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AED

2008-02-20 21:33:00 | 音楽療法
仕事場でAED講習を受ける。AED(エイド)とは Automated  External  Defibrillator(「自動体外式除細動器」)の頭文字を並べたもので、臨床的評価によって除細動器としての安全性と有効性が確認された器械。

「心臓は血液を全身に流す体内ポンプの役割を果たしているが、突然、心臓の筋肉が痙攣状態となり、小刻みに震えて収縮・拡張を行わなくなって血液を流せなくなることがある。これを「心室細動」とよぶ。そのとき心臓に電気ショックを与えて、小刻みな震えを止めて正常なリズムに戻すための器械がAED。心室細動の治療は時間との勝負で、電気ショックの成功率は1分ごとに7~10%下するといわれているから、できるだけ早く処置する必要がある」(Yahoo辞書)
脳障害を起こさずに救命するためには、心室細動に対して心停止後5分以内にAEDによる早期除細動を行うことが必要で、除細動により心拍が再開し血液循環が再開されれば、致命的な脳障害が防げることがわかっている。



医療従事者だけでなく一般市民も使用できるようになり、勤務先の高齢者施設でも介護職、事務職、運転手、リハビリ専門職、栄養士、厨房、清掃員など全員が、実際手にして一人ずつ講習を受けた。電源を入れ、音声メッセージに従って操作する。操作手順や方法はわかりやすく指示されるし、医学的知識がなくてもコンピュータ作動によって自動的に心電図を判読してくれるので、必要な場合のみ、電気ショックによる除細動の指示がでる。この指示がでた時に通電のボタンを押すだけ。

施設では玄関を入っていちばん目につく場所に設置されている。そういえば先日待ち合わせしたホテルで、デパートで、公共施設で、そして今日は最寄駅の改札口でも目にした。最近あちこちで見かけるAED。あまり使いたくないけれど・・・。