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GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

自家焙煎コーヒーの試み

2013-12-15 19:31:45 | 生活

自分で焙煎したらモンドルキリのコーヒーを美味しく飲むことが出来るだろうか?と思い続けていたところ、ネットでミルク缶焙煎器の作り方というサイトを見付けました。これなら出費を抑えて自家焙煎可能、と喜び早速挑戦。とは思ったもののモンドルキリにはコーヒー豆はあってもコーヒーミルを売っていそうもありません。プノンぺンにも家庭用ミルはないだろう・・・と思いつつかつてコーヒーメーカーを見た記憶のあるペンシルマーケットの2Fを探すと置いてありました。何とケースにはCEマークも付いているアラブ首長国連邦メーカーの中国製で、価格は20ドル。かつて高校の友人、善塔君に鋳物製の手回しコーヒーミルを貰ったことを思い出しました。最近は殆ど使わなくなっていましたが気に入っているものでした。若い頃、マンデリンを好んで飲むようになったのは多分彼の影響です。今年の3月に日本に帰り、久しぶりに電話をしてみるとお母さんが出て「昨年5月に亡くなりました」とのこと。電話するのが遅すぎました。

コーヒーフィルターはステンレス製をベトナムで調達。モンドルキリに戻ってステンレスの折り畳みテーブルとカートリッジ式携帯コンロを買いました。お湯は七輪で薪や炭を燃やして沸かしてましたが、庭に落ちている小枝を燃やすので煙が凄まじく、また慣れないのでなかなか火が付きません。バナナの枯れ葉の乾燥したものが燃え易い訳ですが、もう全部燃やしてしまいました。

      

問題の買い物はテーブルでした。売っていそうな店は市場近くに一軒しかなく、その店のオバサンがどうにも不愛想で二度ほど寝具など買わずに出て来てしまったことがありました。それに「これ家まで届けてくれますか」?とのクメール語を知らないし、配達してくれそうな人をその店で見掛けたことがありません。バイクに積める大きさではなく、誰かに頼もうか、などと思い続けていました。ところが、ふと気付きました。歩いて出掛け、歩いて持ち帰れば良いだけのことです。市場までは2km程度の距離。毎日この近くの小学生は歩いて通学しているわけだし。

    

台所と言っても流し台もなくスペースがあるだけなので、これが台所用品一式。自炊するには程遠い状況です。自炊を始めるにはまだ必要な物が多いのでその前にコーヒー焙煎を試みることにしました。が、ミルク缶の調達が難問。ミルク缶はひとまず諦めて小さ目の缶で代用することにしました。缶に釘で穴を開け、取っ手を付けるだけですから作業は簡単でした。

先月訪れたCAFFE PLANTATION RESORTでコーヒーの生豆を買えば焙煎可能。とばかりプノンペンで売られているより高いコーヒーを何でモンドルキリで買わねばならないのか不満ですが、生豆を他で探すことが出来ない以上仕方ありません。要するに観光地の土産物価格ということのようです。ところが、1kg10ドルの生豆はなく、20ドルのロブスターか25ドルのアラビカならあるとのこと。今年のベトナム・コーヒーの平均単価は2ドル/kg。南米のアラビカ豆ですらニューヨーク市場では110セント/オンスそこそこ。何で国際価格の10倍も払わなければいけない訳?と言っても例のマネージャー嬢は聞く耳持たず。「豆が大きく、ハイクオリティーだから」とのこと。

自家焙煎の腕を上げるには「ハイクオリティー」の豆を使わねば・・・と25ドル支払いました。家に帰って早速試してみたものの焦がしてしまい、焦げ臭いコーヒーになってしまいました。これではとても他人に飲ませることが出来ません。越生で友人が蕎麦打ちを始めた頃のことを思い出しました。ブツブツ短く切れた蕎麦でした。最初から上手く行かなくて当然。と、気を取り直し明日再度挑戦することにします。


バケツからポンプに変更

2013-12-05 19:31:54 | 生活

サエンモノロムの町には公共水道のサービスはなく、各自井戸を掘って使っています。そのため民家のみならず、大きい建物には`屋上などに大きなタンクが取り付けられているのが目に入ります。 

昨日、電気が使えるようになったので早速今朝ポンプを買いに行きました。庭にある果樹に毎日バケツで井戸から汲み上げて水を遣るのは身体を鍛えるには良いのでしょうけど、持続性が怪しまれます。しかし、隣の芝は・・・と言うか、隣近所の果樹は間違いなくわが庭の果樹より大きいのを放置しておくのは面白くありません。

ポンプ代は100ドル以下と聞き、それなら買って使おう、と決めたわけですが、水を溜めるタンクも必要だし、タンクを買えばタンクの置台も必要なわけで結局のところ、パイプやホースを含めると500ドルも掛かってしまいました。日本での年間上下水道料金程度でしょうか?

