汗ばむような日でした。
今年は暖かかったり急に寒くなったり
猫の目のように落ち着かない日が続いていましたが
やっと春が来たような気分でした。
桜がハラハラと散って行きます。
花吹雪の向うに見えるのはセーラー服の女学生。
よく似合いますねえ・・・（笑）
ひさかたの 光のどけき 春の日に
静心（しづごころ）なく 花の散るらむ
この日の気分にピッタリの和歌でしたが
うーん、誰の作だったかは忘れてしまいました。（笑）
静心とは読んで字のごとしで
つまり「落ち着いた心」という意味です。
それがないのですから気持ちが落ち着かない訳ですね。
実際、最近は何をしていてもソワソワと
心ここにあらずという状態です。
春には決まって起きる症状なのですが・・・（笑）
桜と入れ替わるように
ハナカイドウ（花海棠）が満開です。
白っぽいソメイヨシノとは違ってピンクの色が濃く
何とも美しい花姿です。
まるい蕾が垂れさがっている様子も可憐で
まるでセーラー服の女学生を見るようで心が落ち着きません。
ハイ、春には決まって出る症状です。（笑）
紫色のモクレンも満開です。
純白のハクモクレンに対して「シモクレン」とも呼ぶそうですが
なんかゴロが悪くて呼びにくいです。
ハクモクレンもいいですが
この赤紫のモクレンも味があっていいですねえ。
なぜかこの花を見ていて
心が乱れることはことはありません。（笑）
花散りて しづこころなき 六十路かな （杉作）