まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

昆虫少年来たる

2020年06月24日 | 日記
梅雨の晴れ間でした。
仕事帰りにいつもの公園をブラリ。
すると昆虫網を持った少年を見かけました。
今年初めての「虫網少年」の登場ではないでしょうか。
ピカピカの真新しい昆虫網です。



今年もそんな季節になったんだなあ・・・
最近は何かにつけて郷愁にひたるオジサンですから
ついつい想像力をたくましくしてしまいます。
コロナ、コロナの自粛生活で
公園を走り回ることさえママならない日々でしたから
満を持して飛び出して来たのでしょうか。
パパに買ってもらった昆虫網を使いたくてウズウズしていただけに
待ちに待った日だったのかも知れません。
むせかえるような草いきれが漂って来るようです。



10年近く前に描いた古いスケッチです。
この頃から昆虫少年には郷愁を覚えていたんですねえ。
赤トンボが飛んでますから秋口頃でしょうか。
この頃に戻りたい・・・とは思いませんが
何の憂いもなく昆虫を追い回していた少年時代が
ひたすら懐かしく思い出されました。


立川談四楼吼える!

2020年06月23日 | 日記
そもそも噺家というのは
すぐれた戯作者であり批判者であった。
つねに世の神羅万象を憂い皮肉り
お上の失政を痛罵しては喝采を得る庶民の代弁者であった。
立川談四楼師匠のネット講談が痛快である。


山本太郎の出馬宣言が波紋を呼んでいる。
唯一小池百合子の牙城を崩せる可能性があるとすれば
この人ではないかと思わせる迫力がある。
宇都宮健児氏との票割れがとやかく言われていたが
そのウツケンさんを副知事に指名すると言う。
当人が受けるかどうかはわからないが
理想論ばかりでなくなかなかしたたかな政治家である。
都の豊かな財政で地方債を発行し
15兆円でコロナ禍で苦しむ庶民を救って欲しいものである。



TBSラジオの「ラジなん」は私も聴いた。
久米宏はゲストの田中真紀子と早大演劇部の同級生だと言う。
その気安さからか当たるを幸い安倍政治を斬りまくり
真紀子節は大いに健在だった。
玉城デニー沖縄県知事の回も興味深く聴いた。
イージス・アショアを見直すなら
辺野古の埋め立て工事も即刻中止にすべきである。
実に穏やかな語り口で真摯な政治家だった。



安倍首相のこととなると
談四楼師匠の舌鋒はひときわ鋭くなる。
河井バカップルの逮捕については任命責任はもちろん
一億五千万の原資についても自民党総裁である
安倍が関わっている可能性が極めて高い。
税金が買収に使われているとすれば前代未聞であり
国民をナメ切った所業と言わざるを得ない。
検察にはぜひそこを解明してほしいが覚悟はあるのだろうか。
談四楼師匠にはこれからも吼え続けて欲しいと思う。


紫陽花を活ける

2020年06月22日 | 日記
いま紫陽花が盛りである。
この花ほど梅雨空が似合う花はない。
公園のあちこちで道端のそこかしこで咲いては
乾い心を潤してくれる。
雨の日の風情はまた格別である。



ベランダの紫陽花を玄関に活けてみた。
花を生けるなんて行為は何年ぶりだろうか。
元々は道で拾った紫陽花を鉢植えにの脇に刺しただけだが
勝手に育って今ではこんなに立派になった。
毎年のように花を咲かせては目を愉しませてくれる。
この生命力はなかなかではなかろうか。
拾いものには福がある・・・?
暑苦しく狭苦しいわがウサギ小屋にも
一陣の涼風が吹き抜けていくような爽やかさである。
やはり野に置けレンゲソウ・・・
の言葉もあるが「紫陽花を生ける」のも悪くないなあと
ちょっと悦に入っているオジサンである。
あれ、『活ける』と『生ける』、どっちが正しかったっけ?


久米宏やめるってよ

2020年06月20日 | 日記
毎週土曜日のTBSラジオに
久米宏の『ラジオなんですけど』という番組がある。
リスナーは「ラジなん」の愛称で呼ぶ。
久米宏の歯切れのいいお喋りとゲストコーナーが人気で
私も仕事の傍ら時おり聴いているのだが・・・


その「ラジなん」が6月いっぱいで終わると言う。
突然の発表で正直驚きであった。
ラジオの聴取率調査ではつねに1、2を争う人気番組だし
とくに編成期でもないのになぜ?
当然の疑問だったが「ははん」と思い当たるフシもあった。
久米はもともと毒舌家で皮肉屋でもある。
最近の激しい「政権批判」は私でもハラハラするほどだったし
オリンピック中止すべしの主張もかなり鮮明だった。
中でもそれにからんでの「電通批判」もたびたび口にしていたし
まさに言いたい放題、やりたい放題であった。
もちろんリスナーには面白いし小気味よかったのだが
これはマズイなあという心配もあった。
業界人にとって電通批判はやはりタブーである。
その矢先の「番組終了」発表でやっぱりなあ・・・と思った。
本人は「番組は惜しまれるうちに」などともっともらしい言い訳をしていたが
奥歯にモノが挟まった口調でいつもの歯切れの良さがない。
これはさる筋からの圧力ではないか!
直感的にそう思ったのは私だけではないのかも知れない。
マスコミの堕落は今に始まったことではないが・・・


劣化と老化

2020年06月19日 | 日記
朝から雨が降っています。
梅雨空復活でちょっと肌寒いほどです。
「巷(ちまた)に雨が降るようにわが心にも雨ぞ降る」
ベルレーヌだったかボードレールだったか・・・
フランス詩集の一節を思い出します。



こんな日は膝の古傷がシクシクと痛みます。
心もシクシクと泣いています。
手元だけでなく足元も不如意でフラついたりします。
想像以上に身体の「老化と劣化」が始まっているのでしょうか。
広島県出身の国会議員夫婦が
選挙違反で逮捕されるという衝撃ニュースでした。
今どきそんな露骨な買収行為があるのかと呆れると同時に
任命責任を問われた首相は神妙な顔で
責任を痛感すると言いながら責任をとった試しはありません。
責任は痛感ではなく取るものです。
首相とともに応援演説に駆けつけた幹事長も
そんな大騒ぎするような大物じゃないとニベもありません。
以前から政治の劣化は指摘されていますが
この鈍感さピンボケぶりは劣化だけでなく老化そのものです。
ホンマに日本の政治はどうなるんか・・・
などとボヤきながら雨の中を今日もご出勤です。