    

振り返ればベトナムの借家生活でも井戸を使用していました。水道が普及し、市街化が進んでいい加減地下水は汚染されていると思われる地区でも井戸を使い続ける家が多かったようです。ポンプが何回か故障した記憶もあります。が、大家さんが対応し、またそれなりの業者もいて他人頼りで済ませて来てしまいました。

ここでも代金を払えば何とかなる、と思っていたところタンクスタンドは業者の人が作ったものタンクと一緒に運んで来てくれましたが、後は自力更生。聞けば大家さんが今住んでいる家のポンプも自分で設置したとのことでした。

    

蓋もないまま放置されていたので井戸には草が生え、蟻がコンクリートを喰い散らかしています。深さは地上から4.5mほど。水深は1.5から2m弱ぐらいです。水面には枯草などが浮かび、バケツで汲み上げる時に一度カエルの姿も見えました。

ポンプは初めて見る小型の水中用ポンプでした。メーカー名もないのでたぶん中国製で80ドル。大家さんと一緒に買いに行き、26mのホースと3mのパイプは大家さんが片手運転で運びました。ポンプはせいぜい5・6kg。ベトナムではフロー式のセンサーが付いていてタンク内の水が減れば自動的に汲み上げるタイプのものでしたが、この水中ポンプでは手動でスイッチをON/OFするしかありません。1000Lのタンクが満タンになるには30分足らずでした。

これで電気と水の心配がなくなり、ひとまずプノンペンに一度戻ることにしました。モンドルキリで家を借りるつもりもなく来たので何かと不便も多く、とにかく生活必需品を取り揃えるにしても買い物がここでは困難だし。その旨大家さんに告げると、家を留守にする時はポンプは引き上げて家の中に置いておくように、とのこと。簡単に盗まれてしまうからだそうです。毎回出掛ける度にポンプを引き上げるのは面倒だけど、盗まれないような構造にするには更に大幅な出費が伴いそう。


電気が引けました

2013-12-04 19:43:53 | 生活

たまにはローソクと懐中電灯の生活も悪くはありませんでしたが、携帯電話とノートPCの充電が出来ないのはやはり不便でした。6時に日が暮れ、8時に寝ようとはしてみても11頃に目が覚めたり、朝も4時に起きたりしてしまい、起きても暗くて何もできませんでした。

11月5日に最初に電力会社に「賃貸契約書」を持って申し込みに行くと、やはり「大家さんと一緒に来るように」とのことで、翌日大家さん一緒に再び訪れました。電力の使用契約は大家さん名義です。申し込み書類を大家さんが7日に提出し、「9日後に出来る」とのこと。てっきり16日から電気を使えるものと思っていたところ、水祭り祭日もあって20日に連絡があり、許可が下りたから手数料を支払うようにとのことで21日に設置費用474,000リエル(約1.2万円)を支払いました。

    

このサエンモノロムの電力事務所は以前にも前を通り掛った時に日の丸の付いたプレートが設置されていたので立ち寄ったことがありました。英語を話すスタッフが一人しかいないようで、その時も今回応対してくれた女性が相手をしてくれました。

    

日本の援助で小規模の水力発電とこのディーゼル発電施設を作り、それが供給電力の30%程度をまかなっているとのこと。残り70%はベトナムからの供給です。石油タンクが見えたのでこれがディーゼル発電所だと思えますが、ベトナムで見た工場内の発電設備よりも貧弱な感じです。

    

払うべきものを払ったからには直ぐにではなくともネイチャーロッジから移る23日には使えるだろう、との見こ込みから約2週間経過したもののきょうの午後、ようやくく工事に来てくれました。家の前の道路の向かい側に電柱があり、この電柱に電気使用メータを取り付けることから始まりました。

    

