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ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

失敗作の例か J・M・ミヨのクロ・ブジョー03

2009-11-12 | エシェゾー/VR/クロブジョー
03シリーズの第4弾
「JEAN MARC MILLOT CLOS-VOUGEOT GC VV 2003」


例によってワイン業者達が上手な美辞麗句の宣伝をして
”香りの魔術師”という触れ込み




03の難しい年で
しかもクロ・ヴージョは秀逸か駄作か
極端な分かれ道のある難しい特急畑


この造り手のワイン
初めて相対してみると




VIEILLES-VIGNESでもあるしあれば期待させられたが

香は閉じているというよりもないと言ったほうが正解か
バランスは崩れ
余韻に下降線をイメージさせるえぐみまで


期待以下であった



裾物の試飲をしてから買えばよかったのか
・・・しばし沈黙してしまった


セラーにMILLOTのECHEZAUが3本寝ているが
どうしたものか

ヴィンテージ03 は難しいのだろうか

2009-11-04 | エシェゾー/VR/クロブジョー
ジャック・コンフュロン・コトティド エシェゾー2003
「J.CONFURON-COTETIDOT GC ECHEZAUX」


過熱果で難しかったVintage2003
特に酸味の状態や熟成の状況が気になって開栓してみた

まずはその一本




ド・モンティーユでさえ補酸を認めている03
補酸をした造り手は随分多くいたことでしょう

04と同様に造り手には厳しかった年だったから


見た目では計り知れない

自然とのまさしく格闘なのかもしれない




濃いめのガーネット
熟成感を少し感じさせるオレンジが入って

土の香りにわずかな動物臭を感ずる
エシェゾーに通じる土ぽさも僅かにある


Vintageも手伝ってか甘みや果実味は十分
酸味もあるのだがやはりちょっと頼りない





調整をした造り手としなかった造り手
このワインは補酸調整はしたのかもしれないが・・・
まだ自然な酸味に感じられる良い方のワインなのかもしれない

そうしたことを想像しながらVintageと造り手の兼ね合いを味わうのも一考なのかも