2016-04-29(昭和の日)
那須塩原市の道の駅に隣接する「青木周蔵那須別邸」を見学
明治21年建築の洋館は、国指定重要文化財
今は、若葉に囲まれている
別邸の前は菜の花畑
菜の花の小道を歩く
道の駅「明治の森・黒磯」のカフェで休憩
ショートケーキは大きくて
一人で食べるのは無理?
2016-04-29(昭和の日)
那須塩原市の道の駅に隣接する「青木周蔵那須別邸」を見学
明治21年建築の洋館は、国指定重要文化財
今は、若葉に囲まれている
別邸の前は菜の花畑
菜の花の小道を歩く
道の駅「明治の森・黒磯」のカフェで休憩
ショートケーキは大きくて
一人で食べるのは無理?
今回の男の料理教室は缶詰を使った料理だ。
4人グループで4種類の料理を作ることになった。
イワシ、サンマ、ホタテ、ツナの缶詰を使った料理を4人で分担するのだ。
俺はイワシの缶詰料理を受け持つことにした。
イワシ缶で、つみれ汁を作るのだ。
ビニール袋にイワシと豆腐、ショウガ、ネギ、小麦粉、片栗粉を入れて、もみ込みながら材料を混ぜ合わせた。
これで、つみれのだんごを12個作った。
4人グループだから、一人分は3個である。
鍋に大根、人参、しめじ、などを煮込んで、醤油で味付けした。
それから、つみれを入れて煮込み、小松菜を加えて、さっと煮て出来上がりだ。
俺は四つのお椀につみれ汁を分けた。
一人分につみれを3個ずつ分けるようにした。
しかし、12個入れたはずのつみれは、くずれてしまっては7個しかない。
つみれのにぎり方が、甘かったのかも知れない。
俺は三つのお椀に2個ずつ入れ、あとの一つのお椀には1個だけ入れた。
あとはくずれてしまった、つみれらしきものを、適当に分けた。
まず、俺は2個入ったお椀を自分の席の前に置いた。
あとの三人の誰かが、1個しか入っていないお椀をとるだろう。
他の仲間が作った、サンマかば焼き缶のやながわ、ホタテと大根のサラダ、ツナじゃがを調理台兼食卓に並べた。
皆で、いただきますをして食べ始めた。
つみれ汁の中はどろどろして中が見えない。
俺は、つみれを食べようとして、お椀に箸を入れて探した。
ところが、つみれのかたまりが一つも入っていない。
さっき、鍋からお椀によそったはずの、つみれがなくなっている。
お箸で、つみれにさわった瞬間に、くずれてしまったのだ。
くずれて、三分の一ほどになったかたまりを見つけた。
これも箸でつまんだら、くずれて形がなくなった。
大根、人参、しめじ、小松菜の形は分かるが、かんじんの「つみれ」がないのだ。
お椀の中は味噌を入れていないのに、とけてしまったつみれが、濃い味噌の色をしているのだ。
俺はお椀を持って、どろどろにとけてしまったつみれの汁を飲んだ。
まずいが、自分が作った料理だ。
俺は、まずさをこらえて全部飲み込んだ。
隣の席の男が、「これは何という料理か」と俺にたずねた。
俺はぶあいそうに「イワシのつみれ汁」と、こたえた。
男は、つみれがどこにあるのかと、お椀の中を箸で探していた。
女房は友達と鎌倉旅行に出かけた。
北鎌倉駅から鎌倉駅まで歩いて、寺巡りをするそうだ。
俺は朝早く、女房をクルマで駅まで運んだ。
今日は昼も夜も、俺一人で食べなければならないのだ。
しかし、俺は女房がいないから、寂しいどころか、うれしいのだ。
こんなときは、女房に干渉されることなく、思いっきり料理の練習ができるからだ。
さて、スーパーへ買い物に出かけようとしたが、昨日から痛みだした腰がまだ痛む。
安静が必要だ。外出をひかえなければならない。
俺はお昼を食べようと冷蔵庫を探したが、ろくなものがない。
仕方がないから、残りご飯で、おかゆを作ることにした。
材料は、ご飯と水とダシと卵が一つあればよい。
土鍋でおかゆを作ろうとしたが、土鍋がどこにあるか分からない。
やっと一番上の戸棚の奥で見つけた。
めったに使うことがないから、奥にしまったのだろう。
腰が痛いときは探すのも容易なことではない。
土鍋にご飯を少し入れてから、水をたっぷり入れた。
ぐずぐずと煮たってきてから、粉末のダシを入れてかき混ぜて蓋をした。
それから卵をといて入れた。
火を止めて、むらして出来上がりだ。
おかゆを、お茶碗へよそり、赤いイクラをトッピング。
いろどりが良いので俺は満足。