電柱から家までの電線代は別料金。3,500リエル/mで60m分の請求額は約5,250円。それとは別にブレーカー代が1,500円。問題は電柱から家までの距離があるので間に支柱をたてねばならず、隣家の支柱を拝借しましたが、これがこの先どれだけ持つかが心配。

    

柱の長さがたりなかったようで2本を継ぎ足してありますが、蟻に喰われてボロボロ。ブレーカーは付けなくても構わないそうですが、以前電線をネズミに齧られてショートしたことがあるそうだし、15ドルをケチって不安を抱える気にもなれません。

   

工事はブレーカーの取り付けで終了。しかし、見るとアウトプットの端子が見当たりません。聞くと再びブレーカーのネジを外してカバーを開け、「ここです」との返事。ブレーカーからの配線は客の仕事ということなので仕方なく何十年振りかで自分でコンセントを開け、ブレーカーと繋ぎました。電気契約は5アンペアからあり、たぶん電気製品は今のところ何もないので5アンペアでも足りそうですが、出来れば何れ温水シャワーは使いたいし・・・と思い20アンペアの契約にしました。


蟻を喰う鶏・糞を喰う犬

2013-11-22 21:34:07 | 生活

「House for Rent」の張り紙を幾つか見付け、その中の一件に電話をしみたところ大家さんと話が弾み、ついに家を借りることになりました。ゲスト・ハウス暮らしよりは家賃も安く、庭も広いわけですがとにかく家は襤褸。壁板は蟻に食われてボロボロ状態。部屋の壁板の隙間には蟻の運んだと思われる土がビッシリ。電気と水もなく、前の借家人は隣家から電気と水を別けて貰っていたとのことでした。ヨーロッパの何処かの国の人だったけどカンボジア人の奥さんがいたそうで、ならば隣家とのコミュニケーションも問題なかったのでしょうけど。

と、いうことでモンドルキリの田舎暮らしの不便さを十分に思い知らされることになりました。何事につけ一つを選択することは他の多くを失うことでもあるわけですが、また反対に失うことによって得るものもあるだろう、と自分を慰めるしかありません。しかし、どうしても最低限確保したかった温水シャワーはどうにも目途が立っていません。昼間の気温の高い時間帯に井戸水で水浴びする習慣を付ければ良いだけのことですけど。

それにしても何とかならないのかこの汚い浴室は・・・と、蟻の運んだ砂が彼方此方に吹き溜っているトイレ兼用浴室に入ると壁にはやや大きな蜘蛛がへばり付いていました。

    

裸で水を浴びている時にひょっこり背中などに跳び乗られたらちょっとしたパニックに陥りそう。思えば子供の頃の日本の家にも蜘蛛は結構いました。伯父が「夜来た蜘蛛は殺しちゃいけないんだ。良くも来たって大切にしないと・・・」などと駄洒落を飛ばしてたのを覚えています。

このボロ屋がここまでボロくなった最大の原因は蟻。蟻退治用殺虫剤などというものは町では売られておらす、ゴキブリ退治用スプレー缶しかありません。2缶使い切っても蟻の姿は消えず、大家に尋ねると「水を掛ければ良いんだよ。蟻は水が嫌いだから。胡椒も効果的だよ」と涼しい顔。

草刈をした後の場所を隣家の鶏が来て虫を探します。草を刈った直後は虫を探し易いようです。刈った草を蹴散らしながら。

        

近所の犬も毎日庭に来て何やら食べているので近くで見たら犬の糞でした。自分の糞なのか他の犬の糞かはわかりませんが、だいぶ乾燥したものです。こちらが無視していると1m以内まで近づいて来るくせに、呼ぶと警戒して逃げて行きます。糞喰う犬に同情し、こんなに美味しいもの喰ったことないだろう・・・とベトナムBiBica社のチョコチップクッキーを与えようとすると石でも投げられると思ったのか一目散に走って逃げました。隣家の猫はわが家の中まで入って来て何やら物色しています。これはネズミ対策になる、と思い仲良くしようと思っていますが、10mの距離にも近づきません。田舎で放し飼いにされた犬猫は、野生動物に近い習性を持っているかのようです。


