七夕飾りの郷愁

七月七日は七夕です。
言われて初めて気がつきました。
これは四年前だったか五年前だったか
たまたま通りかかった石神井公園で撮った写真です。
七夕飾りを見ると郷愁がこみ上げますねえ。

七夕には夜空を見上げるのが常でした。

かすかに見える天の川をはさんで
織姫は琴座のベガ、彦星は鷲座のアルタイル。
二人の仲を取り持つ白鳥座のデネブがカササギなので
この三つの星を結んで「夏の大三角形」だと理科の時間に習いました。
当時、夢見る紅顔の「天体少年」だった私は
天の川伝説のロマンに大いに鼻の穴をふくらませたものです。
そんな私が長じて後、子供が出来てからは
ウサギ小屋のベランダの小さな七夕飾りに短冊を出ら下げて
夏の夜空を見上げるのがささやかな行事でした。
そんな習慣がなくなってもう何年か・・・
コロナのせいで七夕飾りもすっかり姿を消してしまい
どよ～んとした曇り空で天の川も見えません。
ああ、七夕がドンドン遠くなる・・・