<政府の備蓄援助でメコンデルタのコメ価格上昇>
年初2ヶ月間、ベトナムのコメ輸出は大きく落ち込み、メコンデルタのコメ価格も低落傾向にありましたが、政府の備蓄買い入れへの利子負担の決定を受けて状況は転換しつつあるようです。
また、中国へのコメ輸出が急増中とのことです。
「Gạo Việt xuất sang Trung Quốc tăng mạnh」
現在、多くの中国人商人がコメの買い付けにメコンデルタを訪れている。中国向けのコメ価格は先週よりトン当たり15 - 20ドル値上がりし、彼らの買付条件も容易になった」と、ベトナムのコメ輸出企業のある社長が明らかにした。
IR5040乾燥米市場では、良品は5,600 - 5,700ドン/kg、輸出用長粒米5,800 - 5,900ドン/kg、5%破砕米は先週より300ドン/kg値上がりした。
「以前自分の2つの倉庫には一日平均700 - 800トン買い入れていたが、暫定備蓄が決定されたからは300 - 400トンに減った。会社が買い入れを減らしたのではなく、大きな企業が買い付けに参加したので流通量が分散し、また農民が値上がりを待って籾米を保存していて、今は急いで売らなければならない農家だけしか売ろうとしない」と、ソクチャン省のある企業は言っている。
暫定備蓄の決定があった先週、メコンデルタの各企業が中国人商人に5%破砕米を425ドル/トンで売却したとすれば、今週は435 - 440ドル/トンに上昇した。中国市場での需要が大きいにも拘わらず、ベトナムの各企業は大きい数量は記載せずに小さい数量を記載して売っている。もし現在の価格で大きな数量を販売すると、国内価格が上昇した時に損失を出す恐れがあるからである。
各企業によると現在殆どのコメ輸出会社はその時点での在庫のコメだけを販売している。どの企業も契約を先に結んで後からコメを買い入れるような危ないことはしていない。
多くの専門家は、3月15日から現在までの積極的なコメ市場の変動は百万トンのコメ暫定備蓄方針にあることを認めている。とりわけベトナム食糧協会に加盟する88成員企業がこの備蓄買い入れに参加したことが中国商人をはじめとする顧客の心理を動かした。
3月中の中国への各企業の輸出登録は45万トンに上り、年初2ヶ月の2倍以上になった。
価格が上昇したとは言え、5%破砕ベトナム米価格は中国市場では(500ドル/トンに比べ)依然として低価格である。
現在に至って、メコンデルタの冬春作稲はやっと一斉収穫期を迎えたところである。しかし2月末のコメ市場が沈んでいた時期に幾つかの企業は5%破砕米を中国に405 - 410ドル/トンで契約(当時の買い入れ価格は420ドル/トンで原価割れ)し、現在まだこの契約のコメは輸出されていない。したがってこれらの企業はトン当たり30ドルの損失となった。
また、中国の他に幾つかの市場でも注意すべき変化が起きている。
インドネシア政府は農民から集中的にコメを買い入れるために、この国の収穫期に当たる今年3月から6月までの間のコメ輸入を禁止した。しかし多くの情報がインドネシア農業が病害虫被害に直面し、深刻な不作と大きな食糧不足の可能性を示している。
インドネシアの2012年コメ輸入計画は200万トンであり、既に70万トンを輸入し残りは130万トンである。多くの専門家によればインドネシアは再びベトナム米の市場に復帰し、200万トンを超える輸入量になる可能性を指摘している。
フィリピン市場については、この国の企業との間でベトナム企業は5%破砕米と25%破砕米50万トンの契約を良好な価格で締結しており、4月末には輸出される見込みである。フィリピン国家食糧機関(NFA)は、ベトナムとの政府契約によるコメ買い入れ問題を提起している。
http://vneconomy.vn/2012031909478612P0C19/gao-viet-xuat-sang-trung-quoc-tang-manh.htm