水祭り連休二日目

2013-11-17 20:17:54 | 生活

昨日の夕方、ネイチャーロッジに戻る100mほど手前の上り坂でガス欠。タンクのコックをリザーブに切り替えてもエンジンが掛かりません。前回給油してから144㎞しか走ってないので思わぬガス欠に戸惑いました。セルモータを回し続けるのを諦め、息を切らしながら坂道を押して歩くことにしました。ロッジに着くとリザーブ・タンクも空とは信じられず、ガソリンが詰まって落ちないのではいか・・などと思い、スタンドを立て力いっぱい車体を左右に揺すぶってみました。するとかすかに液体の揺れる音がします。期待を込めて更に揺すぶったところ、スタンドが足の親指の上を強打して激痛が走りました。それでもエンジンは掛からず仕舞。

ガス欠なのか故障なのかは判らず、親指の痛みは歩行困難。モンドルキリに来てから最悪の気分の夜となりました。一夜明けたきょうの朝、親指の痛みは消えていて普通に歩くことができました。先ずはガソリンを入れてみよう、とバイクで丘を下りました。途中上り坂が一か所あり、バイクを押すというよりは引き上げ、息を切らして一休みした時、道路沿いにある建築中の家の骨組の上からやや同情交じりの笑い顔が目に入りました。

ロッジから700mほど下ると橋の近くに小さな雑貨店があり、幸いその店でコーラ瓶に入ったガソリンを売っていました。1万リエルで2本入れて貰うと無事エンジンが掛かりホットすると同時に気分爽快。

昨日は胃の調子が悪く定食屋を避けてしまいましたが、8錠2,500リエルのメプラゾーレとかいう名の薬のお蔭できょうは痛みもなく昼はいつもの愛想の良い定食屋に行きました。鍋の蓋を開けて何を注文しよかと迷っていると、初めて見る顔の店員が控えめに「コンニチワ」と一言。驚いて聞いてみるとプノンペンの「さくら日本語学校で勉強してる」とか。一瞬、ここに日本語を話せる人が居たのか、と喜んだのはぬか喜びでした。

店のオバサンが嬉しそうに「子供三人がプノンペンに行ってるのよ」というようなことを告げました。この連休で三人とも戻って来てるようです。全国からプノンペンに人が押し寄せる水祭り祭日が、この三年間はプノンペンから息子や娘が里帰りする祭日となっているようです。


洗濯風景

2013-11-02 20:49:24 | 生活

ベトナム生活の半ば位までは手で洗濯する生活でしたが、ベトナムでの家電製品が現地生産されるようになると価格も手頃となり、洗濯機を使うようになりました。しかし、プノンペンでは洗濯付のサービスアパートメント暮らしを直ぐに切り上げ、安アパートに移ってからは再び手洗濯の生活。もっとも町のランドリー店に頼むこともしばしばでした。

このネイチャーロッジのランドリーサービスは1kg2ドルだそうです。プノンペンでの経験からするとかなりの高料金。町でランドリー店を探すと直ぐに二軒見つかり、料金は1kg500リエルでネイチャーロッジの1/8でした。

何しろ赤土ばかりの道を通るわけで、遠出しなくても3Lの4WD車が速度を上げて走り抜ければ赤土の粉塵をもろに被ってしまいます。

10年ほど前、川口の女屋さんがベトナムに遊びに来た時、湿疹で困っているというのを覚えていてくれてステテコを持って来てくれました。「ズボンは毎日洗うわけに行かないだろうけど、これなら毎日洗えるから」と風貌に似合わぬ細やかな気遣いに驚いたことがありました。日本での都会生活ではズボンは頻繁に洗わないものというのが共通認識としてあったような(もっとも今や我が息子を見る限り過去の話のようにも感じてしまいます)。しかし、ベトナムやカンボジアの熱帯ではズボンも頻繁に洗うのが一般的のようです。

それでも下着とシャツは毎日洗ってもズボンはせいぜい3日に一度のペースでしたが、ここモンドルキリに来てからはズボンも2日持たせるのが難しいほどの汚れようです。

      

プノンペンと違ってここのランドリーでは引き受け証みたいなものを発行してくれないのでやや不安でしたが、店のオバサンの記憶力は確かです。それだけ客数が少ないということかも。店には放し飼いの犬が3匹いて、黒色のメス犬に毎回吠えられていましたが、きょうになってようやく覚えてくれたのか、吠えられずに済みました。

土埃のため衣類の洗濯だけでなく、車やバイクの洗車も繁盛している様子。そうは言ってもサエン・モノロムの町の話で、町から離れればバイクを川に入れての洗車。

      

地元に人に76号線も西北部も途中で引き返すしかなかった、と嘆くと、「10年前は40km進むのに丸一日掛かった」とのこと。

      

