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GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

AX-1、蓮畑で転倒

2013-02-15 12:16:35 | 生活

雨期に氾濫原であった土地が畑に変わると蓮池の水も日々減って来て、12月には歩いても通れなかった道が1月には歩けるようになり、最近ではバイクでも通れるのでは、と思えるようになりました。

田圃の道は水路の掘削が主目的で、掘った残土を盛り上げて道とするわけですから水路は続くのに道は途切れてしまう、ということはしばしばです。メコンデルタのベンチェやカマウの農村に行った時に、人々の交通手段がバイクよりもボートであることを知りましたが、ここ氾濫原の開拓地では同じのようです。

   

土手に盛られた土は乾期の直射日光にさらされ、粘土質の土はひび割れてコチコチに固まり、ゴツゴツした塊となっていてバイクで走ると誤って水路に落ちるのではないかとの恐怖もチラホラ。落ちてしまえばバイクを自力で引き上げるのは無理だから捨てる覚悟を予めしておいた方が良いのかも。

年齢相応に「無理はしない」と決めているわけですが、蓮池脇の道は池との高低差が少ないので恐怖感もなく、つい「走ってみよう」などという気になってしまいました。難関は最初の涸れた水路を渡る凹凸だけ、と思っていたのが間違いで、しかし途中から引き返すにもバイクを方向転換させるだけの道幅もありません。

水が引いて土が乾いてはいてもまだ誰もバイクで走った跡がない道をカメラを首からぶら下げた格好で安易に走って見事にコケました。蓮池の水が涸れていて泥濘程度だったのでどうにかバイクを起こすことが出来ました。

ガソリンタンクのキャップから満タンにしたばかりのガソリンが流れ落ち、付近に人影もなく不安でしたが、左ハンドルを両手で掴み、身体を車体に寄せて押し上げどうにか。次に買うバイクは軽いものにしようか、とも思いつつ。

教習所では転倒させた400ccバイクを2度ほど自力では起こせなかったのですが。AX-1は126kgとやや軽め。とは言え、やはりここではシートも低いカブ型バイクの方が便利みたいです。

   

昼飯に立ち寄った店にホンダシャリーの改造車がありました。子供の通学用だそうです。国道一号線を60kmを越える速度で走っていたのを見たことがありました。

   

これがオリジナルの画像。ベトナムでもこの中古は多く、「チャリー」とベトナム語読みで発音されているバイクです。

   

カンボジアではこのタイ製の細いタイヤを付けるのが流行のようです。改造されたサスペンションは衝撃吸収機能はないみたい。しかも前輪ブレーキも付いてませんでした。

   

カンボジアで人気のタイ製ドリーム125の新車に細いタイヤを付けたバイクを見かけることはしばしば。国道1号線で60km/hの経済走行中にノンヘル3人乗りのこの手のバイクに軽々と追い抜かれたりもしています。


プノンペンでデジカメ・プリント

2013-01-07 14:38:46 | 生活

きのう、きょうと一日中曇天が続いています。台風一号の影響でしょうか?台風は、メコンデルタのカマウ岬近くに来る手前で南下しマレー半島南端、シンガポール方向に進んでいるようです。

   

先週、初めてデジカメ画像をプリントしました。2000年にフェスティバル・フエの混雑の中でコニカ・ビッグミニをスられたのを機にフィルムカメラを持つことがなくなりデジカメを利用するようになりました。当時はデジカメ画像をプリントしても粒子が粗くて綺麗ではなかったようだし、ベトナムではまだフィルムカメラが多く使われていた時代でした。そもそもデジカメ・プリントの原理が分からないということもあるし。

これまで画像をプリントする必要性を感じることもなかったわけですが、畑で写した子供に画像を見せるようにせがまれて、ふと自分の子供の頃を思いだいました。1950年代前半の正月のカラー写真が一枚だけあり、通り掛かったアメリカ人が撮ってくれたそうです。鮮やかな発色で、60年代後半の国産カラープリントが10年も経つと色褪せてしまったのに、その一枚だけは退色せずにアルバムに残っていました。

そんな訳で子供たちの写真をプリントして手渡そうと思い付きました。しかし、何処でプリントを頼めるのかも知らないのでカメラ店で聞いみようと出掛けると、モニボン通りのカメラ店の手前にフォトスタジオが2軒並んでおり、そこでメモリーカードを渡してプリンを頼むことができました。

たぶんこの店は見たこともあったのでしょうが、記憶に残りませんでした。自分の知りたいものとか必要なものしか記憶には残らないようで、フォトスタジオに飾られた写真はどれも見たくない写真の類です。

     

