入れを河野防衛大臣に伝えたという。


 またひとつ、日本全土が米軍基地だらけになる亡国の道に、大きな歩を進めることになる。


 なにしろ、オスプレイは米国内では市街地を飛ばせないほど危険視されている軍用機だ。


 墜落が当たり前で、未亡人製造機という悪名がついているオスプレイの構造的欠陥は、何一つ解明されないまま大量導入された。


 しかもオスプレイは日本を守る軍用機ではない。


 米国の攻撃的、大量輸送機だ。


 本来の配備先である佐賀空港が地元の反発で難航しているため、早く決めろと米軍に恫喝されて、自衛隊の木更津駐屯地で受け入れることにしたものだ。


 受け入れ理由がふるっている。


 佐賀が受け入れるまで5年間の暫定的なものだから受け入れたという。


 政府のウソを真に受けてどうする。


 一旦受け入れてしまえばお終いだ。


 千葉も佐賀もとなる。


 日本中にオスプレイが飛び回る事になるのだ。


 しかし、私がここで指摘したいの亡国的なオスプレイ受け入れだけではない。


 なぜ渡辺木更津市長が受け入れたか、その背後にある密約の疑いだ。


 当たり前だろう。


 住民の誰もが迷惑するオスプレイ受け入れを、何の見返りもなく渡辺市長が受け入れるはずがない。


 何の見返りもなくオスプレイ受け入れを許した渡辺市長を、木更津市民が認めるはずがない。


 そう思っていたら、きょうの東京新聞の記事の中にこう書かれていた。


 「・・・木更津市は戦前から海軍の飛行場があった『基地の街』。戦後も基地対策の補助金によって多くの施設が整備された面がある・・・」と。


 東京新聞は断言していないがこれしかない。


 我々の税金をばらまいて受け入れさせたのだ。


 実際にところどうだったのか。


 メディアは今後この点は徹底的に取材し、その結果を報道しなければいけない。


 オスプレイ受け入れは木更津市だけの話ではない。


 木更津市民が迷惑を被るだけの話ではない。


 米軍の基地化が当たり前になる、日本全国の国民の生活に関わる問題なのだ。


 税金を受け入れ先にばらまいて済ませられる問題ではないのだ。


 メディアは来年度に木更津市に配賦される基地対策費をいまから取材して、どれだけ増えたかを国民に報告しなければいけない。


 いまや日米安保反対を主張する唯一の政党である共産党は、「桜を見る会」の徹底追及もいいが、このオスプレイの木更津受け入れ問題について、国民を代表して、国会の場で徹底追及してもらいたい。


 それが出来るのは共産党しかない(了)

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自民党の秋元司衆議院議員が収賄容疑で逮捕、東京地検特捜部は背後にいる大物をターゲットにしており、司法取引で本丸である横田基地へ連れて行かれたあの大物を確保しようとしている

2019年12月26日 12時28分19秒 | 国際・政治
板垣英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
 
2019年12月23日政治

 

自民党の秋元司衆議院議員が収賄容疑で逮捕、東京地検特捜部は背後にいる大物をターゲットにしており、司法取引で本丸である横田基地へ連れて行かれたあの大物を確保しようとしている

 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
自民党の秋元司衆議院議員が収賄容疑で逮捕、東京地検特捜部は背後にいる大物をターゲットにしており、司法取引で本丸である横田基地へ連れて行かれたあの大物を確保しようとしている

◆〔特別情報1〕 
 東京地検特捜部は12月25日、カジノ開設を含む統合型リゾート(IR)事業をめぐり、自民党の秋元司衆議院議員(48)=東京15区=を収賄容疑で逮捕した。IRで中国企業に贈賄容疑がかけられている。秋元司衆議院議員はIR整備推進法をめぐり、法案を審議する衆院内閣委員会の委員長として、1216年12月の委員会採決を取り仕切った。2017年8月から2018年10月までは国土交通省と内閣府の副大臣を務め、IRなどを担当した。東京地検特捜部としては秋元司衆議院議員の背後にいる大物をターゲットにしており、秋元司衆議院議員との司法取引で、本丸である横田基地へ連れて行かれたあの大物を確保しようとしている。

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jlj0011のblog 一大事!<本澤二郎の「日本の風景」(3536)

2019年12月26日 12時11分01秒 | 国際・政治
jlj0011のblog
一大事!<本澤二郎の「日本の風景」(3536)
  • 2019/12/26 10:38
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一大事!<本澤二郎の「日本の風景」(3536)より、転載させて頂きました。
<Niftyに次いでアメーバのブログが消された!>
 またしても一大事である。北京入りした直後にNiftyのブログが使えなくなった。そして昨日は、ランクインするようになったアメーバも使用不能になってしまった。3月には、故長沼節夫氏が立ち上げた日中友好派記者団のライブドアブログ「ジャーナリスト同盟」通信も潰された。ライブドアの筆頭株主が創価学会ということも分かった。
 ネット世界での言論弾圧には、素人には打つ手がわからない。現在は、ライブドアブログjlj0011に100人ほどの読者がついているのみだ。これも、まもなく潰されるのか、ハラハラする時を過ごすことになる。

