昨秋、ベトナムの窓口で見た定期預金金利は年14%でした。対USドルレートでドン安が進んだとしても年14%も下がることはなさそう、などと思いましたが、今は11%に下がっています。
先週サイゴンで聞いた話では景気は相変わらずで、金利は下がってもその効果が表れているとは感じなれい状況でした。
現在の公定レートは1ドル20,900ドン程度ですが、市場の金ショップでドルい交換してみると21,000ドン。然程ドン安が進んでいるわけではありません。
政府の下方修正されたGDP成長率は6%。インフレを抑えつつこれを達成することが果たして下半期に可能なのでしょうか。
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29日朝、投資計画省は年初6か月間の経済社会状況を発表した。
それによると今年上半期のGDPは昨年同期比4.38%増となり、第2四半期は予測値の4.5%を超える4.66%となった。(2011年上半期は2011年同期比5.57%)。
内訳は、農林水産分野が2.81%、工業・建設分野3.81%、サービス業5.57%。
また、2012年1月1日までの企業数統計が発表され、登記された54.1万社中44.8万社しか確認されていない。
2010年1月1日時点で5.3%(23,689社)が休止状態にある。
解散手続き中の企業数は31,425社で、その内ハノイが7,442社、HCM市13,222社、ダナン2,696社等である。92,710社が確認されていない。
年初6か月間に新たに設立された企業数は36,195社(1.25%減)で、資本金総計は232.5兆ドン(3.5%減)である。
解散企業と休止企業は4,110社と推測され、内610社が解散、3,500社が休止企業である。
6か月間の社会総投資額は431.7兆ドンで前年同期比10.1%の増加でGDP比34.5%。国有部門からの投資は6.8%増で36.8%を占め、国内民間部門の投資は18.1%増で占有率37.7%、外国直接投資は4.2%増で占有率25.5%となっている。
http://cafef.vn/2012062909012412CA33/gdp-ca-nuoc-6-thang-tang-438.chn
http://cafef.vn/2012062911392693CA33/de-tang-truong-665-thi-6-thang-cuoi-nam-gdp-tang-truong-728818.chn
ブルームバーグの日本語版にも関連記事が掲載されていました。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M6CWGR6TTDSY01.html