ベトナムと同じように写真屋さんにとってのビックマーケットは結婚式のようです。ベトナムではフォトスタジオの貸衣装で着飾って不自然な化粧とポーズで撮られた写真を「どう、これ、私よ」などと見せられ返答に困ったことが何度かありましたが、そのナルシズムとケバケバ好きはカンボジア女性も負けず劣らずのようです。

フジの店の方がコダックの店より客が多いようでした。「お正月を写そうフジカラー♪」のコマーシャルは今も日本では流れているのでしょうか?「コニカ百年プリント」はどうなったのでしょう?などと思い出しつつ。プリント料金は、キャビネ版が1枚1,000リエル(約20円)でした。


プノンペンのA-Star

2012-12-28 21:46:40 | 生活

日差しの強さも気にならなくなったきょうこの頃。モニボン通りで信号待ちをしている時にスズキの販売店が目に止まりました。何気なく店の中を見ると何時の間にかスイフトの姿がありません。代わりに初めて見るもう少し小さめの車が陳列されていました。日産マーチに少し似た形をしてました。

   

気になって店に入ると、接客係の女性店員が説明してくれました。インドのマルチ・スズキ製のAスターという車種だそうです。価格はVAT込みで17,500ドル。スイフトは27,000ドルほどでしたから10,000ドルほど安い車ということになります。

先日、ベトナムの経済紙サイトで最も安い自動車ベスト10との記事を見ました。そこにはマルチ・スズキのアルト800が4,994ドルと250ccバイク並の値段で紹介されていましたが、「新しい排気ガス規制に適合していないので将来性はない」とか書かれていました。

Aスターのインドでの販売価格はAT車で8,500ドル程度のようなので、ここでは約2倍の価格ということに。プノンペンではスイフトは殆ど売れなかったようで、まだカンボジアで走っている姿を目にしたことがありません。その代りよく見掛けるのは右ハンドルの2代目日産マーチ。2002年が最終生産年ですからすべて10年以上走り続けてる車のようです。

   

このAスターは2015年を目途にタイで生産し、日本への輸出も計画されているそうです。2015年とはアセアンの経済統合を見据えてのことなのでしょうから、カンボジアでは後3年待って税金の安くなったタイ生産車を買う方が賢明なのかも。


食堂の仔猫

2012-11-16 17:21:26 | 生活

二週間ほど足を運ばなかった食堂に昼食を食べに立ち寄ると、新しい下働きの女の子が一人増えていました。中学生くらいにしか見えない体格です。それと同時に仔猫が二匹。何時の間に生まれたのかテーブルの脚元をウロチョロしていました。

7月にも二、三匹の仔猫を見ましたが、それよりも身体は小さいので再び生まれた仔猫のようです。母親は同じで毛の柄が異なるのですが、仔猫の毛柄は7月と同じです。

デジカメのイメージセンサーのゴミ清掃をしたばかりなので写してみました。日本でニコンのサービスセンターにこのゴミ清掃を頼むと1万~1.3万円の費用が掛かるそうで、その上、店の手数料が修理の有無に拘わらず1,500円とのこと。それなら買い換えた方が・・・と思える値段です。モニボン通りの店で依頼すると30ドルでした。

昨日は熱帯性低気圧がメコンデルタに来たお陰でこの付近も雨でしたが、きょうは午後から青空も見えるようになりました。昨日雨の中を走ったためにバイクも泥まみれ。そろそろ雨期も終わる頃なので洗車に行って来ました。

             

洗車の店で働いている多くは高校生くらいの年齢の男の子です。時には小学生くらいの少年も見掛けます。食堂で働く女の子の顔ぶれも度々変わりますが、洗車の店でも同様です。農繁期に田舎に帰るためなのでしょうか。

 


ビナ・エースコックのうどん

2012-10-07 00:43:39 | 生活

何故かふと、立ち食いソバが食いたい、と脈絡もなく急に思うことがありました。立ち食いソバが美味しかったという記憶はまったくないし、たぶん何十年も前の無意識の記憶だと思うのですが。日本へは毎年1、2回は帰っているわけで、その時に間違っても立ち食いソバに立ち寄ることはなく、何で立ち食いソバなのかが不思議です。

きょう、ベトナムのニュースサイトに「Vina Acecook うどんスキスキを発表」との記事がありました。

http://www.vietnamplus.vn/Home/Vina-Acecook-gioi-thieu-my-an-lien-Udon-Suki-Suki/201210/162266.vnplus

エースコック・ベトナム社(Vina Acecook)は、インスタント麺の新製品、日本の伝統的風味の「Uodn suki suki」を発表した。これは、ベトナム人にとってはまったく知らなかった新しい食品の経験となる。「うどん」は特別な麺の一つの名で、「桜の国」のファーストフードである・・・と紹介されています。

