モニボン通り沿いのベトナムスーパーにサコムバンクの小さな店舗があり、アパートから近いこともあって何度かATMを利用しました。
ベトナムで発行されたキャッシュカードにVISAのデビットが付いたものです。前回ここのATMから現金を引き出そうとすると何故だか金額選択の画面が現れず、いきなり「YES」か「キャンセル」の選択を迫られることに。
最近は年齢的なものなのか、或いはとうとうニコチン・タールが脳細胞にまでべったり付着してしまったかのように記憶力は衰え反射神経も鈍くなるばかり。1・2秒前に見た画面を自分で覚えてないだけのことだろうか、ともわが身を疑ってしまいました。しかし、何度試みても金額選択の画面は出て来ません。そして「YES」を押すと40ドル分の紙幣が出て来ます。
しかし、ノロドム通りのATMまで行って試してみるとちゃんと金額選択の画面は現れました。認知省の兆候でなかったことに安堵しつつも不都合のあるATMを使うのは不安でもあり、店舗に入ってサコムバンク・カンボジアのキャッシュカードを作れるかどうか尋ねてみました。
ベトナムのカードではVISA扱いで引き落とされるわけで、その都度4%の手数料が引かれてしまうのも無駄なことだし。100ドル引き出して4ドルの手数料はまぁ仕方ないか、とも思えますが、1000ドルで40ドルと考えると大いに心が揺らぎます。
しかし、返事は何と「サコムバンク・カンボジアではキャッシュカードは発行していません」とのこと。現金取扱はリエルとUSドルだけでベトナム・ドンも扱ってないし、何処で商売を成立させているのかやや疑問。勿論店舗内は閑散としています。ATM端末の異常が問題にならないのは利用者が殆ど居ないからのようです。

ベトナム系銀行に拘る必要もないのでACLEDA銀行でキャッシュカードを作ろうかと思いました。何しろ地方の小さな町に行ってもこの銀行だけは店舗が必ずあります。したがってATMの設置台数も多く便利そう。
このACLEDAのスペルを自分では勝手に「アクレダ」と発音してましたが、クメール発音では「エシレダ」に近いものでした。ベトナムのアルファベット発音は「アーベーセー」でACのスペルはアク(悪)の発音になることが多いけど、ここでは「エービーシー」のようです。
オリンピックの女子サッカー中継でアナウンサーは「安藤」を「エンドー」と発音していたのもそれで納得。