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GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

ベトナム上半期GDP4.38%

2012-06-29 16:56:57 | 経済

昨秋、ベトナムの窓口で見た定期預金金利は年14%でした。対USドルレートでドン安が進んだとしても年14%も下がることはなさそう、などと思いましたが、今は11%に下がっています。

先週サイゴンで聞いた話では景気は相変わらずで、金利は下がってもその効果が表れているとは感じなれい状況でした。

現在の公定レートは1ドル20,900ドン程度ですが、市場の金ショップでドルい交換してみると21,000ドン。然程ドン安が進んでいるわけではありません。

政府の下方修正されたGDP成長率は6%。インフレを抑えつつこれを達成することが果たして下半期に可能なのでしょうか。

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29日朝、投資計画省は年初6か月間の経済社会状況を発表した。

それによると今年上半期のGDPは昨年同期比4.38%増となり、第2四半期は予測値の4.5%を超える4.66%となった。(2011年上半期は2011年同期比5.57%)。

内訳は、農林水産分野が2.81%、工業・建設分野3.81%、サービス業5.57%。

また、2012年1月1日までの企業数統計が発表され、登記された54.1万社中44.8万社しか確認されていない。

2010年1月1日時点で5.3%(23,689社)が休止状態にある。

解散手続き中の企業数は31,425社で、その内ハノイが7,442社、HCM市13,222社、ダナン2,696社等である。92,710社が確認されていない。

年初6か月間に新たに設立された企業数は36,195社(1.25%減)で、資本金総計は232.5兆ドン(3.5%減)である。

解散企業と休止企業は4,110社と推測され、内610社が解散、3,500社が休止企業である。

6か月間の社会総投資額は431.7兆ドンで前年同期比10.1%の増加でGDP比34.5%。国有部門からの投資は6.8%増で36.8%を占め、国内民間部門の投資は18.1%増で占有率37.7%、外国直接投資は4.2%増で占有率25.5%となっている。

http://cafef.vn/2012062909012412CA33/gdp-ca-nuoc-6-thang-tang-438.chn
http://cafef.vn/2012062911392693CA33/de-tang-truong-665-thi-6-thang-cuoi-nam-gdp-tang-truong-728818.chn

ブルームバーグの日本語版にも関連記事が掲載されていました。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6CWGR6TTDSY01.html


水産輸出企業300社以上減少

2012-05-17 01:50:21 | 経済

ベトナム農業新聞等にはメコンデルタのチャ―魚養殖農家の窮状が掲載されていましたが、何故かこの間、チャ―魚加工輸出企業のフンブン社(HVG)やアジフィッシュ社(AGF)の株価は急上昇しています。

不思議に思っていたわけですが、この記事を読んで、そう言いうことなのか、と納得。チャ―魚輸出業界の淘汰と再編性によって、より多くの利益が見込めるとの判断で株価が上昇しているようです。




ベトナム水産加工・輸出協会(Vasap)は、業界が多くの困難に直面している現状の調査結果を発表しした。

それによると、今年第1四半期には約30%の企業が生産停止の危機に直面していおり、資金不足、負担費用、行政的諸手続きが輸出商品の競争力を減少させている。

また、税関の公式統計では、輸出企業総数が昨年第1四半期の約800社から今年第1四半期は約500社に減少している。

サイゴン・ティェプティ紙とのインタビューでVasepのグエン・ホアイ・ナム副総書記は、水産分野から300社が輸出名簿から消えたことは極めて残念であると語った。何故ならそれは2012年の輸出計画に重大な影響を与えることになる。

まだ詳細な調査には至ってないが、輸出名簿から消えた企業もまた倒産、活動停止、生産縮小や業種転換を行ったことを肯定した。

「経済的困難、銀行の信用収縮、活動資金の不足によって多くの場合、他の輸出業社へのサプライヤーとなることを受け入れなければならくなってる」とナム氏は言う。

一方、Vasepのユン・ゴック・ミン副会長は、輸出企業の減少はこの分野を健全で持続可能なものにする、との積極的な見解を持っている。

ミン氏は、名前が消えた企業の多くは工場を持たず、原料を購入して手工業的に輸出を行って来た。

「財務体質が脆弱で加工への投資を行わず市場を持たない。彼らは単なる輸出商売であり、商品があれば参加するが、なければ停止する」とミン氏は付け加えた。

水産業界の再整理は、輸出を持続可能なものとするために、商業企業の数と財務体質や経営管理が不十分で原料への投資を行えない小さな工場の数が減らねばならない、とミン氏は述べた。

http://cafef.vn/2012051611121560CA52/giam-hon-300-doanh-nghiep-xuat-khau-thuy-san.chn

