またまたルメールである。
いったいどんだけ勝ったら気が済むんや！
あきれ顔で叫んでしまう。
わが阪神タイガースとはえらい違いやないか！
情けなくて思わず天を仰ぐ。
平成最期のクラシックレースである。
先週は牝馬たちの桜花賞に黄色い声援を送ったが
今週は男馬たちのガチンコレースである。
戦前の予想は三戦無敗のサートゥルナーリアの一強である。
政界では「安倍一強」にもそろそろほころびが出て来たような気がするが
競馬の世界では果たしてどうであろうか。
ひねくれ者の私は川田騎手のヴェロックスに一票を投じて
レースを見守ったのであるが・・・
結果はアッサリであった。
サートゥルナーリアは１００日以上の休み明けをものともせず
直線、力強く抜け出して押し切った。
これでデビューから土つかずの4連勝とは恐れ入った。
とにかくスケールが大きい。
この馬でダービーも決まりではないか。
惜しかったのは2着に入ったヴェロックスである。
狙いはスバリだったのに、結局、もうひと伸びが出来ない勝負弱さ。
まさに私の人生を見ているようだった。
そうなんだよなあ、いだってこうなんだよなあ・・・
人生はよく競馬に例えられたりするけれど
これだけ「負け続け」の人生もちょっと珍しいのではないのかと
自慢したいような気にもなってくるのである。