「お婆さんは川に洗濯に・・・」という昔話を思い出しながら洗濯風景を眺めています。が、日本の農村と違ってお年寄りの姿が少ない上に、洗濯場の平均年齢はかなり低いものばかり。

      

集落の共同井戸。ここでも衣類を洗濯した後で自分の身体を洗うようです。


Nature Lodge のバンガロー

2013-10-24 20:55:30 | 生活

サエン・モノロムに着いた昨日はバス・ステーション向かいのゲストハウスに5ドルで泊まりましたが一泊が我慢の限界。やはり10ドル払わないとここでは駄目なのかと諦め、きょうは朝からバンガローを見て回りました。といっても2箇所だけ。ロッジは当然ながら山の中に位置するため探すのが大変です。

で、ネットを検索して直ぐ見つかった Nature Lodge に泊まることにしました。

   

10ドルのバンガローは外観も他のよりかなり貧弱で、日差しが強い昼過ぎは熱が籠ります。日没と共に半袖や裸足では寒い気温になります。寝具はそれなりに清潔感があり、トイレ兼シャワー室もガス給湯器付で一安心。

    

ネイチャーロッジと言うだけあって広々とした庭には馬や牛も。当然ながらナチュラルファーティライザーも彼方此方に散乱しているので、夜は歩くのに要注意。

    

野鳥もたぶん10種類位はいるようです。

    

ロッジのスタッフがプールがあるから泳げると勧めてくれましたが、見に行くとこれまたネイチャープール。赤とんぼが舞う中で泳ぐのも悪くはありませんが。

 


ベトナム・カフェ

2013-10-12 12:01:58 | 生活

きょうまで4日間連続の晴れ。なのに風邪を引いたようで、出歩くと直ぐに疲れてしまいます。火曜日の夕方、ロシアン・マーケットの近くに行った帰りに激しい雨に遭遇しました。長時間雨宿りをしても上がる気配はなく、結局濡れながら歩いて帰って来たのが間違いでした。

ゲストハウスからセントラル・マーケット方向に歩いていると144通りにステンレスフィルターで濾したコーヒーが目に留まり、立ち寄りました。「かふぇ、ファーフィン」と久し振りにベトナム語で注文すると、懐かしくサイゴンの風景を思い出す雰囲気に包まれました。砂糖をスプーン1杯加えてかき混ぜるとまさしくベトナムコーヒーの味です。

まだ開店間もなく、ベトナムのコーヒー豆を使っているそうで、これにベトナム煙草でも置いてあれば言うことなし、と思ったのですが・・・・。コーヒー一杯2000リエルの料金は、プノンペンの他のカフェと変わりません。これでプノンペン生活も充実しそうだ、と喜んだわけですが、翌日行ってみると店は閉じられていました。

              

仕方なく、カンボジア・コーヒーのカフェに立ち寄ることになりました。ミルクを入れないと飲めないカンボジア・コーヒー。そのため値段は2,500リエル。壁に貼ってあったポスターはマイルドセブンのメビウスにコカコーラ社の「サムライ」という名の清涼飲料水。景品にKTMのDUKE200が当るとのポスターは商品不明。そういえばこの間、よく目にするバイクはホンダCBR150、ヤマハFZ-SとこのKTMのDUKE200。

              

デジカメのSDカード、予備に一枚買っておこうかと思い、値段を調べに店に入ると直ぐに店員に捉ってしまいました。8GBで13ドルは高いかも?とは思いつつ店員の愛想に負けました。それでもリバーサイドのバーで鼻の下を伸ばしつつビールを飲むよりはまだ安いかも。

 


プノンペンのゲストハウス

2013-10-08 23:14:51 | 生活

雨期も終盤、とは言えプノンペンはきょうも雨。まだしばらく此処から動けそうもありません。空港に着いた時に乗ったtuk tukに連れて来てもらった一泊10ドルのゲストハウス。窓もエアコンも温水シャワーもなし。余りにも居心地が悪いので直ぐに近くにある別のゲストハウスに移りました。

              

窓あり、エアコン付き、温水シャワー付きで10ドル。もっともエアコンは古いため騒音が気になる代物だし、この時期扇風機があれば十分なので、エアコンの電源を切ってもらって8ドルに値下げしてもらいました。エアコン無しなら5ドルの部屋もありますが、窓がないのでパス。

