初夏に降る雪

最初に見たときは驚きました。
え、どういうことや、雪でも降ったのかいな！
と目わが目をを疑いました。
新緑の葉っぱがすっぽりと白に覆われて
まさに雪でも降ったかのようです。

正式名は「ヒトツバタゴ」と言うそうです。
枝のネームプレートにはそう書いてありましたが

うーん、聞いたことがありません。
すぐ横には別名「ナンジャモンジャノキ」とありました。
最初は誰もが名前がわからぬまま
とりあえずそう呼んでいたのが定着したそうです。
この見慣れない植物は「いったいなんじゃ！」と叫んだのでしょうか。
その光景が浮かんで思わず笑ってしまいました。

よくよく見ると・・・
白い雪の結晶が弾けたような形状ですねえ。

まさしく大自然の造形の妙と言うか
全体にうっすらと靄がかかったようにも見えます。
じつに繊細で美しい眺めです。
散歩後、「ああ、いい雪だったなあ」と言うと
家族はキョトンとした顔で首をひねっていました。(笑)