ダナン空港で大立ち回り
ここ数日、新聞の三面欄を騒々しく飾り立てているのが、この写真のĐỗ Hoài Phương Minh(ビンユン省公安交通警察少尉)という人物です。そのお陰で、深夜飲酒運転で事故を起こし、同乗者の14歳の少女(家出してレストランで働いてた)を死亡させてしまったドンナイ省公安ディンクアン地区消防隊の副隊長Hoàng Thanh Sơn少佐の影もすっかり薄くなってしまいました。立て続く警察官の不祥事にそれでなくても日頃からお役人への不信を募らせている人々(僕だけではなく)の怒りを更に掻き立てているようです。
日本の農水大臣の絆創膏顔写真は、こちらの新聞にも掲載されましたが、如何にも賄賂で肥え太ったかのようなふてぶてしいこの顔写真も世界を駆け巡るに値するのではないか。と思っているのは、僕一人だけでしょうか?
(写真は、取調べの最中に携帯で外部と話してるミン少尉)
事件は、ダナンの空港に車で人を迎えに来たドー・ホアン・フン・ミン少尉が、逆方向に車を走らせたとかで空港の警備員と口論になり、激昂して車からステンレス製の刀を取り出し振り回したという至って馬鹿馬鹿しいお話です。ベトナムの警備員の横柄で威張った態度には少なからず腹を立ててしまいますが、権力を笠に着た者同士の茶番劇というところで何も珍しくはないとも言えそうです。しかし、日本の機動隊並のズッシリ、ボテッとした体格をした29歳の警察官が、まるで香港ビデオに感化された子供のようにステンレスの安っぽい刀を振り回してしまうところが流石です。
事件のお陰で父親の素性も報道され、ビンユン省の一つの県の党書記だとのことです。ベトナムの党書記「bí thư」(直訳すれば秘書)は、日本で労働組合の書記をしてるショウジ君の「書記」とは大違いの権力者です。党の序列最高位が書記長「Tổng bí thư」(総秘書)で、それから序列がどれほど下るかは知りませんが、少なくても数10万の人口を擁する県のナンバー1のようです。書記のショウジ君は昨年子供が生まれ、子育てに悪戦苦闘のようですが、ミン少尉の父親の書記は、子育ての大失敗を痛感してるか、そうでなければ大馬鹿親子というところです。
世論の「厳格なる処分」の要求にも拘わらず、ダナン市ハイ・チャウ警察の決定は今回も「わずか500万ドンの罰金」でした。今回も、というのはミン少尉には前歴があり、以前にカラオケ店内で銃の発砲事件を起こしたそうです。しかも何とカラオケのコンパニオンの女の子を口説き、ホテルに行こうと誘ったのを断られて激昂したためとか。少尉殿はこれからも警察官を続けるようですからビンユン省へ行く時はくれぐれも交通違反には気を付けねばなりません。
ここ数日、新聞の三面欄を騒々しく飾り立てているのが、この写真のĐỗ Hoài Phương Minh(ビンユン省公安交通警察少尉)という人物です。そのお陰で、深夜飲酒運転で事故を起こし、同乗者の14歳の少女(家出してレストランで働いてた)を死亡させてしまったドンナイ省公安ディンクアン地区消防隊の副隊長Hoàng Thanh Sơn少佐の影もすっかり薄くなってしまいました。立て続く警察官の不祥事にそれでなくても日頃からお役人への不信を募らせている人々(僕だけではなく)の怒りを更に掻き立てているようです。
日本の農水大臣の絆創膏顔写真は、こちらの新聞にも掲載されましたが、如何にも賄賂で肥え太ったかのようなふてぶてしいこの顔写真も世界を駆け巡るに値するのではないか。と思っているのは、僕一人だけでしょうか?
(写真は、取調べの最中に携帯で外部と話してるミン少尉)
事件は、ダナンの空港に車で人を迎えに来たドー・ホアン・フン・ミン少尉が、逆方向に車を走らせたとかで空港の警備員と口論になり、激昂して車からステンレス製の刀を取り出し振り回したという至って馬鹿馬鹿しいお話です。ベトナムの警備員の横柄で威張った態度には少なからず腹を立ててしまいますが、権力を笠に着た者同士の茶番劇というところで何も珍しくはないとも言えそうです。しかし、日本の機動隊並のズッシリ、ボテッとした体格をした29歳の警察官が、まるで香港ビデオに感化された子供のようにステンレスの安っぽい刀を振り回してしまうところが流石です。
事件のお陰で父親の素性も報道され、ビンユン省の一つの県の党書記だとのことです。ベトナムの党書記「bí thư」(直訳すれば秘書)は、日本で労働組合の書記をしてるショウジ君の「書記」とは大違いの権力者です。党の序列最高位が書記長「Tổng bí thư」(総秘書)で、それから序列がどれほど下るかは知りませんが、少なくても数10万の人口を擁する県のナンバー1のようです。書記のショウジ君は昨年子供が生まれ、子育てに悪戦苦闘のようですが、ミン少尉の父親の書記は、子育ての大失敗を痛感してるか、そうでなければ大馬鹿親子というところです。
世論の「厳格なる処分」の要求にも拘わらず、ダナン市ハイ・チャウ警察の決定は今回も「わずか500万ドンの罰金」でした。今回も、というのはミン少尉には前歴があり、以前にカラオケ店内で銃の発砲事件を起こしたそうです。しかも何とカラオケのコンパニオンの女の子を口説き、ホテルに行こうと誘ったのを断られて激昂したためとか。少尉殿はこれからも警察官を続けるようですからビンユン省へ行く時はくれぐれも交通違反には気を付けねばなりません。