ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

オリヴィエ・ジュアン MSD クロ・ソロン 2005

2011-07-07 | モレ・サン・ドニ/CSD/CDR
MOREY-SAINT-DENIS CLOS SOLON 2005 Olivier JOUAN

オリヴィエ・ジュアンはMSDの新進の造り手
と、このワインを買った頃には言われていましたが・・・・・あれから5年

ジュアンのCLOS SOLON 2005 はこれでお終いです
そもそもは、彼のACブル05がピュアで気に入ったわけです

この村名@5,355でした
当時は、偶然、某ショップでの特価を見つけて、嬉しくなって2本買ったもの

今から考えれば、村名で、”高い”ですね
ヌーベルセレクションは、個人的には、概して高価設定が多いように思えます
特価と言う言葉は使われてなかったのですが、他ショップより千円ほど安かった(うろ覚え (^_^;))
では、このワインの購入が正解であったかと聞かれると・・・
ブログ未掲載の1年半前の前回は、余韻に雑味を感じて、”こんなものなのか”でした

が、今回は、アタックから余韻までピュアで
良いと思ったACブル05の延長線にある上級キュベであると言える味わいです
でもでも・・・・・・・考えてみれば、まあVintage2005ですから
造り手の技量 + α=天候 という優良年ですから基本的に美味しいワインで当たり前ですね

香りは
樽を僅かに感じるのですが、ALC臭からそう感じるのでしょうが・・・
紫系ブーケが支配的で、野いちごなどフルーツもありますが
MSDの質実的なイメージより、華やかさを感じます
完全ブラインドなら、ジュブシャンに間違えそうです

味わいは
タンニンも溶け込んできており、余韻に舌に僅かに残る渋みが、好い塩梅です
酸もピュアで綺麗で、果実味を支えて好いバランスです
タンニン・酸・果実味の一体感が渾然と余韻まで伸びてきます

いいですねえ、この味わいとイメージの広がりがPNの醍醐味ですね
村名ですが、村名だからこそ、といえるでしょうか
ピークに向かう直前の、パワフルさを味わえる上り坂の、熟成段階が一番旨い!





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