夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

高齢者講習の予備検査・認知機能検査

2016年09月21日 | その他

 運転免許の高齢者講習を受けた。

後期高齢者は、高齢者講習の前に講習予備検査を受けなければならない。

講習予備検査とは、認知機能検査のことである。

私が認知機能検査を受けるのは2度目である。

今回、検査を受けたのは5人。

大正生れの90歳が2人、84歳が1人、78歳が私の他に1人。

*最初に、当日の年月日、曜日、時刻を尋ねる問題がある。

*次に、耳、ライオン、オートバイ、にわとりなどの絵カードを16枚見せる。

それから、乱数表に1とか4などと示された数字に斜線を引く。

これは点数に関係なく、今示した絵カードの記憶を混乱させるためのものだ。

次に、さっき示した絵カードの名前を書く。

私は2度目の検査なので、カードの絵を忘れないように気を付け、乱数表には夢中にならないようにした。

前回は一つでも多く、数字に印をつけようと頑張っているうちに、カードの絵を幾つか忘れてしまった苦い経験があるからだ。

絵カードの検査のときは、はじめに検査官がこれは何ですかと、一つずつ尋ね、物の名前を確認していく。

ベッドの絵を示した時、90歳の一人が答えた。

「寝台です」   

私は驚いた。  「ベッド」という言葉になれて、純粋の日本語である「寝台」という言葉を忘れていたからだ。

大正生れの方は、戦争中に敵性語を使わないように教育されていたから、ベッドよりも寝台の方が身についていたのだろうか。

でも、カシオペアは寝台列車だ。ベッド列車とは言わないなどと余計なことを考えるので、肝心の絵カードの記憶がおろそかになる。

乱数表のあとに絵カードの名前を書く。

*次のテストは、体の一部、動物、乗り物、鳥などと、手がかりを示して、絵カードの名を答えるもの。

*最後のテストは白紙に時計を書き、長針と短針で時刻を書くもの。

今回のテストでは11時10分だ。前回も同じ時刻だったように思う。

これで認知機能検査は終了。

判定は3段階で評価される。

 

76点以上は「記憶力・判断力に心配ありません」

49点以上76点未満は「記憶力・判断力が少し低くなっています」

49点未満は「記憶力・判断力が低くなっています」

 

最低に評価されても免許証の更新はできるが、信号無視や一時不停止などの特定の交通違反を行った場合は医師の診断を受け、認知症と診断された場合は免許が取り消しになるとのこと。

私は幸い、上位の成績。

次の更新の3年後までは、認知症として運転免許証を取り上げられなくて済みそうだ。

  3年後のテストでは、危ないかも?

 

 ◎認知機能検査で使用する絵カードは、警察庁のホームページで紹介されております。

16枚一組の絵カードが4種類あります。 そのうちの一つが検査に使われます。

     ⇓  (警察庁のホームページより)

 https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/ninchi.html

 


パンの缶詰

2016年09月19日 | 日記

         9月19日(月)

何年か前に災害に備えて非常食を用意しておいた。

賞味期限が近づいたので、食べることにした。

パック入りのご飯だ。

これをレンジか、お湯で温めて食べるものだ。

俺はレンジで温めながら変に思った。

地震、台風、大雪などで電気やガスが止まったら、温めることができず、非常食が食べられないのではないかと。

だから、熱源を使わない缶詰が良いと思った。

そこで、パンの缶詰を買うことにした。

若田光一さんが乗ったスペースシャトルで、宇宙食として食べられたものだ。

ひとまず、6個購入。 今月は防災月間。

 

 

ご飯を作るのが面倒になってしまったら、パンの缶詰を食べようかなあ

 


押し絵 揚巻と助六

2016年09月15日 | 俺の女房は- - -

 

女房は歌舞伎に夢中だ。

銀座へ出かけて歌舞伎を観るのが好きだった。

しかし、今は年金生活。

銀座へ出かけるには出費が大変。

だから、年に一度、地方巡業の宇都宮公演に出かけるくらいになった。

様式美の集大成である歌舞伎は何もかも好きなのだそうだ。

好きが高じて歌舞伎役者を押し絵にして、羽子板を作ると言い出した。

電車でお師匠さんの所へ月に2回通い始めて、もう10か月にもなる。

花魁・揚巻(あげまき)の衣装やかんざしなどのパーツを作り、それを組み合わせていく。

かんざしは一本一本厚手の紙に綿をのせ、「絵絹」という布でくるみ、色をつけて作っている。

そして立体的に組み合わせる。

髪の毛は、すが糸で整えている。

伊達男・助六の刀の柄に、小柄を組み込むまで凝っているのだ。

細かな仕事で肩が凝ると言いながらも、押し絵の材料だらけの机で作業している。

役者の顔は難しいので、お師匠さんに描いていただいたそうだ。

女房が押し絵教室に出かけると俺は一人で昼食。

 女房が助六の押し絵を作る。

俺は助六寿司を食べる。

 

押し絵が八割ほど出来た。

これを羽子板に張り付けて出来上がりという。

俺は、カメラでパチリ。


豪華な衣装を着た揚巻


尺八を背負い刀を握る助六

 

助六寿司の語源(語源由来辞典より)

http://gogen-allguide.com/su/sukeroku.html

 


