ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドボゴ トカイ フルミント 2010

2013-05-19 | 東欧
Domaine Dobogo Tokaji Furmint 2010

いやー、これは好いですねぇ。
シャトー・デレスラのフルミント(AmebaのGeorgesさんご指摘の仏語ではフュルマン)を飲んでいい印象はあったのですが、このワインは今年の新規開拓の最右翼というか、デレスラに比較すると(価格も倍近いのですが)異次元的に美味いです。

買った値段が2K以下の特売の値段だっただけにビックリです。そんな値段でこういうワインに出会えると嬉しくなりますね。最近は高い値段を出してまでワインを買うこともなくなりました。価格が高ければ美味しい云々は、エチケット見ないで完全ブラインドなら余り意味がないことも自分なりに感じることです。

しっかりした厚みを感じさせる酸、酸に負けない果実味、色調からも樽使いは分かるのですが、そんなことより完熟のマンゴ、杏など濃いオレンジ色系フルーツの香りと味わいの方が樽の香味に勝っている。ハンガリーの甘口ワインの代名詞であったフルミントですが、造り方にもよるのでしょうが幅のあるいいセパージュなんだと実感です。

セパージュの持つ(?)シースルーのような微かな苦味も感じますが、輪郭的なもので自然物によってメリハリをつけたもののように感じます。決して、技術の未熟さを露呈するものでもないし、除梗の不備などでもないし、ピュアさの中の苦味であって(泡物にありがちな人工的な苦味が苦手)わたしにとっては心地よいと思えます。



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