まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

桜まつり

2017年04月10日 | 日記

昨日は「花散らしの雨」などと言いましたが
どうしてどうして・・・
散るどころかいまが真っ盛りの桜もあります。

石神井川の桜です。
先日、このブログでご紹介した時には
まだ五分咲きといった風情でしたが完全に満開ですねえ。
どうですか、この圧倒的な量感!
これでもか!というぐらい万遍なく満開ですよ。(笑)
川沿いに延々と続くこの桜並木は
見る人を理屈なく幸せな気分にしてくれますねえ。



あたこちから桜だよりが聞こえて来ます。
全国各地で「桜まつり」が開催されていますねえ。
今朝のぞいた「Facebook」にも桜の写真が溢れていました。
今年は東京が全国に先駆けて開花宣言でしたが
その後も「桜前線」は順調に北上を続けているようです。

昼休みに新聞を読んでいると
福島県富岡町で7年ぶりに「桜まつり」が開かれたという
小さな記事が目に止まりました。
富岡町と言えば福島第一原発の事故以来
ずっと出たままだった「避難指示」が先日解除されたばかりです。
町内の2キロ以上にもわたって続く桜並木は
東北屈指の桜の名所だそうで
町民にとって「桜まつり」は欠かせない春の風物詩だったとか。
周辺はまだ線量の高い地域も多く
桜並木の250メートルだけを解放しての「桜まつり」でしたが
7年ぶりに見る「おらが町の桜」は
やはり格別の味わいがあったのではないでしょうか。
生活再建は並大抵のことではありませんが
なんとか頑張って欲しいものです。



   さまざまの こと思ひだす 桜かな (芭蕉)

何の変哲ものないこの平凡な句が
どうして、これほどまでに持て囃されるのでしょうか。
人にはそれぞれ忘れられない桜があり
桜にまつわる無数の思い出があるからに違いありません。
富岡町の人々が「桜まつり」に寄せる思いは
ふるさとへの尽きせぬ思いであり
原発によって多くのものを失った哀惜の思いでもあるのでしょう。
桜前線は北上中です。