ベトナム全土で発売され、価格は、一袋75g入り7,000ドン(26.3円)とのこと。次回ベトナムに行く時は忘れずに買い求めるつもりです。

プノンペンのスーパーでは日清のシンガポール製「出前一丁」Tokyo Shoyuを買えますが、単価は5個入り2.4ドルだから単価は38.4円。

記事によると、エースコック・ベトナム社は1993年12月に設立されたベトナムに於ける一流のインスタント食品製造会社であり、消費者に受け入れられた強力なブランドである。
同主力製品は、インスタントラーメン、インスタント麺、インスタントフォー、インスタントブン、インスタントお粥、インスタントフーティウ、インスタントシチュー、食用油、魚醤、香辛料。
同社は現在、4つの支店と500の代理店を持ち、市場占有率が最も高く、全国で最も高い市場シェアを有しており、市場の90%以上をカバーし、また40ヶ国以上に輸出している、とのことです。

             

ここでも味の素ベトナム製マヨネーズのお世話になっていますが、日系食品会社の製品はプノンペンではシンガポールやタイから入るものが多いようです。個人的には日本から輸入された製品は価格的に対象外なので、日系ベトナム企業の活躍を常々切望しています。


スーパーの量り売り

2012-10-04 00:02:16 | 生活

先日、日本から来た友人に海苔をもらったので久しぶりに日本米が食べたくなり、ペンシル・スーーパーマッケトに買いに行きました。ビニール袋にパックされた何種類かのコメを探すと日本米と同じ形のものがあり、値段は8ドル。10ドルの長粒米もあったので高価ということでもないようです。パッケージにはバーコードと値段の表示しかないので産地もわからず、秤に乗せると2.55kg。キロ単価3.1ドルほどになり、西友が日本で販売する中国米とほぼ同様の値段ということに。

ついでに量り売りのケースを覗いてみました。大豆、緑豆、小豆など豆類が多かったのですが、他にもさまざまな種類のものが。

  

「Black Glutinous rice」は黒もち米。「Samrob rice」は辞書に見当たらないのでクメール語なのかも知れません。

 

「Curry seed」:カレーとは複数の香辛料を配合して作るものと思っていたのでこのカレーの種を見た時は「何?」という感じ。カレー粉を粒状にしたものなのか?とも思ってしまいましたが、カレーの木から採れる実の種のようです。

「Bamboo shoot」はタケノコ。日本と違って一年中採れるようなのに乾燥させるのはそれだけ収穫量が多いからでしょうか。

 

「Samrong seed」:Sterculia lychnophora(Malva nut tree or Taiwan sweet gum tree)、日本語名を「莫大」というそうです。・・中国では甘みを付けた茶に入れて食する。ベトナム、タイ、カンボジアでは、デザートに入れて食する・・とのこと。

 

「Dry Decorative Design」tと「White Abae」はまったく何やら見当が付きません。

             

ペンシル・スーパーマーケット入口のカフェテラス。来た時には女子高校生4人が座って携帯電話を操作してました。「Wifi」のステッカーも貼ってありましたが、皆さんIPhoneを握りしめているのに少なからずショックを受けました。


中国拉麺1.5ドル

2012-09-26 00:07:07 | 生活

風邪を引いてしまい、ここ数日咳が止まりません。久しぶりに体温計を取り出して計ったところ、バッテリーの電圧が低くなってしまったようで何分待っても「ピー」という音はせず、数値も上がりませんでした。ベトナムで買った中国製デジタル体温計。安いだけのことはあります。

自炊する気力がないので近くのモニボン通りにラーメンを食べに行きました。週末などは店の前に客が大勢待っている人気店です。手打ちラーメン一杯1.5ドル。餃子も12Pcsで1.5ドル。一人で12個は食べ切れないので無駄ですが。

 

きょうも客の半分が外国人でした。一人で混雑する店に入るのは気が引けるものがあります。必ず合席になるわけだし。それでも日本人と合席になることはなさそうだし、会話ができないというのは却って気楽なのかも。

スーパーでインスタントラーメン「出前一丁」が5個入り2.5ドルほどで売られています。タイ製のため多くはタイ向けの味付けになっています。一つだけシンプルな日本の味に近いものがあるので買っていますが、今週は2つのスーパーを回っても品切れ。日本から輸入したインスタントラーメンだと5個入りで10ドルか5ドル。作る手間や具の値段を考えると1.5ドルの中国拉麺の安さは明らかです。味もそこそこだし。

1.5ドルは今のレートだと約120円。かつて高校生の頃、小金井駅近くのラーメン屋で50円で食べた記憶があります。ゴルフ場でのキャディーのバイトが日払い1,000円でした。月4回バイトすればラーメンを80回食べられたことになります。平均賃金月100ドルと言われる今日のカンボジアでは月25日働いても1.5ドルのラーメンは66回しか食べられません。そう考えると1960年代後半の日本の賃金水準は今のカンボジアで初任給750ドルということに。

この店も手打ち麺なのは、プノンペンに良い製麺工場がないからなのでしょうか?