食べてみた。以外にも美味しい。
女房がいなくたって、俺は一人で食べていけるぞと、おさじで、おかゆを口へ運ぶ。
そしてほほえんだ。俺は満足だ。
しかし、ふたくち、みくちまでは良かったが、さらに食べていくと、何だか変な気持ちになった。
柔らかいおかゆだ。これは介護食ではないか。
歯がなくなっても、食べられそうだ。
噛む力が弱っても、口から胃袋の中に流すことができそうだ。
いつか俺は、こんなどろどろのおかゆしか食べられなくなる日がくるかも知れないのだ。
俺は気持ちが沈んできた。
食べ終わってから、ガスレンジを見た。
土鍋から吹きこぼれたおかゆの汁が、レンジの周りにたまっている。
俺はぼろきれで拭き取ったが、まだ汚れが目立つ。
女房が帰ってくるまでに洗っておかなければならない。
気持ちが沈むなあ。
女房は今頃、鎌倉のレストランで、めったに食べられない美味しいランチを、友達とにこやかに食べているだろうなあ。
スーパーで食材を見てまわった。
俺はもしもに備えて、どこで何を売っているか勉強中なのだ。
パスタ売り場を見たら、通常の半分サイズのスパゲッテイがあった。
小さい鍋でもできるように工夫されているのだろう。グッドアイデアだ。
しかし、長いものより割高なのだ。半分サイズが欲しければ、二つに折ればよいのだ。
パスタソースを探した。二人用としてアルミのような袋に入っている。
女房はいつもこれを買ってきていた。
俺は缶入りのものを見つけた。
缶詰だから袋入りよりも新鮮さが保たれると考えた。
今日のお昼は俺が作るぞと張り切る。
女房には、決して口出しなどさせないように料理を始めた。
俺は胴長の中に網の入ったパスタ鍋で、お湯を沸かした。
いつもなら、スパゲッティの長さに合わせて、水を上までいっぱい入れるが、水は半分にした。
ガス代も水道代も節約できるのだ。
俺は思う。女房は主婦歴50年なのに、こんな単純な節約法を知らぬのかと。
俺はスパゲッティを半分に折った。
俺は得意になって、半分に折ったスパゲッティを鍋に入れ、タイマーを9分に合わせた。
男の料理教室の先生は、塩を入れると高温になり、美味しくなると教えてくれたが、俺は減塩に努力しているから、塩は入れない。
これでも充分美味しくできていたからだ。
麺が煮えるまでに、ピーマンとしめじを炒めようと思ったが、フライパンに問題があるのだ。
俺は先日、女房の留守中に、一食69円のスパゲッティを作ろうとしてフライパンを空だきし、テフロンを全部壊してしまった前科があるのだ。
だから、新しいテフロン加工のフライパンは使わせてもらえないのだ。
女房は俺が新しいフライパンンを使うのではないかと、にらみをきかせている。
俺は壊れたフライパンに油をひくことにした。
せめて、少しは贅沢にと、菜種油でなく、エキストラバージンオリーブオイルという、名前を聞くだけでも高級そうな油を、壊れたフライパンに流した。
ニンニクを入れて、ピーマンとしめじを炒めた。
ソーセージも炒めようとしが、冷蔵庫にないのでやめた。
タイマーがチンと鳴ったので、鍋の中の網かごを引き上げ、麺をフライパンに移し、軽く炒めた。
これで出来上がりだ。
そして、やっと道具の名前を覚えたトングというピンセットのようなもので、二つの皿に分けた。
ミントをトッピングすれば良いのだが、ないからやめた。まあ、上手に出来たと思う。
女房がテーブルについた。
俺は自慢のスパゲッティのお皿を並べ、一席演説。
「スパゲッティを二つに折るだけで、ガス代も水道代も節約できるのだ。
それにソースは、袋入りよりも缶詰のほうが鮮度が良いはずだ」と、50年主婦の前で演説。
さて、いただきますをしてから、いつものようにフォークで麺をくるくる巻いて食べようとした。
半分に折られたスパゲッティは、フォークに巻き付かないのだ。
短かい麺は、フォークに巻き付かない。
これでは、口元へ運べない。
それで、麺をフォークですくってみたが、口の中にまとめて入れることが出来ない。
仕方がないから、ウドンのように、すすりながら食べた。
唇がソースでべとべとに濡れた。気持ちが悪い。
やっぱり、スパゲッテイは長い方が良い。
ガス代、水道代の節約演説をした俺は、ショボンとしおれてしまった。
今度は、女房の演説が始まった。