<安倍家も家庭騒動でテンヤワンヤ>
 安倍家の嫁と姑の大げんかは、毎度のことで、そう驚くことはないだろうが、今度ばかりは相当深刻だった!
 東京からの特別情報がメールで届いた。紹介するに値しようか。
 「今回の騒動の発端は、安倍訪中に一緒に行くといってきかなかった昭恵に、岸信介の長女の母親・洋子さんが、行かせないと抵抗した。晋三はサンドイッチにされて動きが取れなかった」というのだ。

 そういえば、公邸にお化けが出ると吹聴する向きもあって、公邸嫌いの晋三を喜ばせてきたが、最近は珍しく公邸に泊まる機会が多かった。理由はそのためだったのかもしれない。

 安倍家の3回に洋子、2回に心臓、1回に昭恵が生活の拠点にしているようだが、この辺の詳しい事情は、NHKの御用記者の岩田が詳しい。もう一人は安倍晋太郎の盟友・加藤六月の未亡人だ。
 秘事は露見するものだ。
 要するに、安倍家は犬と猿が同居していると思えばいい、と極論する清和会関係者もいるほどだ。今回は訪中がらみだから、外務省も知ってしまった。

<昭恵ゴシックに心臓が止まる?!>
 ともかく昭恵も強いが、洋子も負けてはいない。岸の長女で夫の晋太郎には泣かされてきた強みもあろう。

 「安倍の犯罪スキャンダルというと、森友事件から始まって、加計孝太郎事件へと続くのだが、昭恵も無傷ではない。メディアの監視も強化されている。安倍にとって昭恵が、事件隠ぺいの邪魔をしていると感じている」
 「山口強姦魔救済の一件にも、TBS山口強姦魔の姉と昭恵は仲間ということから、ことさら話題を呼んでいる。洋子は何事も安倍を困らせているのは、出しゃばり女のせいだ、と決めつけている」
 かくして「心臓は昭恵がニュースになることを一番恐れている。新聞種になると、心臓が止まりそうになる」というのだ。
 単なる憶測とも思えない。

 安倍の病はストレスからくる。公邸住まいは医師の判断かもしれない。中国での記念写真をみると、その表情は文在寅と比べると、曇っていてさえない。

 臨時国会を延長していれば、完全に体調を崩してしまったかもしれない。安倍の病状が、官邸と自民党内でささやかれている。当然、霞が関でも。死に体政権なのだ。

<内閣記者会覚醒に菅義偉も青息吐息>
 安倍を不安に陥れているのは、女房役の菅義偉の、このところの「桜」会見である。
 内閣記者会が変わってきている。読売・産経の政権よりの姿勢から、朝日や毎日、東京のペースになってきたせいでもあろうが、内閣記者会の覚醒は、国民と野党に期待を持たせている。

 それ以上に「桜」という政府の公式行事に、安倍の選挙応援団のみならず、安倍支援の日本会議メンバー、さらにはお年寄りから数千億円も詐取したジャパンライフ関係者、そして入れ墨やくざを「国の功労者」として大接待していたことに問題の本質があるのだが、したがって菅は真っ当に発言できない。
 内閣記者会は、ここにきて東京新聞の望月記者効果が出てきたのだ。さらにはTBS山口強姦魔裁判の敗訴が勢いづけている。菅の頭では処理できなくなっている。安倍も菅も無力化している。

 その前に自ら入閣に骨折った閣僚二人が公選法・政治資金の違法行為発覚で首になってしまった。一時は安倍後継を売り込んだが、その余禄は残っていない。
 そこに降ってわいたカジノ汚職で逮捕者が出た。検察を掌握していた安倍と菅の暴政にたてつく検察である。安倍事件隠しの事件化なのか。

<閣僚二人失格とカジノ汚職で一人逮捕の二階派総崩れ>
 二人の違法閣僚は、菅が推薦した二階幹事長の配下である。
 このところ二階も気がヘンになって、記者の質問に対して、やくざまがいの暴言をするありさまである。
 俄然、参院議員の世耕の元気が出てきた。次期衆院選で、二階の地盤からの出馬を狙い始めた。

 カジノ汚職で一人逮捕者が出た。二階派だ。「上に大物がいる」とのうわさも流されて、二階の動揺も激しい。
 さすがに「安倍4選」という彼のとぼけた暴論は消えてしまっている。一大事とは、安倍も、菅も、二階も、である。

<安倍の足元・細田派側近は傷物で四分五裂>
 安倍は清和会のメンバーでありながら、面倒を見た者はほとんどいない。
 「せいぜい女の稲田、ついで下村と萩生田だが、3人とも加計事件関与で失格者。安倍が信頼する甘利も傷物。清和会の細田派は、現在も四分五裂の状態が続き、総裁候補が一人もいない。安倍家の執事といわれる加藤厚労相は、経世会の人間。安倍を支えるものなどいない」が清和会筋の分析である。

 内閣支持率の低下で、じんわり新聞テレビが覚醒しつつある。NHKがどこまで安倍を支える報道で、国民をたぶらかせることができるのか。

 財閥もアベノミクスというまやかしの1%暴政で、莫大な内部留保を懐に溜め込んだ。「もう安倍の役割は終わった。犯罪首相を卒業させるしかない」という判断に傾いてきているようだ。

 第二次安倍内閣発足今日で7年。先が見えてきた。
2019年12月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)








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