GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

VN-Index急伸

2007-09-30 20:23:40 | 工業団地
昨夜も散々降った雨が、きょうも昼からダラダラと降り続いています。気温も28度を下回り扇風機も必要ありません。久しぶりに掃除をしてついでに扇風機の羽を取り外して洗いました。ウンザリするほどの埃がこびり付いてます。雨期ですらこれですから堪りません。鼻毛が伸びるのも当然。

このところベトナムの株価も伸びています。証券口座の開設手続きを申し込んだのが8月初旬。「外国人の場合、他社は一ヶ月以上掛かりますがウチは3週間で完了します」との説明を信じたわけではありませんが、手続き終了の連絡が来たのは1ヶ月以上過ぎてからのことでした。ウチは40名を超える分析スタッフが研究してますから大丈夫ですよ。絶対儲かる株を特別に秘密で教えてあげます。担当者は、この業界の胡散臭さと熱帯的楽天性を差し引いてもまだお釣の来るタイプ。日本語対応なのですが、意思疎通は簡単ではありません。意味不明な言葉が多いので、言葉を変えて聞き返すと、彼には僕の日本語が意味不明。彼に分り易い日本語表現が分りません。

郊外の工業団地で税関の手続きをしてる最中に電話があり、証券会社の女の子が誤発注してしまったので200株買って欲しいとのこと。何でそんなことを頼まれるのかとても不思議ですが、相手は頼んでいるという様子でもなく、「絶対お買い得の銘柄ですから」と儲け話として振って来ました。だったら前もって何で言わなかったの?訊き返すのも時間の無駄。口座に残高ないから無理と答えると、大丈夫です、確認しましたとの返事。そんなわけないけども・・・と思っていると「私が現金で払いますから」と意味不明の言葉が続きます。わけが分らないので翌日証券会社まで行くことにしました。

窓口でDさん居ますか?と訊くと、あっ○○さんですね、知ってますよ。昨日ITA買った人ですよねー。「じゃ君が100株の注文受けて300株買い注文出した人」?とは訊く気にもなれませんでした。無いはずの口座残高は前回出したBHS株の買い注文が成立してなかったためでした。しかも200株の話がステートメントを見ると300株になってます。何で300株になっているのかの説明もなく、上機嫌のDさんは、「いやー良い株を買い増したねー。感謝してくださいね。年末には絶対ダブルです。倍になってますよ。そしたら私に何割か払ってくださいね。エーと・・・」

週末のベトナム株はほぼ全面高。HCM証券市場への上場企業は110社を超え、ハノイ市場も80社を超える上場ラッシュです。値上がりを予想してたSTBとBBCは既に高くなり過ぎて買えません。訳もわからずに買わされたITAはThủ Đức区の方ににある工業団地の開発会社だとか。調べてみたら場所はまったく別方向。水産会社だと教えられた会社も不動産会社だったし、まったく頼りになることこの上ありません。やはりと言うべきでしょうか、ITA株は他の株が値上がりする中、翌日しっかり値を下げていました。

橋崩落、謝罪会見

2007-09-30 16:23:56 | 社会
「交通運輸大臣とTKN連合代表、被災者とベトナム人民に謝罪」
Bộ trưởng Bộ GTVT Hồ Nghĩa Dũng, đại diện Tập đoàn TKN xin lỗi người bị nạn, nhân dân Việt Nam

29日の記者会見には、共同、ロータス等の外国通信社も参加したとの記事だったので日本語で読めるかと思って共同通信のサイトを開いてみましたが見つかりません。

Không có chuyện nhà thầu Nhật bán thầu

建設省は、幾つかのベトナムの新聞社電子版で報道された-建設大臣が日本のTKN連合(大成・鹿島・新日鉄)のベトナム企業にへの契約「売却」を承認-というのはあり得ない話として否定(Tuổi Trẻ紙)。「Buổi(ザボン)を食べると乳がんになる」と同様の噂が記事になったようです。今回の事故の責任が大きな問題にされていることの反映なのでしょうけど。

受注工事の契約は3つから構成され、
1- ビンロン側道路部分5.4km:Thăng Long, Cienco 6, Cienco 8建設会社連合。
2- 橋主要部分とHậu川の渡河部分、全長2.75km:Taisei - Kajima - Nippon Steel (TKN) 連合
3- カントー側道路部分7.69km :Trung Quốc (CSCEC)建設会社

TKN連合は、この分野の建設工事で有名かつ経験豊富なスイスのVSL社と契約を結び、VSL社がベトナム人労働者をVĩnh Thịn社とThăng Long2社を通して雇用していたとのことです。

「交通運輸大臣:もし誤りがあれば辞職も考える」
BỘ TRƯỞNG BỘ GTVT HỒ NGHĨA DŨNG: Nếu làm sai, tôi sẽ xem xét việc từ chức!

ある記者の「通例では特別重大な事故が起きた場合、関係省庁のトップは辞職しなければならないようですが、今回多数の死傷者をもたらした事故の責任を取って辞職するつもりがあるのか?との質問に「事故原因はしかるべき法的な各機関によって調査解明される。その時個人なり部署なりの誤りが認められれば責任を取らねばならない。私自身については、カントー橋崩落事故の責任が私にあるとの調査結果が出れば辞職の可能性についても考える、と答えた。