ベトナム政府「企業救済策」発布

2012-05-13 23:02:25 | 経済

           「Gov't issues resolution to help struggling firms」

ズン首相は昨日の11日、苦境にある企業への支援策として、付加価値税と所得税納付期限の延長や企業が融資へのアクセスを容易にする新たな決議に署名した。

今月初旬の閣議において、第三の「刺激策」との考えを排除し、支援策として決議に言及していた。

今年第2四半期分付加価値税納付の6ヶ月延期は、中小企業(宝くじ、証券、金融、銀行、保険業と大企業傘下の企業・事業所を除く)と大量の労働者を雇用する農業、水産、縫製、製靴、インフラ、電気製品の製造・加工業に適用される。

更に、政府は上記二つのカテゴリーの企業と機械、海上輸送、鉄鋼、セメントに関わる企業に対し、営業所得税の納付期限を2011年に遡って9ヶ月間延長することに合意した。

決議はまた、中央銀行に対し、リストラ負債や困難にある企業の融資アクセスのための他の必要な援助のステップについての実行を要求している。

政府はまた、2012年の借地料支払いを企業に対し50%減額することを決定し、また金融的困難に直面しているプロジェクト投資家に12ケ月の延長を許可している。

決議によると、財務省はまた国会に、労働者や学生に住居や食事、更に育児施設を提供する個人と世帯に2012年の付加価値税、個人と営業所得税の免除を検討するよう要求することになる。

決議はまた、FDIとODAの償還率を増大させるための解決策を設定し、2兆ドン(9,500億ドル)の追加資金を動員して運河と農村部道路建設を行い、他のインフラ建設プロジェクト同様に農業生産、水産養殖、村落交易を押し上げる。

投資計画省の統計によると、4月20日時点で少なくとも8万2千の事業所が解散し、他の1万6千事業所が操業を停止している。

http://vietnamnews.vnagency.com.vn/Economy/224622/govt-issues-resolution-to-help-struggling-firms.html

2015年VNゴム生産計画

2012-05-11 01:30:56 | 経済


ベトナムの新聞ではこの間、「restructure」「Tái cơ cấu kinh tế」という見出しを頻繁に見るようになりました。

このゴム産業の記事も輸出に依存するだけでなく、国内でのゴム製品産業の開発についても一言触れているところが、そんな状況を反映しているのかも知れません。


              「Rubber strategy gets approval」

首相はベトナム・ゴムグループの2015年迄の経営計画を承認した。これは、国のゴム分野における売上を毎年15%、税引き前利益を22%増大させるものである。

この計画が実現されると、ゴムグループは国家収入に3.5兆ドン(1億6,800万ドル)を寄与することになる。

計画では、ゴムグループは毎年15兆ドン(7億2千万ドル)を支出して国内外での開発と7-8万人の労働者の雇用に当て、2015年には全労働力は20万人に達する。

この計画は、栽培面積を国内で6万ヘクタール、国外で6万ヘクタール拡大して50万ヘクタールにすることを求めている。ゴムグループはまたラオスとカンボジアで施設を展開している。

ベトナム・ゴムグループは、すでに新たな栽培地域からの増大量に対応すべく加工設備能力を強化する計画に着手している。2015年の加工生産量は40万トンに達するものと予想される。

ゴムグループはまた、ゴム加工能力の増大目標を2015年に40万立方メートルwoodとしている。

これは、産業を創出する戦略の開発であり、ゴム原料を使って毎年100万のタイヤ製品、1万5千トンのマットレスと他の製品を作りだすことができる。

ベトナム・ゴムグループは、一部は国営のグループであり、ゴム栽培、ゴム原料加工、ゴム製品製造、農業、機械、建設など様々な分野で事業を展開している。

ベトナムで263,627ヘクタールをカバーする25の施設を持ち、他の施設はカンボジアとラオスで70,608ヘクタールをカバーしている。

ベトナムは現在、世界で5番目に位置するゴムの生産者である。

http://vietnamnews.vnagency.com.vn/Economy/224474/rubber-strategy-gets-approval.html

カンボジアのコメ品種

2012-05-09 00:49:54 | 経済

日曜日にベトナムのアンザン省に接するタケオ州まで行って来ました。この時期アンザン省をはじめベトナムのメコンデルタでは夏秋米の播種が終わり青々とした水田が広がる光景だと思うのですが、タケオの田圃ではまだ稲の植えられていない田圃が殆どでした。

メコンデルタをバイクで走るとメコン河からの夥しい水路を見ることになりますが、国境のカンボジア側ではその水路が殆ど見当たりません。ここ数日プノンペンでも雨が多いとは言え、タケオの水路は干上がったままの状態でした。

