まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ドクダミ

2021年05月22日 | 日記
公園の横断陸橋の下に
ドクダミの花がこれでもかと繁茂しています。
コロナウイルスではありませんが
人々に忌み嫌われる代表選手のような雑草です。
でも、近づいてよくよく見てみると
白くて可愛らしいなかなか味わい深い花ですよねえ。


昔、実家(島根県)の庭にもドクダミが咲いていました。
まだ家の外に厠(かわや)がある時代で
お便所のすぐ脇の薄暗い場所に咲いていることから
家族は「便所草」などと呼んでいました。
その頃からドクダミは日陰者で常に疎んじられる存在でした。
もともと解毒作用があることから
その名がついたとと聞いていますから気の毒です。
この花を見るたびに「不憫」という言葉が浮かんでしまいます。
この季節、表通りで脚光を浴びる紫陽花などに比べて
いかにも世をすねたような日陰者です。
でも、私はそんなドクダミの花に深い親近感を覚えます。
同病相哀れむの心境でしょうか。(笑)