夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

押し絵 揚巻と助六

2016年09月15日 | 俺の女房は- - -

 

女房は歌舞伎に夢中だ。

銀座へ出かけて歌舞伎を観るのが好きだった。

しかし、今は年金生活。

銀座へ出かけるには出費が大変。

だから、年に一度、地方巡業の宇都宮公演に出かけるくらいになった。

様式美の集大成である歌舞伎は何もかも好きなのだそうだ。

好きが高じて歌舞伎役者を押し絵にして、羽子板を作ると言い出した。

電車でお師匠さんの所へ月に2回通い始めて、もう10か月にもなる。

花魁・揚巻(あげまき)の衣装やかんざしなどのパーツを作り、それを組み合わせていく。

かんざしは一本一本厚手の紙に綿をのせ、「絵絹」という布でくるみ、色をつけて作っている。

そして立体的に組み合わせる。

髪の毛は、すが糸で整えている。

伊達男・助六の刀の柄に、小柄を組み込むまで凝っているのだ。

細かな仕事で肩が凝ると言いながらも、押し絵の材料だらけの机で作業している。

役者の顔は難しいので、お師匠さんに描いていただいたそうだ。

女房が押し絵教室に出かけると俺は一人で昼食。

 女房が助六の押し絵を作る。

俺は助六寿司を食べる。

 

押し絵が八割ほど出来た。

これを羽子板に張り付けて出来上がりという。

俺は、カメラでパチリ。


豪華な衣装を着た揚巻


尺八を背負い刀を握る助六

 

助六寿司の語源(語源由来辞典より)

http://gogen-allguide.com/su/sukeroku.html