           「Seed selection crucial, experts tell growers」

農業専門家は、この国のコメをより競争力あるものとするために、カンボジアの稲作農家に洪水や深い浸水に耐えられる種子を選択するように促している。

カンボジアの農民の間では、稲の種子選択への自覚はその重要性にもかかわらず限定的である、と農業協会CEDACのYang Saing Koma会長は言う。

「稲の種子選択はコメの生産量と精米輸出を増大させる重要な問題だ」と語る。

農業省もまたこの問題についての情報の普及の必要性を認識している。

今週、農業省は稲の種子選択技術に関するフォーラムを開催した。

専門家は、稲の種子選択は、2015年の百万トン輸出のゴールに到達する能力と密接な関連にある、と専門家は述べている。

月曜日のフォーラムで、Chan Sarun農業相は、農業省は国際稲作研究所と協力し過酷な環境下に耐え得る10種の種子を育てている、と語った。

「研究は発展である。もし研究が行われなかったら発展はない」とChan Sarun は述べた。「したがって、国の状態に相応しい洗練された農業技術の新しい研究と発展が必要とされている」。

「農業とカンボジア農民への投資が必要であり、特に食糧安全保障と精米市場での競争力の面で重要である」

カンボジアのコメの生産性-ヘクタール当り約3.17トン-は、タイやベトナムなどの近隣国と比較してかなり低いものである、とChan Sarunは述べている。

農業省の統計によれば、2011年と2012年のカンボジアのコメ生産は880万トン近くであり、前年を50万トン以上上回っている。

タケオ州バティ地区のコメ農家Uon Saphunは、去年まで彼女は植える種の種類を吟味することはなかった、と語った。

彼女はしばしばカンボジアのような過酷な環境には耐えられない種子を選択していたと言う。

「私は以前、Phka Khnhei と Neang Minhの種子だけを使っていたが、多くの収穫はなかった」

「しかし今年は、近隣の農家がそれを試して多くの収穫を上げたので、私はRomdoul種子に換えることにする」とUon Saphunは語っている。

Romdoulは耐性が高い種子である。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012050255903/Business/seed-selection-crucial-experts-tell-growers.html

ベトナム胡椒輸出額増大

2012-05-08 00:35:49 | 経済

ベトナム統計局の年初4ヵ月間農産品輸出数値を見ると、コーヒー、天然ゴム、コメの主要輸出品の輸出金額が前年同期比でそれぞれ93.5%、87.1%、73.7%と減少しているのに対し、野菜・果物(101.4%)、キャッサバ・キャッサバ製品(107.9%)、お茶(116.3%)、水産品(116.4%)、カシューナッツ(125.4%)、胡椒(154.2%)は増加しています。

とりわけベトナムの胡椒輸出は現在、世界の輸出量の50%以上の数量となっており、4月の輸出は1万7,000トン、1億1,700万ドルで、4ヶ月間で4万8,000トン(15.5%増)、3億2,600万ドル(54.2%増)に達しています。

http://www.thesaigontimes.vn/Home/nongsan/tintucthitruong/75983/Hat-tieu-thang-dam.html

http://cafef.vn/20120507114145672CA52/gia-hat-tieu-vn-duoc-loi-lon-nho-giao-dich-tren-san-singapore.chn

ベトナムでの胡椒栽培がいつ頃から始まったものかは知りませんが、ベトナム胡椒協会の設立が2001年であることから長い歴史があるとも思えません。

で、ベトナム胡椒協会の資料を見ると1970年代には400ヘクタール程度の栽培面積しかなく、80年代の国際胡椒価格の高騰を受けて栽培面積を拡大し1990年には9,800ヘクタール、2004年に52,000ヘクタールと拡大を遂げてきたとのことです。

http://www.peppervietnam.com/AboutUs.aspx?subid=839

先日、ベトナム国境近くのラタナキリ州でも胡椒プランテーションを見ることができました。ベトナム資本によるものなのでしょうか?
  
