いよいよ大晦日です。
今年も最後はまた東山魁夷の名作「年暮る」です。
大晦日になると決まってこの絵をブログに掲載してもう何年か・・・
国立近代美術館が所蔵する風景画の傑作。
単なる風景を超えて深い精神性さえ感じさせる世界です。
京都は鴨川沿い、東山三条あたりの風景です。
低く連なる町家の瓦屋根、音もなくしんしんと降り積もる雪。
空もなければ人の姿もない寂寥の風景ですが
目を凝らすと手前の民家の窓にうっすらと灯りが点っています。
学生時代を京都で過ごした私は
この風景に名状しがたい郷愁を覚えてしまうのです。
低く連なる町家の瓦屋根、音もなくしんしんと降り積もる雪。
空もなければ人の姿もない寂寥の風景ですが
目を凝らすと手前の民家の窓にうっすらと灯りが点っています。
学生時代を京都で過ごした私は
この風景に名状しがたい郷愁を覚えてしまうのです。
当時、交流があった作家の川端康成から
「いま描かないと京都が消えてしまう」と強く勧められ
東山が渾身の思いで描いた古い町屋の風景。
今はこんな風景はもうどこを探してもありません。
いつかは京都で年越しをしたいと思いつつ
そんな機会もないまま・・・
いつしか半世紀の歳月が流れてしまいました。
「いま描かないと京都が消えてしまう」と強く勧められ
東山が渾身の思いで描いた古い町屋の風景。
今はこんな風景はもうどこを探してもありません。
いつかは京都で年越しをしたいと思いつつ
そんな機会もないまま・・・
いつしか半世紀の歳月が流れてしまいました。
忙しいという字は「心」が「亡ぶ」と書きますが
日々に追われて生きていると
心が錆びついて軋んでくるような気がしますね。
たまには旅に出たいものです。
京都のセンチメンタルジャーニーなんかいいですねえ。
皆様、どうかよいお年を・・・
日々に追われて生きていると
心が錆びついて軋んでくるような気がしますね。
たまには旅に出たいものです。
京都のセンチメンタルジャーニーなんかいいですねえ。
皆様、どうかよいお年を・・・