まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

テレワーク

2021年03月16日 | 日記

私が管理員を勤める雑居ビルは大部分が賃貸住居だが
3階部分は事務所フロアになっている。
化学関係の学術雑誌の出版元、レジャー雑誌の編集部
パソコンを並べたIT企業も入居している。
その他にも税理士事務所、美容室、歯科医院も入っている。

普段は活気に溢れていて人の出入りも多いのだが
最近はなぜかひっそりとしている。
事情を聞くと「テレワーク」に対応中だと言う。
リモートワークとも言うらしいがどう違うのかよくわからない。
感染拡大防止のために各事務所が出社人数を制限し
交代制で業務に当たっていると言う。
電話とパソコンがあれば仕事は出来るということらしいが
本当に不都合はないのだろうか。
美容室と歯科医院はそういうわけにも行かず営業中である。



外に面した二階にも事務所がいくつもある。
4、5年前に広い店舗をぶち抜いて集合オフィスに生まれかわった。
こちらは種々雑多な業種が30社近くも集まっていて
デスクが一つだけという会社もある。
とてもテレワークに対応している余裕などない会社ばかりで
人の出入りも頻繁で宅配業者の配達も多い。
考えてみればパソコンとメール一つでできる私の仕事も
昔からテレワークにはしっかり対応していたとは言えるのだが
原稿の細かいニュアンスは対面でないと伝わらない。
コロナが明けてもこのままの状態が続くのか
それともコロナ明けは元に戻るのか微妙なところだが
働き方改革の必要性を痛感する昨今ではある。


失恋のコブシ

2021年03月16日 | 日記

都内に桜の開花宣言も出たこの日・・・
帰り道に公園を自転車で走ると
ご覧のように真っ白なコブシの花が満開でした。
私が住む練馬区の「区の花」だそうで
毎年3月には「練馬こぶしマラソン」が開催されますが
残念ながら今年も中止だそうです

 

コブシは<辛夷>と書きますね。
蕾が幼い子のにぎりこぶしに似ているからだそうですが
うーん、そうですかねえ。(笑)
モクレンの仲間で白く可憐な花びらが特徴です。
千昌夫さんの大ヒット曲でも

  ♪ こぶし咲くあの丘 北国の ああ北国の春~

と歌われていたように北国のイメージが強いです。
同時に私にとっては失恋のイメージの花でもあるんですねえ。



今からもうもう20年以上も前ですが・・・
その時も生まれて何度か目の失恋をして傷心をいやすため
まだ雪の残る木曽路を列車で旅をしたことがあります。
いい齢こいてセンチメンタルジャーニーです。
木曽福島を過ぎたあたりでしょうか。
ぼんやり眺める車窓の山肌に突然コブシの花の群落が表れて
その神秘的な美しさに思わず心奪われものです。
あの真っ白なコブシの可憐さは今も目に焼きついて離れません。
わが身の失恋の痛手を悲嘆して
思わず「にぎりこぶし」で涙に暮れたものでした。
あれは20年以上前、いやもう30年も前のことでしたか・・・