            

ベトナム語で胡椒は、「hạt tiêu」とか「hồ tiêu」と呼ばれますが、きょうの昼、食堂でテーブルの上にあった胡椒を指さして聞くと、カンボジア語では「Maruk」と呼ぶのだと教えてくれました。

そう言えば、マルク諸島(モルッカ諸島)は香料諸島と呼ばれた胡椒の産地。カンボジアではマルク諸島から運ばれてきた香辛料としてその名が付いたのかも知れません。と、考えることにして単語を一つ覚えました。

中国向けゴム輸出価格上昇

2012-05-07 22:28:41 | 経済

昨年2月の高値から1年近く下落を続けてきた天然ゴムの国際価格は、年初の悲観的な見通しが修正されつつあるようです。

そのためか、今日のベトナム証券市場ではゴム各社の株価は揃ってストップ高。もっとも、フランス、ギリシャの選挙結果を受けて「日経平均大幅安」「アジア株軒並み下落」との状況の中で、ベトナム株は「年初来高値更新」という不思議な状況でした。

         「中国への天然ゴム輸出価格5ヶ月来の高値」


工商省統計によれば、5月2日の週までにモンカイ国境ゲートを通過した天然ゴムの中国への輸出価格は継続的に上昇して23,400 NDT/トンに達し、5ヶ月来の高値となった。5月1日メーデー休暇中でありながらも中国の各企業や商人はゴム輸入量の増加対策のためにベトナムとの取引を強化促進した。

週初めの日々、貿易量は1,500トンに達し、週末には一日1,700トンとなった。輸入天然ゴム製品の60%は隣接する広西省の企業と商人によるものであり、残る数量は中国北部の市場向けである。

5月中には、国境に接する広西省の企業と商人はより集中的にモンカイ=東興国境ゲートからの新収穫期の天然ゴム製品輸入が予測され、前収穫期より5-8%の価格上昇が見込まれている。

現在、中国顧客の20%が混合ゴム(SVR3Lを原料とする)を要求しており、価格は24,000NDT/トンである。

モンカイ市にある混合ゴム加工所の幾つかは要求に応えるため生産活動を強化している。しかし、一日の出荷高は3事業所の合計で350トンであり、その中で中国側の輸入量は一日600トンである。出荷量が少ないのは必要とされる副材料の不足に因る。

若木の天然ゴム樹液への中国の需要も高い。含有率70%樹液の価格は現在19,500NDT/トンである。輸入者の殆どは国境ゲートから交通の便の良い広西省、広東省の市場。現在、天然ゴム生樹液の輸出量は少なく、一日100トンであり、その4-5倍の需要がある。

http://cafef.vn/20120507115748647CA52/gia-cao-su-xuat-khau-sang-trung-quoc-cao-nhat-5-thang.chn

ベトナム工業生産、2年来の低さ

2012-05-05 00:09:50 | 経済

ベトナムの株価(VNインデックス)は1月の底値から今日までの4ヶ月足らずで35%ほどの上昇を見せています。インフレ率の低下が株価上昇の大きな要因であるようです。しかしこの間、企業の生産活動は何ら改善されてはいない、ということでしょうか。

         「Industrial output hits two-year low」

中央統計局の報告によれば、年初4か月間の工業生産指数(IIP)は前年同期比で4.3%増となり、過去2年間で最も低い数値となった。

景気後退局面にあtt2010年と2011年の同時期の指標はそれぞれ7.9% と10%であった。

工業生産高全体の75%を占める加工業と製造業は、第1四半期には僅か3.8%の成長に止まった。昨年の同時期には12.4%であった。

加工業と製造業の中では、セメント、車両運搬具、鉄鋼、セラミック、電気ケーブルの指標が昨年同期に比べ6.5%から27%減少した。
鉱業は2.6%更に上昇を見せた。
水道とガス生産は14%上昇した。

統計局の専門家ブークアンハーは、これを国内と海外市場の消費需要減少の結果としている。

「工業生産者は生産を減少させる原因となった在庫の増加に苦しんでいる」と彼は説明する。

加工業と製造業の消費指数は4月1日時点で3.5%の上昇でしかなく、その結果在庫指数は32.1%となり前年同期の3倍以上となっている。

いくつかの工業製品は高い在庫数値が報告されており、プラスチック102.2%、組み立て式鉄製品101.5%、果物・野菜の加工・保存94.8%等である。

ビール、水産品、飼料、自動車、バイク、衣料縫製、セメント、肥料の生産・加工も30%から60%の高い在庫となっている。

投資計画省は、年初4か月間の工業生産は、投入コスト、高金利、消費の減少、高い在庫率による多くの挑戦に直面していると語っている。

中小企業とその製造・加工業は最も脆弱であり、投資計画省は、5 - 5.6%のGDP成長を維持するためのキーファクターとして政府がこの分野の工業生産増大に焦点を当てるべきと主張している。
工業分野は昨年、GDPの約1/3に貢献している。

産業貿易省は、製品輸出拡大のため新たな消費市場の開拓と貿易プログラムのプロモートを試みている。

資金不足にもかかわらず、多くの生産者は依然として銀行から高金利での借り入れには消極的である。
専門家は、経済を加速させるための一環として事業の困難を軽減する再度の金利引下げを政府に呼びかけている。

http://vietnamnews.vnagency.com.vn/Economy/224094/industrial-output-hits-two-year-low.html