隣には「中国鮮魚粉館」という意味不明の店があり、こっちはいつも客が疎らです。チャーハン1.5ドル、餃子も1.5ドルでボリュームも味も問題ないし、串焼きもあるのですが。一度チャーハンと餃子を注文し、食べ切れないので餃子を半分包んで貰って家に持ち帰ったことがありました。

 


プノンペンでカメラとバイクの修理

2012-09-12 00:09:56 | 生活

デジカメは、ニコンのクールピクスP6000を使って2年ほどになります。GPS内蔵が便利かと思って買ったわけですが、使っているカンボジア地図に緯度経度が記されているわけでもないのであまり役に立っていません。

昨年秋頃からレンズ前カバーの開閉動作が故障して指で押し開け押し広げていましたが、時々忘れて半分閉まった状態での撮影も何度か。保証期間が過ぎてるので修理に出すつもりはなかったのに、もうすこしマクロと望遠を楽しめるカメラに買い換えたいと考え始めたら何故か修理することを思い立ち、先週モニボン通りのサービスセンターに持ち込みました。

2日後に電話が来て部品交換になるので15ドル掛かるけどどうするかと問われ、15ドルならばと交換することに。3時間後に再び電話で修理が終わったと告げられました。これは日本で修理したら幾ら請求されるのだろうかなどと思い、ついでに15ドルのバッテリーも買うことにしました。「ディスカウントしてくれるならバッテリーも買うけど」と日本に居る時には言いそうもないことを口にすると「1ドルしかディスカウントできない」との返事に内心喜びました。修理代金も1ドル引いて貰って合計28ドル。カメラを買い換えるのなら今更予備バッテリーを買う必要もない、と後悔しましたが。それにしてもカメラがベトナム製でバッテリーEN-EL5は日本製と書かれているのがやや不思議。しかも日本で買うより値段が安いのは何故?

 

改めてカメラのシールを読むと何とmade in Vietnamと小さく書いてありました。そう言えばクールピクスはサンヨーのOEMだと聞いたことがあります。と、いうことは「サンヨーDIベトナム」、3年前に財務担当が8億円を横領してベトナム女性に貢いだと報道されていた工場で作られたカメラ。オリンパスだったら潔く買い換える口実になった筈ですが、ビエンホア工業団地で作られたデジカメと思うと何処か懐かしさも覚えます。

バイクのAX-1は毎月の如く修理を重ねています。アンコール・ボレイの帰りもギアペダルの位置が徐徐に下がり始め、プノンペンに着いた時はほぼ垂直に垂れ下がってしまいギアチェンジに一苦労。

     

買った直後に比べればエンストもしなくなり遙かに快調ではありますが、それでも不具合が後を絶つことはなさそう。年齢を重ねた人間の身体と同じようです。そう思うと故障が多くても却って愛着が増して来たような感じも。サイゴンでは1940年代のべスパも売られていたので、それと比べればまだ現役世代と呼べるものです。

初めから修理することを前提に買ったバイクです。例え新車であってもバイクに乗るには修理は不可欠なのに日本では修理代が高いので、益々バイク離れが進むのかも知れません。最近ネットではバイクを売る広告は見ることなく、買取り広告ばかり。その多くがプノンペンに運ばれているのではないかと思えるほど日本製中古バイクを多く見掛けます。アセアン域内の輸入関税が撤廃され、タイ工場生産のバイクが安くなるのはまだ先のことのようです。

カンボジアでの修理代金は人件費が安い分手頃ですが、一度で済まないこともしばしば。このギアペダルも昨日の修理は1日持たずに同じ状態となりきょう再び修理して貰いました。昨日の修理代金は10ドル。きょうは当然ながら無料。

スーパーで買ったトウモロコシ

2012-09-05 00:11:08 | 生活

国道1号沿いでは茹でたトウモロコシを売る姿を度々見掛け、その都度いつかは買って食べようと思いつつ、できれば焼きトウモロコシの方が・・・・などとも欲張り、まだ一度も試していません。スイートコーンの缶詰や冷凍ものはスーパーでも売られています。輸入品のため値段もそれなりでした。