ギックリ腰の歩行訓練中に歌の本に逢う

2016年09月13日 | ギックリ腰


散歩の途中で見つけたカマキリ

          ギックリ腰の歩行訓練中に歌の本に逢う

 

ギックリ腰がまだ治っていない。 腰ばかりか膝も痛む。

歩くと痛さが増すし、苦痛は翌日まで影響する。

足が衰えないようにと家の周りを歩くようにしているが、500m程で疲れてしまう。

これではいけない。 自分の身体に鞭打って頑張ろうと思った。

妻がクルマで外出するときに同乗し、2キロ程先で降ろしてもらった。

こうすれば何が何でも家を目指して歩かなければならない。

街へ出かけてクルマを降りた。

ゆっくり歩いた。

そのうちにヨタヨタ歩きになってしまった。

少し歩けば、喫茶コーナーのあるスーパーがあるはずだ。

歩道をヨタヨタ歩む。

道路を横切らなければスーパーへ行けない。

いつもなら、何の苦も無く横切る道路なのに、慎重に構える。

何台も何台もクルマを見送り、やっとのことで手をあげて道路を渡る。

スーパーの喫茶コーナーの椅子に腰を掛けて、缶コーヒーを飲みながら休憩。

すると、私のそばに見慣れぬ女性が近づいてきた。

そして、手作りの本を差し出し、「このテーブルに置いてください」と言って去った。

店員ではないようだ。

冊子を見ると、A4を二つ折りにし、10ページ程の物が4冊あった。

色紙に絵と筆書きの文章を書き、縮小コピーしたものや、ワープロで作成した俳句や和歌などが書かれている。

「朝顔」と題した本をめくった。

朝顔の俳句がたくさん書かれ、著名な作家の名が並ぶ。

芭蕉、一茶、蕪村、夏目漱石、正岡子規などだ。

 一つだけ私の知っている歌を見つけた。

千代女の「朝顔につるべ取れれてもらい水」である。

自作の俳句や仲間の句も書かれてあった。

 

別の冊子で室生犀星の「ふるさとは」に目がとまった。

色紙に花を描いて、筆で詩が書いてある。

 

     ふるさとは遠きにありて思ふもの

     そして悲しくうたふもの

     よしやうらぶれて 異土の乞食となるとても

     帰るところにあるまじや

     ひとり都のゆふぐれに

     ふるさとおもひ涙ぐむ

     そのこころもて

     遠きみやこにかへらばや

     遠きみやこにかへらばや

 

若いころは感傷的になって、繰り返し読んだ歌だった。

小冊子をしばらく読んだ。

地道に小冊子を作り、配布している人に感謝。

歩行訓練で外出したから、こんな良いものに出会えたと満足に思う。

30分程休んでから、家へ向かう。

休み休み歩き、ヨタヨタと玄関にたどり着いた。

 


敬老会

2016年09月11日 | まじめなブログ

 自治会から敬老会に招待された。

ホテルで昼食の接待あり。

地域有志の八木節の披露。

八木節を披露した方々は高齢者であるが、地元の伝統芸能の伝承に熱心である。

最後にカラオケで楽しむ。

敬老会への招待は、元は75歳以上が対象であった。

しかし、高齢化が進み、招待にかかる費用が増えるため、年々、年齢が引き上げられ、今年は78歳以上が対象である。

そして、徐々に80歳以上とする予定という。

市からは、お祝いとして商品券を頂いた。

自治会からは食事の接待を受け、記念品としてタオルを頂いた。

私の住んでいる自治会では、会費を集めて、街灯の設置やゴミステーションの管理、道路の清掃活動

や運動会などの費用に充てている。

敬老会の費用も会員の費用でまかなっている。

一方、自治会に加入しない人もおり、その数は年々増えてきている。

自治会費を納めず、自治会で管理しているゴミステーションを使用し、また、道路の清掃作業には協力しない。

彼らの中には、自治会費を納めなくても、敬老会に招待されるから、会費を納めなくても良いのだという人が出てきた。

  虫のいい話だなあ

このような事があるためか、今年からは、自治会加入者だけに招待状を出したとのことである。

当然のことと思う。

 今からでも自治会に加入されますようにと願う。

 

 


女房が 食事を 作ってくれない

2016年09月06日 | 俺の女房は- - -

女房が食事を作ってくれない

女房がお昼の用意をするのが面倒だから、今日は食べないことにすると、突然言い出した。

「毎日毎日、三度三度、食事の用意をしてきたが、今日はお昼作りをしない」と言うのだ。

俺は驚いた。そして困ったことになったと思った。

女房は最近、お昼は手料理をやめて、スーパーから助六寿司や煮物のおかずや、時には弁当を買って来るようになった。

食事を作るのが面倒なのだろう。

俺が用事で出かけて外食し、お昼に帰らないときは、食べていないそうだ。

結婚以来50年余り、食事は女房が作ってきたが、突然の宣言に困ってしまった。

止むを得ん。

今日のお昼は俺が作ることにした。

俺は料理の勉強を始めたが、ほとんどが失敗している。

ほぼ失敗しないのは「スパゲッティ」だけだ。

俺はスパゲッテイを作って女房にも食べさせることにした。

茹でたスパゲッテイを、市販のソースにからめるだけだから簡単だ。

これなら失敗しないで作れるのだ。

ああ!明日もまた、女房が食事を作らなかったらどうしよう。