              

一応バスタブも付いてました。セントラル・マーケットとトンレサップ河のちょうど中間、どちらへも400mほどの距離にあるStreet19に立地しています。女将さんは愛想もイマイチで金銭的損得に過敏な反応を見せる中年女性。バックパッカーの姿はなく、宿泊客のほとんどがカンボジア人のようです。要求しないと掃除もせず、シーツも替えてくれません。

              

たぶんこの時期、メコン河の水がこのトンレサップ河を遡っているのでしょうけど、岸近くの水草や空き缶はどちら方向へも流れずにいました。

              

釣りの餌なのでしょうか?ペットボトルにゴキブリが何匹も入っていました。熱帯のゴキブリは動きが緩慢なため捕まえるのは簡単です。

              

シーハヌーク通りのラッキー・マッケトまでは2kmほどありますが、その裏手にある理髪店まで行って来ました。名前は何故かTOKYO BABAR SHOP。2月まではカット料金1ドルだったのに、1.5ドルに値上げされてました。シャンプー料金は別途2ドル。


AX-1 再びトラブル

2013-02-17 22:18:54 | 生活

きのう、キエンズヴァイの畑から帰る途中の農道でガス欠エンスト。蓮畑で転倒した際にだいぶ流れ出てしまったようです。しかし、予備タンクのコックに切り替えてもエンジンが掛かりません。不思議に思ってエンジンの回りを見るとビショビショでガソリンがポタポタと垂れています。慌ててコックをOFFにして溢れたガソリンを拭き取りました。

バイクと一緒に置いておいたヘルメットと手袋が盗まれていたので、これはてっきりイタズラされて壊されたのかとの思いが過りました。プノンペンまで約35km。押して歩ける距離ではなく、途中の修理店で見て貰うかトゥクトゥクに載せて運んで貰うかくらいの選択肢しか思い浮かびません。

以前にも一度ここでエンジンが掛からず国道まで押して歩いたことがあります。セルモータが回らず、キックレバーなしバイクなどいうものを作ったHONDAを恨みました。設計者は20年後にこのバイクがカンボジアの田舎の農道を走るなんてことは想定外だったようです。しかし、現実には2013年のプノンペンに日本の中古バイクが溢れています。「乗らないバイク買い取ります」のネット広告を最近よく見掛けますが、その行先の多くがプノンペンであるかのように。

その時は国道まで2.5kmほど汗まみれで押して歩き、舗装路に出て押し掛け一発で始動、プノンペンの修理店まで直行して何とかなりましたが、ガソリン漏れは初めての経験で不安。コックを再び通常位置に戻してみるとガソリン漏れはない様子なので一安心。再びセルを回すとどうにかエンジンが掛かりました。が、200mほど走るとガス欠。予備タンクに切り替えた時に一定量は供給されるようなので、このコックの切り替えを繰り返して国道まで走り、国道沿いの店でコーラ瓶に入ったガソリン2Lを買って入れました。プノンペンのスタンドでは5,600リエル/Lに値上がったガソリン価格。コーラ瓶に入れられると5,000リエル/Lと1割以上安くなるのが不思議です。

無事何とか走ることが出来て一安心。するとヘルメットなしで一号線を走るのが不安になって来ました。ベトナムではヘルメットなしで乗っていた期間もそれなりにあったわけですが、久し振りのノンヘル走行。プノンペンの町に入る頃には日も暮れるので交通警官の姿はなさそうですが。とりあえず路肩を40km/hほどでゆっくりと走りました。

AX-1は今月中にも売り払うつもりで、先日はシハヌーク通りのバイク店に次に買うバイクを見に行ったりもしました。

   

Can-amの3輪バイクなども置いてありました。カンナムとはカンナム・スタイルの方が今は有名なようで、先日シンガポール人と「平城冷麺」に行き、その友人がウェイトレスに「カンナムスタイル知ってる」?などと聞いたところ、どうやら知ってはいるような雰囲気でしたが勿論、場は白けました。購買層は政府高官のご子息ちかになるのでしょうか?機会があればこのバイクで犂を引かせてみたいものです。

  

取りまわしに便利そうなのはホンダ・ベンリーのエンブレムを付けたこのバイク。田圃道で転倒しても引き起こすのは簡単そう。カンボジアでは50ccだから制限速度30kmとの規則もないようです。