GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

緑色のカワトンボとバンケン

2014-02-09 21:04:56 | 動物・昆虫

サエンモノロム以北の76号線拡張工事のためか2年前に見た風景とは何処か違って見えるので、デジカメ画像に残されたGPSデータをグーグルアースに記して場所を確認することにしました。するとやはり2年前はのどかに見えた集落風景が今は新しい家が建っていたりして随分と変わっているように感じられます。初めて見た時の印象というものがその時の自分の心理状態に左右されてかなり主観的に映ってしまうということは「女性」の印象と同様にしばしば起こり得るものでもあるわけですが。

と、言うことで1月末にも訪れたSrae Ampum方面に行って来ました。76号線をブースラ方向に分岐してからは概ね舗装されているので76号線を北上するのと比べれば土埃を被ることも少なくなります。それでもズボンの裾の汚れを洗うのが面倒なのでカバーを取り付けました。カーゴパンツなどで膝下がチャックで取り外せるのもバイク乗りには便利。

    

12月には泥濘だった道も今はカラカラに乾いていました。前回見た小さな胡椒の畑では新しく植えた苗が枯れているものがあり、この時期は給水設備を整えないと胡椒栽培は難しいのかも知れません。畑の裏に回ってみると田園風景が広がり、木の上にはシラサギが羽を休めていました。

同じ場所を2度目に訪れると地図にない道を折れてみたくなります。100mも進まずに行き止まりだったりすることも少なくありませんが、きょうはゴム林とキャッサバ畑を抜けてかなり進むことが出来ました。最近まで泥濘だったことは固まった泥の形から想像できるような道でもあり、今の時期だったら泥濘を気にせずモンドルキリの何処へでも行けるみたいです。

      

木々や草花を見てはバイクを止めるようになったのは高倍率ズームカメラのお蔭です。

     

走り続けていると小川が流れていました。浅いのでバイクで渡れないことはありません。渡るかどうか決めかねてバイクを止めると大きな野鳥と目が合いました。南部カンダール州の藪の中でもしばしば目にしたバンケンです。今は野鳥の名前より植物の名前を覚えたいのですが、調べるのが面倒でサッパリです。

バイクのスタンドを下して再びバンケンを探すともう姿はなく、小川を見るとトンボや牒が舞っていました。その中に笹の葉が舞うように緑色の羽のトンボが見えました。カワトンボであることは確かですが、緑色を見たのは初めてなのでカメラで追いましたが間に合いません。それならビデオで、と思って構えると何処かへ消えてしまいました。カワトンボは同じ場所に居続けることが多いので暫く待つことにしました。

しかし再び現れることはなく、仕方ないので他のトンボを写していると黒い羽のカワトンボが時折羽を開くと緑色であることが分かりました。それでもその一瞬をカメラに収めることは難しく連写機能も役に立ちません。以前ベトナムで「カンボジアで大きな猿人を見た」と言うベトナム人の話を思い出し、画像を残さない限りはあの猿人の話と同じ扱にされかねない・・・などとの思いも頭を過り、ビデオで証拠だけは残そう、と思いました。

で、これがビデオを再生してその瞬間を静止画像にしたもの。

    

 



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