須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

達成感

2009年01月11日 | スタッフより
わたくし事ですが、息子が集中力がまだまだ無くて、ひとつの事を最後まで出来なくて悩んでいます。

「なんで最後まで出来ないの!」と思ってしまうのだけど、頭ごなしに怒るだけでは良い結果にならない事はいつも思っていて、だからと言ってどうしたらいいのか、主人とも日々話しながら悩んでいます。

最近、担任の先生と話す機会があり、主人から先生に相談しました。

先生は、よく見てくださっています。

一人一人の性格、性質を。

息子の人間性を良く理解してくださっていて、的確なアドバイスをくださり、私達も
「そうか、それでいいんだ。」
と安心したり、教えられたり、ものすごい力になりました。

そのお話の中で今回しっかりと頭に入れて実践していきたいと思ったのが、

「達成感」

という事です。

先生が常に実践している事で、子ども達にその時間内で目標を設定し、

その設定も初めから高いものでは無くて、例えば45分間の授業の中で最初から最後まで集中させるのでは無く、

「10分間で10問」

という課題を出し、出来たら褒め、
また翌日、

「20分間で20問」

と増やして、また出来たら、「出来たね!」と褒め…

そんな風に、達成感を味あわせていく事も大切な方法だということをお話しくださいました。

うん、うん…と聞きながら、今日1日仕事をしながら、私も今までの人生を振り返り、また、須永博士の今までを思うと、

須永博士は、常に、人生の中でその達成感を求め、生きてきたように思いました。

誰でも自分なりの目標はあり、それに向かって努力していくものだけど、その目標というものは設定は自分で低くも高くも作っていける。
ただ、その目標を実現できた時に自分がどれだけ納得できる達成感を味わえるのか、

私から見ると須永博士という人間は、まわりからみたら

「無理じゃないのかな?」と思える様な発想だったり挑戦だったりします。

だけど、私達には見えない努力や苦悩を積み重ねてその目標に立ち向かっているんですよね。

だからこそ今まで詩人として、生きてきて、皆さんに力を与える作品を書き続けてこられたエネルギーがあるんだな…なんて思いました。

と同時に、子育て真っ最中の今、これから大人になっていく子供達に、小さな事でも努力して達成していく大切さや感動を味わせながら、もしも上手くいかなくても出来るまで頑張ってみる力をつけさせていき、できたら褒めてあげる、そんな見守ってあげられる大人の心。

明日成人の日を迎えますが、今の成人の皆さんを見る前に大人である自分自身の心も見つめてみながら、これから生きていく世界についても考えてみたいと思う私です。

達成感…

人それぞれ感じ方は違うと思います。

だけど、その話しを聞いた今日、とっても大切な事だって気付かせてもらいました。

明日も自分なりの目標を持って、1日を終えた時に達成感を味わう事が出来るような日にしたいと思います!
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昨日の「どんどや」

2009年01月11日 | 小国の風景・情報・つぶやき

昨日は、お伝えしましたように小学校で「どんどや」の開催がありました
朝起きると外は一面真っ白!

まだ雪も降り続いていたので、「開催できるのかな・・・」って心配だったけれど、無事におこなうことができました!

http://blog.goo.ne.jp/sunaga-hiroshi-b/e/51f57ff3a033360ee2adfb9096dc7354
↑昨年の「どんどや」の様子
昨年も美術館で留守番だった私ですが、今年は主人が朝別の用事があったので、子供も一緒に、初めて準備の段階から参加(といっても子供を追いかけながらなのでほとんど手伝いらしいことは出来なかったけれど・・・。)しました。

どんどやの由来は昨年も書きましたが、
「どんど焼き」と呼ばれる地方もあるそうで、調べてみると面白いです。

小正月の行事で、竹や木でやぐらを組んで、正月のお飾りを持ち寄って燃やします。
どんどやの火にあたったり、残り火で焼いたお餅をたべて、無病息災を祈り、竹が焼けてはじける大きな音で、邪気を追い払うとも言われているそうです。

小学校では、子供達が書いた書初めも竹の枝に結び付けて、火が入ると天高く舞い上がる火の子と一緒に書初めも昇っていき、眺めていたら子供達がお正月に書いた今年の目標や抱負が、「必ず叶う!」と強く思えるような、そんな光景でした。

お父さん達が中心になって、子供達も一緒に小学校の裏山から竹を切り出してきて、高~~く組まれた櫓も雪化粧した校庭とたまにのぞく青空とで、とっても迫力もあり綺麗でした。


「どんどや」の呼び名のとおり、どんどん火は強くなって、炎の柱がものすごい太さで立ち、それと一緒に
「ボ~~ン!!! パ~~ン!!」
という竹の割れる音が響いて、すごい迫力



去年も火が入ってから小学校へ来て見たのですが「怖い~~!」と子供が泣いて、すぐに帰ったけれど、今年はなんとか大丈夫でした。

火が収まってきたら、竹の先にアルミホイルでくるんだお餅を残り火で焼いて、おしるこに入れて食べました。



焦げてしまった子もいたけれど、焦げを取り除き半分くらいの大きさになってしまったお餅でも自分で焼いたものはその美味しさは格別ですよね!!

お母さんたちが校庭の横で焼いてくれていたサツマイモや、スルメ(これが子供達に大人気!大人に行き渡る前に子供達があっという間に自分のを確保ポッケに焼けたスルメを忍ばせて、遊びながらポッケから出してスルメをかじっている姿がかわいかった)とおしるこ、それにお手製のお漬物もあって、みんなお腹がいっぱいになりました

地域のおじいちゃんがくださった竹とんぼでしばらく遊んで、気づいたらお昼のチャイムが・・・。

朝早くから雪遊びして走り回っておなかいっぱいになって、子供達みんな大満足の昨日の「どんどや」でした。

そうか、来年はもう、この小学校は閉校してしまっているんだ・・・・。
帰る道を歩きながら、楽しかった時間を振り返ると、急に淋しさがこみ上げてきて、やっと小さい子も参加できるようになったのに、もう来年は先生方も一緒にこうしてする事も無いんだ・・・。と、写真を見ながら思ったのでした。
地域の行事としてでも続けていってくれたらいいのにな・・・・。

 

コメント (2)
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