女房は歌舞伎に夢中だ。
銀座へ出かけて歌舞伎を観るのが好きだった。
しかし、今は年金生活。
銀座へ出かけるには出費が大変。
だから、年に一度、地方巡業の宇都宮公演に出かけるくらいになった。
様式美の集大成である歌舞伎は何もかも好きなのだそうだ。
好きが高じて歌舞伎役者を押し絵にして、羽子板を作ると言い出した。
電車でお師匠さんの所へ月に2回通い始めて、もう10か月にもなる。
花魁・揚巻(あげまき)の衣装やかんざしなどのパーツを作り、それを組み合わせていく。
かんざしは一本一本厚手の紙に綿をのせ、「絵絹」という布でくるみ、色をつけて作っている。
そして立体的に組み合わせる。
髪の毛は、すが糸で整えている。
伊達男・助六の刀の柄に、小柄を組み込むまで凝っているのだ。
細かな仕事で肩が凝ると言いながらも、押し絵の材料だらけの机で作業している。
役者の顔は難しいので、お師匠さんに描いていただいたそうだ。
女房が押し絵教室に出かけると俺は一人で昼食。
女房が助六の押し絵を作る。
俺は助六寿司を食べる。
押し絵が八割ほど出来た。
これを羽子板に張り付けて出来上がりという。
俺は、カメラでパチリ。
豪華な衣装を着た揚巻
尺八を背負い刀を握る助六
助六寿司の語源(語源由来辞典より)
http://gogen-allguide.com/su/sukeroku.html
私も、趣味で 作りました。今は クロス 刺繍
一段落で
何もして居ないですが、
又 押絵 作りたくなりました。 私は 歌舞伎
ノ押絵 はしてなくて
作って 見たいです。。。。
俺のことは頭にないと思うけど、ご飯だけでも作ってくれれば、まあいいや。
女房にも聞かせました。せめてもの抵抗です。