年初2ヶ月間、ベトナムのコメ輸出は大きく落ち込み、メコンデルタのコメ価格も低落傾向にありましたが、政府の備蓄買い入れへの利子負担の決定を受けて状況は転換しつつあるようです。
また、中国へのコメ輸出が急増中とのことです。
「Gạo Việt xuất sang Trung Quốc tăng mạnh」
現在、多くの中国人商人がコメの買い付けにメコンデルタを訪れている。中国向けのコメ価格は先週よりトン当たり15 - 20ドル値上がりし、彼らの買付条件も容易になった」と、ベトナムのコメ輸出企業のある社長が明らかにした。
IR5040乾燥米市場では、良品は5,600 - 5,700ドン/kg、輸出用長粒米5,800 - 5,900ドン/kg、5%破砕米は先週より300ドン/kg値上がりした。
「以前自分の2つの倉庫には一日平均700 - 800トン買い入れていたが、暫定備蓄が決定されたからは300 - 400トンに減った。会社が買い入れを減らしたのではなく、大きな企業が買い付けに参加したので流通量が分散し、また農民が値上がりを待って籾米を保存していて、今は急いで売らなければならない農家だけしか売ろうとしない」と、ソクチャン省のある企業は言っている。
暫定備蓄の決定があった先週、メコンデルタの各企業が中国人商人に5%破砕米を425ドル/トンで売却したとすれば、今週は435 - 440ドル/トンに上昇した。中国市場での需要が大きいにも拘わらず、ベトナムの各企業は大きい数量は記載せずに小さい数量を記載して売っている。もし現在の価格で大きな数量を販売すると、国内価格が上昇した時に損失を出す恐れがあるからである。
各企業によると現在殆どのコメ輸出会社はその時点での在庫のコメだけを販売している。どの企業も契約を先に結んで後からコメを買い入れるような危ないことはしていない。
多くの専門家は、3月15日から現在までの積極的なコメ市場の変動は百万トンのコメ暫定備蓄方針にあることを認めている。とりわけベトナム食糧協会に加盟する88成員企業がこの備蓄買い入れに参加したことが中国商人をはじめとする顧客の心理を動かした。
3月中の中国への各企業の輸出登録は45万トンに上り、年初2ヶ月の2倍以上になった。
価格が上昇したとは言え、5%破砕ベトナム米価格は中国市場では(500ドル/トンに比べ)依然として低価格である。
現在に至って、メコンデルタの冬春作稲はやっと一斉収穫期を迎えたところである。しかし2月末のコメ市場が沈んでいた時期に幾つかの企業は5%破砕米を中国に405 - 410ドル/トンで契約(当時の買い入れ価格は420ドル/トンで原価割れ)し、現在まだこの契約のコメは輸出されていない。したがってこれらの企業はトン当たり30ドルの損失となった。
また、中国の他に幾つかの市場でも注意すべき変化が起きている。
インドネシア政府は農民から集中的にコメを買い入れるために、この国の収穫期に当たる今年3月から6月までの間のコメ輸入を禁止した。しかし多くの情報がインドネシア農業が病害虫被害に直面し、深刻な不作と大きな食糧不足の可能性を示している。
インドネシアの2012年コメ輸入計画は200万トンであり、既に70万トンを輸入し残りは130万トンである。多くの専門家によればインドネシアは再びベトナム米の市場に復帰し、200万トンを超える輸入量になる可能性を指摘している。
フィリピン市場については、この国の企業との間でベトナム企業は5%破砕米と25%破砕米50万トンの契約を良好な価格で締結しており、4月末には輸出される見込みである。フィリピン国家食糧機関(NFA)は、ベトナムとの政府契約によるコメ買い入れ問題を提起している。
http://vneconomy.vn/2012031909478612P0C19/gao-viet-xuat-sang-trung-quoc-tang-manh.htm