昨年春に持てはやされたベトナム株は11月から下げ始まり、このテト明けから派手に暴落。昨日はVN-Indexがついに600を割り込み、Người Lao Động (労働者)紙の一面もこの記事に飾られていました。何しろこの14営業日で815ポイントから583ポイントへ28.5%も急落したのですから堪りません。昨年春に付けたピーク時からは半分になってしまいました。
その日の内に11名の自殺者を出した世界恐慌時のブラックマンデーの暴落は何%位だったのでしょう?あるいは日本のバブル崩壊時やアジア通貨危機の際のバンコク市場は?などということが気にもなったりするわけですが、日経平均はバブルの絶頂期と比べて今や1/3程度にまで落ち込んでいるわけで、今のVN-Indexとて500を割り、400を割るとも限りません。
しかし、何の根拠もなく800が底でテト明けには上昇するだろう、という気でいたものですから面食らいました。「何だよこれは、まるで75年の南政府軍の敗走と同じじゃないか」などと関係のない屁理屈を言いたくもなりますした。
先週、Aさんと久しぶりに昼食を一緒し話している時に彼の携帯が鳴りました。ロシアに居る友人からだそうで、「500Kドルばかり投資したいけどベトナムの不動産はどうか?と聞かれたので、不動産は高く過ぎて危険、買っても今は売れない、株が安いから株にした方が良い」と答えたそうです。
ちょうどその日の新聞には物価上昇2ヶ月で6.02%、との見出しがありました。彼の言葉によれば、今のベトナムは「ファイナンシャル・クライシス」だそうです。この酷いインフレは12年前と同じだとか。GDP成長率を上回る物価上昇、特に食品価格がずば抜けているわけで、当然ながらエンゲル係数の高い低所得者層の生活を破壊するものです。その上更にガソリン・軽油等の値上げが追い討ちを掛けられているわけですから更なる物価上は必至。
そしてこの物価上昇を抑えようと引き締め政策を採れば、資金繰りは悪化し、借金の利息はうなぎ上り。定期預金金利は12%に押さえ込まれたもののベトナム・ドンの不足は続いたままです。
10年前にバイクに乗ってた頃はガソリンは1万ドン入れれば十分でした。それがいつしか3万ドンになり、それでも今回の値上げ3万ドンでは1週間持たず、とうとう4万ドン入れることにしました。オイルショックの時だったでしょうか、「生活防衛闘争」という言葉が使われました。果たして今のベトナムの物価上昇の中で如何なる闘いが可能なのでしょう?
その日の内に11名の自殺者を出した世界恐慌時のブラックマンデーの暴落は何%位だったのでしょう?あるいは日本のバブル崩壊時やアジア通貨危機の際のバンコク市場は?などということが気にもなったりするわけですが、日経平均はバブルの絶頂期と比べて今や1/3程度にまで落ち込んでいるわけで、今のVN-Indexとて500を割り、400を割るとも限りません。
しかし、何の根拠もなく800が底でテト明けには上昇するだろう、という気でいたものですから面食らいました。「何だよこれは、まるで75年の南政府軍の敗走と同じじゃないか」などと関係のない屁理屈を言いたくもなりますした。
先週、Aさんと久しぶりに昼食を一緒し話している時に彼の携帯が鳴りました。ロシアに居る友人からだそうで、「500Kドルばかり投資したいけどベトナムの不動産はどうか?と聞かれたので、不動産は高く過ぎて危険、買っても今は売れない、株が安いから株にした方が良い」と答えたそうです。
ちょうどその日の新聞には物価上昇2ヶ月で6.02%、との見出しがありました。彼の言葉によれば、今のベトナムは「ファイナンシャル・クライシス」だそうです。この酷いインフレは12年前と同じだとか。GDP成長率を上回る物価上昇、特に食品価格がずば抜けているわけで、当然ながらエンゲル係数の高い低所得者層の生活を破壊するものです。その上更にガソリン・軽油等の値上げが追い討ちを掛けられているわけですから更なる物価上は必至。
そしてこの物価上昇を抑えようと引き締め政策を採れば、資金繰りは悪化し、借金の利息はうなぎ上り。定期預金金利は12%に押さえ込まれたもののベトナム・ドンの不足は続いたままです。
10年前にバイクに乗ってた頃はガソリンは1万ドン入れれば十分でした。それがいつしか3万ドンになり、それでも今回の値上げ3万ドンでは1週間持たず、とうとう4万ドン入れることにしました。オイルショックの時だったでしょうか、「生活防衛闘争」という言葉が使われました。果たして今のベトナムの物価上昇の中で如何なる闘いが可能なのでしょう?
参考にさせてもらいます。