まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

横田滋さんを思う

2020年06月08日 | 日記
我が家のベランダで
今年もフジサイの花が元気に咲き始めた。
2年前だったか3年前だったか・・・
道端で拾ったアジサイの枝を冗談で鉢植えに刺してみたら
いつの間にか根を張って勝手に育ち始めた。



あまり植物を育てたことはないのだが
今ではせっせと鉢植えに水をやるのが朝の日課になった。
わが子を育てる心境なのかも知れない。
見るところガクアジサイのようだがドンドン葉を茂らせて
この先どうなるのか心配になって来る。



アジサイに水をやりながら
亡くなった拉致被害者の横田滋さんのことを思った。
わが娘の奪還を目指して40年という途方もない年月を思った。
願えば夢は必ず叶うとは言うけれど
叶わぬ願いもあるのだなあと、悔しくて無念でならない。
あの歴史的な小泉訪朝の舞台に
官房副長官として同行し誰よりも家族の痛みを知っているはずの人は
二度も首相になって在任最長記録を更新中と言う。
拉致問題の解決は内閣の一丁目一番地。
などといつも神妙な顔で口触りのいいことを言いながら
問題は解決の糸口どころか1ミリも進んでいない。
そもそも何か努力はしたのか・・・
横田さんの死は安倍外交の無為無策の象徴だったと思う。

  力尽きてなお わが娘を思う 紫陽花忌 (杉作)