「二つ折りにしたことは、初めてのことだから仕方がない。
けれども、缶入りのパスタソースを、私は長い間使ってきた。
空き缶はそのままごみ袋へ入れると、ごみが多くなる。
空き缶は紙袋のようにはつぶせない。
ごみ袋は有料だから、袋代が高くつく。
それで、ソースは袋入りを使うことにして、ごみを少なくしているのだ。
女房はごみを少なくするため、缶入りソースを買わず、袋入りを買ってきていたのか。
知らなかったなあ。
女房は新鮮な缶詰ソースの味よりも、ごみ袋代が気になるのだ。
我が家では、最近まで、女房は料理を作る人。俺は食べる人。
しかも、先人の教えを守り、俺は台所をのぞかなかったから、缶詰のソースを使っていたことを全く知らなかったのだ。
お役人さんに年金を削られたから、
ガス代・水道代を節約しようとして、考えたことだったのだが、
だめだったなあ。
御 柱 祭
信州諏訪大社の御柱祭に出かけた。数えで7年に1度開かれる祭という。
前回は祭り見物をしようとしたが、ホテルがとれなくて断念。
今回は旅行会社のツアーに参加。
4月3日は下社の木落しをする35度の急坂を車窓見物し、4日は上社の木落しを観覧した。
桟敷席は対岸の河川敷なので、離れすぎている感じだ。
私の隣の席の埼玉県から来たという老人は、元、諏訪大社の近くに住んでいたので、御柱祭に参加したことがあると話した。
この方の話によると、祭には各家から一人が出て、木落しや里曳きなどの作業をするとのことである。
しかし、彼の家では、親が仕事の都合で出られないため、中学生のときに、家の代表として出たことがあるという。
大木を曳くときに、テコで向きを操作する作業や、木遣り歌を歌ったそうである。
昔は木落坂の周囲は木が茂っていたが、観光客のために切り払い、見通しをよくしたとのこと。
この方のおかげで、祭の知識を得ることができ、幸いであった。
(メドデコから綱を伝って降りる人)
ラッパが鳴り響き、木遣り唄が流れた。
勇ましい掛け声とともに、木落坂の上に御柱が曳かれてきた。
柱の前方と後方に2本ずつ、「メデトコ」というツノのようなものが取り付けられ、人が登っている。
木遣り唄が聞こえてきた。高く澄んだ声だ。
隣の老人は、木を曳く掛け声や祭りの騒々しい中では、普通の発声では聞き取れないので、かん高い声で唄うとのこと。
唄は御柱を曳くときの合図であるという。
御柱の側に高い梯子が立てられた。
梯子に人が登り、曲芸が披露された。拍手が起きる。
ラッパが勇ましい曲を流す。御柱が坂からせり出して止まった。
木遣り唄が唄われ、大勢の掛け声とともに、御柱が落とされた。
斜度27度の坂を滑り落ちた。
大勢の人が乗ったメデトコに取り付けられた綱を、巧みにあやつり、倒れないように下っていく。
(坂を滑り落とされた御柱)
感動的な木落としを見て、ツアー客集合場所の茅野市民会館へ戻った。
会館前で木遣り唄を披露している人がいた。
短い歌だ。もっとも、木挽きの合図として唄うのだから、短くてよいのだろう。
聴衆は拍手をしながら、アンコール、アンコールと騒ぐ。
これに応えて木遣り唄の名人は唄をくりかえす。
80歳を超えている人のようだが、かん高い元気な歌声が響く。
(木遣り唄の名人 - - ブログ掲載承諾済み)
※ユーチューブをお借りしました。
4月3日、真田氏ゆかりの地を巡り、諏訪湖湖畔の旅館に宿泊。
旅館には御柱祭の曳き綱が展示されていた。
明日は、諏訪大社で7年に一度行われる御柱祭に出かける。
優雅な夕食を楽しむ。記念にカメラに収めた。
(お品書き)
① 光付 (安曇野産葉わさび糸がき)
② 前菜 (彩り胡麻豆腐、白身錦糸巻、手長海老旨煮、珈琲花豆)
③ お造り (信州サーモン、信濃雪鱒、牡丹海老)
④ 鍋物 (鶏鍋;鶏肉、鶏つみれ、鍋野菜彩々)〈竹匙は鶏つみれ〉
⑤ 煮物 (金目鯛幽庵蒸し、零余子海老真丈、青味、餡)
⑥ 焼物 (国産牛肉アスパラ巻き)
⑦ 蒸し物 (茶碗蒸し;蟹みぞれ蒸し、柚子餡)
⑧ 揚げ物 (諏訪湖産公魚の香揚げ、ほたて磯辺あられ、青味、檸檬)
⑨ 食事 (白飯、宿坊こんぶ) ⑩ 椀物 (信州の赤だし、やわらか豆腐、きのこ)
⑪ 香物 (三種盛)
⑫ 水菓子 (プチケーキ、果物)
2016-04-03
