Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

サックス、楽しんでます!

2008-02-25 20:35:11 | 音楽
『SAX』という雑誌を買った。週末の楽器店、立ち読みの目の前であっという間に3冊売れていく。3人とも私より年上のおじ様方、つられて私も買う。興味深い記事が満載。

中でも「歌うとは違う」という記事を発見し、面白く読んだ。いい音が出せないのは息が原因かもしれないと悩んでいたので、息の方向や流し方、口の中の作り方が大いに参考になった。音の出し方は習ったが、いつもこれでいいのかしら? と思いながら練習していた。ひと昔前は、音楽を習う=先生の演奏を真似るレッスンスタイルだったらしい。私の子ども時代は、ピアノの先生は効率よくいい音を出す指を作りあげるために<指体操>を考案、作曲の先生は音楽を体得する手段として<ダンス>をとりいれ、声楽の先生は<発声体操>や<筋肉トレーニング>もレッスンメニューに入っていた。私も生徒たちにテクニック取得やいい音楽を奏でるために、<体操>や<感覚だけでなくしっかり頭で考えること>を取り入れている。

声楽出身の私は、例えば発声の仕組みや筋肉の使い方、息のことなどなど常に考えて演奏していたので、同様にサックスにもあるはずと思っていた。初心者にはあまり必要ないことなのか、テキストには載っていない。たいして吹けないのに先生に聞くのも生意気? きっとこういう生徒がいちばん面倒な存在・・・と自分の中で悶々と試行錯誤だった。この雑誌で、これが知りたかったというヒントがたくさん見つかり、早速試してみる。息の流れを意識しただけで高音がラクにでる、なるほど!

そして今日はサックスレッスン。宿題は<WATERMELON MAN>、ハービー・ハンコックの曲、初めてジャズが課題だった。もちろん楽譜どおりには吹けるが、先生の模範演奏と微妙なタイミングのずれを感じる。「楽譜に完璧なクラシック出身ですからね」と音大出の先生に慰められるが、ちょっと悔しい。でもしっかり練習した甲斐ありでレッスンを楽しめた。そしてまた新しい課題、今度は長~いポピュラー曲。

未知な世界の音楽はひたすら楽しい。
自分の可能性をどんどん広げていく感じの音楽。
サックス始めてちょうど半年の今日。