ところが、昨日ペンシル・スーパーの棚で見付けたトウモロコシのパックは0.5ドルとお手頃価格。躊躇なくカゴに入れました。内容量記載がないので果たして安いのか。飼料用トウモロコシの0.7ドル/kgに比べれば5倍くらい高いのかも。子供の頃にトウモロコシを食べた記憶は夏休みの終わり頃だったような・・・

アメリカでもトウモロコシの収穫期が始まったようです。干ばつの影響でカビによる毒性で発がん性の強い「アフラトキシン」汚染が問題にされている、と日経新聞のサイトに載っていました。何でこんな翻訳記事で足りるものまで「会員限定」記事にするのかと、きょうもNikkeiにムッとしつつ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0102U_T00C12A9EB1000/

アフラトキシン(afla-toxin)は、2004年に日本でベトナムから輸入したコメから検出され、しかもその事故米が三笠フーズによって流通されていたことがわかり、世間を騒がせたそうですが。

全米最大のトウモロコシ産地アイオワ州ではトウモロコシの検査と共に酪農家の全牛乳を無期限検査することになったようです。ロイターやブルームバーグにも記事がありました。

http://www.bloomberg.com/news/2012-08-30/u-s-grain-users-test-for-corn-toxin-as-drought-spurs-mold-risk.html

同じアメリカのトウモロコシを飼料とする日本の酪農と牛乳にたいして日本政府はどうするのでしょう?2007年に「輸入飼料のアフラトキシン問題に関する質問主意書」を共産党の紙智子参議院議員が提出し、貧弱な内容の答弁書が参議院のサイトに。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/166/touh/t166066.htm


ACLEDA銀行のキャッシュカード

2012-08-23 00:31:55 | 生活

10日ほど前、エシレダ銀行に口座を開き、昨日キャッシュカードを受け取りに行きました。閑散とした外資系銀行と比べると客数の多い銀行なのでなるべく小さな支店と思って毛沢東通りにある支店で口座開設の手続きをしました。

一度目は、外国人の口座開設には公的機関の確認印のあるアパートの賃貸契約書が必要と説明され、大家に聞いたところ、そのためには二ヶ所の役所(警察)に行き計40ドルの手数料が掛かるとのこと。面倒かつ費用も掛かるのなら、と思い留まったのですが、暫くして気が変わり、書類を受け取って再び銀行へ手続きに行きました。

かつての埼玉県内の埼玉銀行ほどの混雑でもないのに、口座開設手続きに要した時間は1時間半。新規口座開設の申込書を作成するカウンターとそれを受理するカウンターが2階と3階に分かれています。そして最後に現金を渡す窓口へ。

10数年前のベトコムバンクに似た雰囲気を感じたのは建物が古いせいと行員のやや横柄な態度。勿論そうでない行員も居るわけですが、どうしても悪い印象の方が残ってしまいます。申込書を受理する担当には「あなたは縁故採用ですか、それともボーイフレンドと喧嘩したわけ?」と言いたくなりましたが、申込のカウンターの若い男に声を荒立て周りの雰囲気を悪くしたばかりなので思いとどまりました。

                 

このスタンプ一つが20ドルだそうです。警察への住居届みたいなものではないかと思いますが、書式はクメール語のみ。アパートの賃貸契約書は英文とクメール文と二通作成しましたが、確認印を貰えるのはクメール文のみでした。

この書類にもサインの上で拇印を押します。選挙の投票でも拇印を押す姿がTVで映されてました。口座開設申し込み書にも押し、銀行のパソコンにパスポートやサインと共にスキャナーで保存され、引き出しの際に照会しているようでした。

   

このACLEDAキャッシュカードにはカンボジア国内のみで使えるVISAデビットが付いています。ATMカードだけでVISAは要らないと言ったのですが・・・・

ネットバンキングの手続きも同時に行われました。ベトナムの銀行と少し違っていて、銀行のホームページからネットバンキングのサイトには接続できず、携帯電話にSMSでhttpsのアドレスが一人づつ送られて来るようになっていました。カード申込時にスマートフォンを持参することが前提となっている手続きには驚きました。通常は通話のみの電話番号を使っているのでその番号を登録したところ、スマートフォンの電話番号に直され、携帯サイトで初期設定の手続きをしないと使用できないようなシステムになっているようでした。

窓口では、送金は自分名義の口座間のみ(?)と言われたので、役に立つ機能は残高照会と携帯電話の料金チャージしかありませんが。

スマートフォンをGPS代わりにしか使えない身には、顧客の各種携帯をいとも簡単に操作する若い行員の姿が頼もしく映りました。