真田氏ゆかりの地を巡る
上田城址公園の桜は満開
上田城の櫓
植木鉢にも六文銭
観光会館の真田幸村像
信州上田真田丸大河ドラマ館
真田氏歴史館
(真田幸隆の肖像)
デパートの食品売り場で、秋田名産「ぎばさ」を売っていた。海藻の一種だ。
俺は秋田に住んでいた少年時代に食べたことがある。ねばねばした食感があったことを思い出した。
食べたいが調理法が分からないので買わずに帰った。そこで、秋田在住の弟にメールで問い合わせたら、①みそ汁に入れる。②酢味噌で和えるとのこと。さっそく買うに出かけた。
店員に尋ねると、春先にしか入荷しないとのことだ。4パック売っていたので全部買いたいが、ちょっと気が引けるので、後の人のために1パックだけ残してきた。
ぎばさは粘りが強い。箸で取り分けようとしたら糸が引き、なかなか切れない。
秋田に住んでいた60年前は、母親がひじきに似たぎばさを、まな板に載せ、包丁で叩くように切っていたように思う。叩いていると粘りが増してきたように記憶している。
今回、デパートで買ったぎばさは、少年時代のものとは感じが違う。すりつぶして、ねばねばになったものが売られているようだ。
俺はまず、みそ汁に入れてみた。ほのかに磯の匂いがする。
酢味噌を入れて練ると、とろろ芋よりも粘り気がある。これをご飯にのせて食べると美味しい。
納豆にも入れてみた。ねばねば同士で相性がよい。
ただの味噌や、からし酢味噌、ゆず味噌、田楽味噌などでも試してみた。
俺の舌に一番合うのは、からし酢味噌だ。それに納豆に入れるのもよい。
酒の肴にしてみた。箸でつまむと粘りが強くて、糸が長く引くので食べにくい。
毎朝毎夕,ぎばさだ。今日も買うに出かけようかな。
女房は食べ飽きたというので、俺一人で楽しもう。春先だけしか売られていないからだ。
何度かデパートの食品売り場へ行って、気が付いたことがある。
4時になると、なま魚や刺身のパックに、「50円引き」「100円引き」などのシールが貼られる。
6時になると、さらにそのシールの上に「100円引き」「200円引き」などのシールが重ねて貼られる。
そして、それを待つかのように、売り場をうろうろしているお母さんたちがいる。値引きのシールが貼られるのを待っているのだ。
給料は上がらない。年金は下げられる。主婦は節約のために、値引きの時刻を待っているのだ。
そして、俺もその仲間になっていた。
さて、デパートへ出かけようか。
200円引きの時刻にまだ早いか。
女房がケイタイに変なメールがきたという。
誰か知らないアドレスの人からだ。
メールアドレスは、ほんの数人の人にしか知らせていないので、心当たりがない。
「おはようございます。携帯変えたよー! 体調悪そうだったけど----どう?(>_<)
寒い日が続いてるし、辛くなったら無理しないでちゃんと休んでね! 4月にはまたご飯でも行こうね」
女房は体調が悪いわけでもないし、仕事をしているわけでもない。友達同士でランチに出かけるものの、いわゆるご飯に行くことはない。
女房のケイタイのアドレスは、長くて複雑に設定しているから、簡単に入力できないはずだ。
だから、他人と間違ってメールしたとは思われない。
新手の詐欺メールではないかと推測した。
うかつに返信ボタンを押すと、相手にメールアドレスが知られる。
アドレスが知られると、次は悪意のあるメールが来るだろう。
機械でランダムに文字を組み合わせ、誰かのメールアドレスと一致すると、送信される仕組みがあることを聞いたことがある。
昨年は女房と俺のケイタイにも「使用料金請求」とか「最終勧告」とかと、金銭を請求するメールがあったが、無視したので被害はなかった。その後、しばらく迷惑メールはなかった。
「ご飯でも行こう」などと、表現は柔らかいが、悪意が隠されたメールだろう。
うかつに返信したら、大変な目に遭わされていたと思う。
メールが届いてから10日も経ったがそれきり、メールも電話もない。
新手の詐欺メールか?
ご用心!! ご用心!!
《 追 記 》
参考になるブログを見つけました。
同じ文面の迷惑メールを受けた方のブログです。
対応の仕方が参考になりました。
http://tmiyu2.blog.fc2.com/blog-category-6.html