まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

和顔施

2021年11月25日 | 日記
先日、99歳で亡くなられた瀬戸内寂聴さん。
今でも生前の表情や言葉を折ふしに思い出すのだが
とにかく笑顔の素敵な人だったなと思う。
どの写真を見ても映像をふりかえっても常に破顔一笑。
いつも明るくにこやかに笑っておられる。


出家して以来、そんな寂聴さんが
心がけて来た言葉に「和顔布(わがんせ)」という一言がある。
もともとは仏教用語の布施から来たらしいが
会う人に笑顔を施して得を積むというほどの意味だと言う。
この言葉を知って彼女は目からウロコだった。
なるほど、これなら誰にでもできる。
笑顔を見て怒る人はまずいない。
笑顔をふりまくこと、それ自体が一つの施しになるのだ。
いつも和やかで穏やかな表情で人や物に接する。
写真の寂聴さんがいつも笑っておられた理由が初めて分かった。
感謝すること、いつも笑顔でいること。
うん、これなら誰にでもできる。
と思うのだが仏頂面に慣れ切ったのオジサンには
結構ハードルが高いのである。

寂聴さんが心がけた「和顔施(わがんせ)」。
いい言葉だなあと思いつつ
うーん、笑顔を忘れているなあとつくづく思う。


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