4月ハノイの消費者物価指数

2012-04-20 19:29:34 | 経済
今週初めサイゴンの旧国営デパート、THUONG XA TAXでコンバースの店を覗くと30%OFFの貼り紙があり、久し振りにスニーカーを買ってしまいました。

レタントン通り界隈の店も今月は客数が減っているとのことで、昨年までのインフレよりも今年は景気悪化が懸念されているようです。


           「ハノイの4月CPI、24ヵ月振りに下落」

4月のハノイの消費者物価指数下落は、食糧、食品分野の下落が顕著だった。

ハノイ統計局は、4月の消費者物価指数(CPI)を発表した。

長期間にわたる上昇が続いた後、ハノイの4月CPIは前月比0.03%下落、前年同月比では9.52%の上昇となった。

4月は8分野が対前月比で上昇したが、上昇数値は微細であり、下落した3分野は食品・飲食サービス(-0.65%)、居住・電気・水道・燃料・建設資材(-0.64%)、郵便・通信(-0.04%)。

今月の指標下落は、食糧・食品の下落が大きかったことに因る。

- 食糧:コメ価格の下落が強かったため、食糧分野は1.98%の下落となった。メコンデルタでの秋冬米の収穫が終わり単収が高かったため供給が豊富になったことが原因。

- 食品:食品分野は前月比0.79%の下落で、牛肉、魚・海産物等の価格は安定し微減。豚肉は他の食品よりも下落した。豚肉の汚染情報が豚肉に対し人々を慎重にさせた。

- 居住・電気・水道・燃料・建設資材の前月比0.64%下落の主要因は、4月1日よりガス料金が約6,000ドン/kg下落したことによる。これは近年にない値下がりで、現在の国内価格は一瓶395,000ドン(19ドル)~420,000ドン(20ドル)である。

http://cafef.vn/20120420120959222CA33/cpi-ha-noi-thang-4-giam-lan-dau-tien-sau-24-thang.chn

タイの第1四半期コメ輸出

2012-03-24 01:05:08 | 経済

    <タイのコメ輸出、ナイジェリアへの輸出増大も昨年比では大幅ダウン>

3月のコメ輸出はナイジェリアへのパーボイルド米販売(インドがデリバリーに失敗した後の)によって増加した。

「ナイジェリアからの最近の情報によれば、今年半ばに輸入税の引き上げが予定され、地元の輸入業者に輸入を急がせることとなったが、ナイジェリアへのパーボイルド米主要輸出国であるインドは期限内に輸送することができなかった」と、タイ米輸出協会のKorbsook Iamsuri会長は語った。

彼女によれば、3月の輸出は50万トンと予想され、これは第1四半期の輸出を150万トンに押し上げるものだ。

タイの1、2月のコメ輸出は100万トン225億バーツだった。これは昨年同期に比べ数量で47.4%、金額で31.9%の減少である。2ヶ月間の平均輸出価格はトン687ドルで昨年より18.5%上昇している。

しかし増加傾向にも拘わらず、第1四半期の輸出数値は昨年の306万トンには遙かに及ばないでいる。昨年は3月だけで114万トンを輸出している。

Korbsook女史は、新しい買付注文はマージナルなものに留まっており、殆どのバイヤーはパキスタン、インド、ベトナムの安いコメを選んでいる、と言う。

例えば、インドの5%白米はFOBベースで435 - 445ドル/トン、パキスタン460 - 470ドル/トン、ベトナム430 - 440ドル/トンである。

他方、タイの100%グレードB白米は565ドルで見積もられている。

今後の発展に関連してタイ精米協会の会長は、精米業者は政府に抵当スキームの精米引き渡し基準の変更を望んでいる、と語った。

彼らはfull-grain riceだけを引き渡し、精米工程での破砕米は保管することを望んでいる。

政府は現在、すべての精米加工されたコメを引き渡すことを要求している。これは破砕米の価格を上昇させ、また製麺業者などエンドユーザーに問題を引き起こしている。

「もし政府が精米業者にスキームでの関与を許し、破砕米を保存するならば、粒米の価格は上昇しなければならい。精米業者はコメ購入でのより高い流通性を得ることになるだろうし、一方で政府は破砕米の在庫による損失を減らすことができる」。

政府はこれまでに抵当スキームの下で800万トンのコメを保持している。

http://www.bangkokpost.com/business/economics/285586/rice-exports-improving-in-march-on-sales-to-nigeria